ほとんどが1~3回の鍼治療で改善を目指せます
「魔女の一撃」とも呼ばれるぎっくり腰。動けないほどの激痛にパニックになる方も多いですが、ご安心ください。私たち専門家にとって、ぎっくり腰に鍼灸が非常に相性のよいことは、長年の臨床でも強く実感していることです。
渋谷中医メディカル鍼灸院(旧 東京・中国鍼灸健身院)を訪れる患者様の多くは、数回の施術で大きな変化を実感されます。なかには施術後に歩きやすさがかなり改善し、そのままご自身で帰られる方もいらっしゃいます。
西洋医学の痛み止めや湿布だけでは数週間かかることもある回復を、鍼の力で大きく短縮できる可能性があります。
ぎっくり腰は「そのうち治るだろう」と我慢するより、早めに適切な施術を受けることが大切です。

医療機関での診断と併用して受けられる鍼灸治療
ぎっくり腰は急性腰痛の通称であり、その背景には筋肉・筋膜・靭帯・関節・椎間板など、さまざまな要因が関わります。当院では、病院での診断や治療を妨げることなく、必要に応じて併用しながら鍼灸治療を受けていただけます。
特に、 足のしびれが強い、力が入りにくい、発熱がある、転倒後に痛めた、安静でも激痛が続くといった場合には、まず整形外科などでの評価が重要です。
そのうえで当院では、中国鍼灸により筋けいれん、炎症、循環不全に働きかけ、急性腰痛の改善を目指します。
なぜ鍼が「その場」で効くのか?
当院の鍼治療がこれほどまでに即効性を持ちやすいのには、明確な理由があります。
- 天然の痛み止め「エンドルフィン」の分泌
- 刺鍼により、脳内からモルヒネ様作用を持つ「エンドルフィン」や「エンケファリン」の分泌が促され、激痛をその場で鎮めやすくなります。
- 筋けいれんの強制解除
- 激痛の原因は、筋肉が防御反応で異常に硬くなる「筋スパズム」であることが少なくありません。深部のツボを刺激することで、このロックを物理的・神経的に解除していきます。
- 炎症の早期吸収
- 鍼刺激により患部の循環が変化し、損傷した組織の修復を助けます。これにより、回復しやすく、再発しにくい状態づくりを目指します。
ぎっくり腰は、単に「腰が痛い」というだけではなく、強い痛みと異常な筋緊張が悪循環を起こしている状態です。当院では、鍼でその悪循環を断ち切ることを重視しています。
鍼の鎮痛作用は、「ゲートコントロール理論」と呼ばれる神経学的な仕組みでも説明されることがあります。これは、鍼による刺激が痛みの伝達を調整し、脳へ伝わる痛みの信号を抑制するという考え方です。(参考: 日本医事新報社)
健身院の「攻め」の治療プロセス
当院では、患者様の状態に合わせ、鍼・吸い玉・整体を組み合わせて多角的にアプローチします。
- Step 1
横向き・座り姿勢での施術
激痛でうつ伏せになれない方でも大丈夫です。最も楽な姿勢を探り、まずは痛みを逃がす施術から始めます。
- Step 2
主要なツボへのアプローチ
「大腸兪(だいちょうゆ)」「腎兪(じんゆ)」に加え、お尻の奥深くにある「秩辺(ちっぺん)」などを使い、腰全体の緊張を解いていきます。
その時もっとも反応の強い圧痛点(阿是穴)も含め、状態に応じてツボを選びます。
- Step 3
補助療法の併用
鍼に微弱な電流を流す「電気パルス」や、深部の鬱血に働きかける「吸い玉(カッピング)」、ズレた関節を微調整する「中国整体(推拿)」を必要に応じて併用します。
- Step 4
再発予防まで見据えた調整
その場の痛みを和らげるだけでなく、腰全体の緊張や身体の使い方も整え、再発しにくい状態を目指します。
よくある質問:ぎっくり腰の不安に答えます
- 痛すぎて動けません。無理にでも行ったほうがいいですか?
- はい。放置して寝ているだけでは、炎症が長引き、慢性腰痛やヘルニアに移行するリスクが高まります。タクシーを利用してでも早めに鍼を受けることが、最短の改善への道になることがあります。
- 病院のレントゲンで「異常なし」と言われましたが、まだ痛いです。
- ぎっくり腰の多くは筋肉や筋膜、靭帯の微細な損傷であり、レントゲンには写らないことがあります。私たちは「画像」ではなく、あなたの「筋肉のこわばり」や「ツボの反応」を診て治療します。
- お風呂で温めてもいいですか?
- 発症直後は炎症が強いため、長湯は避けてください。温めすぎるとかえって痛みが強まることがあります。まずは当院で炎症を抑える処置を受けるのが先決です。
治療実例:克服への軌跡
当院ではこれまで、突然の激しい腰痛で動けなくなった方にも多く施術を行ってきました。以下はその一部です。
- 鍼治療実例─1
患者40歳男性
症状クシャミをしたら、腰に激痛を感じて動けなくなりました
朝、洗面のときにクシャミをしたら、腰に激痛を感じて動けなくなりました。もともと慢性的な腰痛があったそうです。歩けないため、タクシーで来院されました。診察してみると、腰を反らすことが難しく、脊柱の両側の筋肉がけいれんして硬くなっています。この状態ではうつ伏せになれないので、まず横向きで施術しました。鍼治療によって腰の筋肉のけいれんを解き、さらに吸い玉と中国整体術を施します。1回の治療で腰の激痛が嘘のように消えて、腰を曲げることもできるようになりました。腰椎の疲労がぎっくり腰の原因と思われ、引き続き治療の必要があるため、現在も通院中です。
- 鍼治療実例─2
患者30代女性
症状床に落としたボールペンを拾おうとして、突然、腰に激痛が走ったのだそうです。しばらくは、立ち上がることもできないほどの痛みだったといいます。 湿布を貼っても治らず、立つだけでもつらいというので来院されました。ぎっくり腰を起こしたのは今度が二回目だといいます。最近、腰がひどく重く感じられる。鍼灸治療を試してみようと思っていた矢先の発症でした。
治療経過: 触診してみたところ、腰椎の2番目と3番目の間がずれています。そのため、周囲の筋肉を圧迫して激しい痛みを生じていました。 腎兪、大腸兪(ともに腰にあるツボ)の他、指で押して痛みを感じる場所(圧痛点)にも鍼を打つなど50分ほど施術しました。治療が終わって、試しに立ち上がってもらったところ、 すんなりと立つことができたので 大変喜んでいただきました。鍼治療がただ一度の治療でたちどころに効果を発揮するというのは、知らない方にはにわかに信じられない話かもしれませんね。しかし、私たち施術者にとっては不思議でも何でもないのです。この患者様の場合は、あと1〜2回も通っていただければ、痛みが消えて完治するはずです。
ぎっくり腰を防ぐ「養生訓」
一度治っても、根本的な原因(生活習慣)が変わらなければ再発します。以下の習慣がある方は「予備軍」です。
- 中腰での作業が多い
- 荷物を持つときは必ず膝を曲げましょう。
- 柔らかすぎるベッド
- 寝返りが打ちにくく、腰に負担が集中します。
- 長時間の運転・デスクワーク
- 1時間に一度は立ち上がり、腰まわりを軽く動かすことをおすすめします。
関連する痛み・しびれ症状
当院は「中国鍼灸・健身院」として渋谷で開業26年、上海で研鑽を積んだ中国医師が施術を行っており、院長は40年、副院長は34年の臨床経験を有しています。
ぎっくり腰と関連の深い、腰や下肢の痛み・しびれについては、以下のページでも詳しく解説しています。
参考文献・参考情報
当院の治療は、中医学の理論を基盤としつつ、現代医学の知見も踏まえて行っています。症状の背景を多角的に捉え、適切な施術につなげています。
- 『鍼灸治療学(上海中医薬大学)』:急性捻挫・腰痛に対する「遠隔操作(足のツボ等から腰を治す)」の効果と即効性。
- ゲートコントロール理論:鍼刺激が痛みの伝達を調整する神経学的メカニズム (参考: 日本医事新報社)
- 『現代中国鍼灸臨床全書』:数千例の臨床データに基づく、急性腰痛への鍼灸の有効率(90%以上)。
- MSDマニュアル家庭版:腰痛
- WHO Benchmarks for the practice of acupuncture
ぎっくり腰は「早く治療すれば早く治る」病気です。
「そのうち治るだろう」と我慢せず、40年のキャリアを持つ私たちにお任せください。
あなたのその痛み、私たちができる限り早い改善を目指して対応します。
この記事の監修・執筆者

院長 朱錫龍(シュ・シロン)
鍼灸歴40年 /
上海中医薬大学卒 元主治医
はり師:第137701号 /
きゅう師:第137515号

副院長 姚依文(ヤオ・イーウェン)
鍼灸歴34年 /
南京中医薬大学大学院修了 医学博士
はり師:第115967号 /
きゅう師:第115884号
