顔面けいれんの症状と早期治療の重要性
顔面けいれんは、顔面神経が何らかの刺激を受けることで起こる不随意の筋肉収縮です。 最初は目の周りがピクピクする眼輪けいれんから始まり、進行すると頬や口角に広がります。 症状が悪化すると、顔の歪みや精神的なストレスを引き起こし、日常生活に大きな影響を及ぼします。
【症状の進行例】
早期治療によって進行を食い止めることができるため、初期症状の段階での治療開始が非常に重要です。
顔面けいれんに特化した独自技術「十字刺法(じゅうじしほう)」
当院では、顔面けいれんの治療のために独自に体系化した「十字刺法」を用いて施術を行っています。
十字刺法とは
病変の中心となる一点(阿是穴など)を軸に、上下・左右の四方向から鍼を施す独自の刺鍼法です。症状が出ている場所を強く刺激するのではなく、周囲から気血の流れを動かし、神経や筋の過剰な反応を整えていくことを目的としています。
なぜ「十字」に刺すのか?
中医学には「通即不痛(通じれば痛まない)」という考え方があります。十字刺法では、一点を中心に気血を四方へ動かすことで、滞った流れを強力に“通す”ことを目指します。 単なる局所刺激にとどまらず、「点で捉え、線で巡らせ、面として効かせる」という中医学思想に基づいています。
【重要】強い刺激は与えません
顔面けいれん治療において、患部への強い刺激は禁物です。当院では電気パルス(通電)は行わず、手技のみで丁寧に施術します。
十字刺法による3つの作用
1 神経過敏の鎮静
けいれんの背景にある過剰な神経反応を、周囲から穏やかに調整します。 刺激を強めずに、興奮の波を落ち着かせます。
2 血流・循環の改善
顔面の局所循環を整え、神経・筋の回復環境をつくります。 冷えや緊張の影響を受けやすい方にも重要なポイントです。
3 筋緊張のリセット
けいれんに伴うこわばり・引きつりをゆるめ、表情筋が自然に働ける状態へ導きます。 日常のストレス負荷も軽くしていきます。
皆さまのご参考になるように、当院での具体的な症例を次章でご紹介しましょう。
治療実例の紹介
各症例では、患者様の状態や治療経過、そして最終的な改善状況を具体的に示しています。実際の回復事例を知ることで、当院の施術がどのように有効であるかをご確認いただけます。
- 治療実例─1(軽症)
患者45歳 女性
症状右まぶたのピクピク
発症期間:1ヶ月 治療回数:2回
治療経過:
1回目の施術後に症状が半減し、2回目で完全に消失。
- 治療実例─2(軽症)
患者38歳 男性
症状ストレスによる左眼輪けいれん
発症期間:2週間 治療回数:2回
治療経過:
鍼灸施術で神経の興奮を抑え、生活習慣の指導を行った結果、2回で完治。
- 治療実例─3(中程度)
患者52歳女性
症状症状発症当初は時おり左のまぶたがけいれんする程度で、あまり気にしなかったといいます。その後、けいれんの範囲が口角まで広がり、特に仕事などで強いストレスがかかった時にけいれんが激しくなりました。
治療経過:
発症後6年で当院を受診されました。特に仕事などで強いストレスがかかった時にけいれんが激しくなりました。来院された時には殆ど目を開けない状態で、顔面が引き攣って、顔が歪んで見えました。顔面に浮腫ができてめまいがあり、患った側の顔が痒く、舌が腫れるなどの症状が起きていました。半分は諦めの気持ちだったとのことですが、10回の治療が終わる頃には症状が目に見えて軽くなってきました。完治を図るため、さらに10回通っていただきました。その後は再発もなく、笑顔が戻りました。
- 治療実例─4(中程度)
患者53歳 女性
症状症状左顔面のけいれんで、仕事が忙しくなってきたら、けいれんの回数が数えきれないほど増えたそうです。
治療経過:
顔面のけいれんが始まって8年経過した後の来院でした。来院されたときは、肉体的にも精神的にも酷く落ち込んだ状態でよく眠れないとのことでした。特に左目周辺のけいれんが強いため、口角が右に引っ張られて歪んでいる状態でした。当院で10回の鍼治療を受けたことによって、けいれんの頻度が減り始め、その後も計25回の治療を続けたことで、半年かかりましたが完治しました。
- 治療実例─5(中程度)
患者38歳女性
症状右顔面の筋肉が激しくけいれんするようになりました
治療経過:
3年ほど前から突然、右顔面の筋肉が激しくけいれんするようになりました。原因は不明で、注射などいろいろ試しましたが、時間がたつにつれて症状が酷くなっていき、精神的な苦痛もあったということです。来院されたときには右目のまぶた、右顔面の筋肉の強いけいれんによって、軽度の筋肉萎縮が見られる状態でした。5回目の治療で、症状が徐々に回復し始め、けいれんの回数が減っていきました。12回の治療でけいれんはほぼ止まり、15回で完治しました。長い治療の道のりでした。
※この病気の鍼治療では強い刺激を与えるのは禁物ですので、電気パルスは行ないません。症状が軽いと一回で治る場合もありますが、最長でもおよそ一年で治癒しています。
顔面けいれん改善のための生活習慣と注意点
鍼灸治療の効果を維持し、再発を防ぐためには、日常生活の工夫が重要です。
【生活習慣のアドバイス】
- 顔の冷えを防ぐ(マスクやホットタオルの使用)
- 十分な睡眠と休息の確保
- ストレスをため込まないためのリラクゼーション習慣
- カフェイン・アルコールの摂取を控える
まとめ
顔面けいれんは放置すると、日常生活に大きな支障をもたらす疾患です。
当院では、豊富な臨床経験をもとに患者様一人ひとりに合わせた施術を行い、自然な笑顔を取り戻すお手伝いをしています。
ご相談・ご予約
顔面けいれんの専門治療は、中国鍼灸・健身院にお任せください!
早期治療が症状改善の鍵となります。お気軽にお問い合わせください。
治療コース・料金の目安
顔面けいれんの治療では、50分コースをお勧めしています。
- 初診料:2,200円(税込)
- 中医鍼灸コース(50分):
7,200円(税込) /
61,200円(10回券・15%OFF)
詳しくは治療コース・料金表をご覧ください。
よくあるご質問
- ボトックス注射を受けていても鍼治療は可能ですか?
- はい、可能です。ボトックスの効果を補完したり、薬の効果が切れてくる時期の不快感を和らげるために鍼治療を併用される方が多くいらっしゃいます。
- 電気を流す鍼(パルス)は行いますか?
- 当院では、原則として電気は使いません。顔面けいれんは神経が過敏になっている状態のため、強い電気刺激を避け、当院独自の「十字刺法」による繊細な手技で鎮静を図ります。
- どのくらいの頻度で通えばよいですか?
- 症状の程度によりますが、初期は週1〜2回程度、落ち着いてきたら間隔を空けていく形が一般的です。お一人おひとりの状態に合わせて最適なプランをご提案します。
患者様の声
当院をご利用された患者様より、たくさんの喜びの声をいただいておりますので、ここでその一部をご紹介いたします。
関連する神経症状
当院は「中国鍼灸・健身院」として、渋谷で開業26年、上海で研鑽を積んだ中国医師が直接施術を行っています。
院長は40年、副院長は34年の臨床経験を持ち、難治性神経疾患の鍼灸治療を数多く行ってきました。
当院では以下の神経症状にも鍼灸治療を行っております。
参考文献・参考情報
この記事の監修・執筆者

院長 朱錫龍(シュ・シロン)
鍼灸歴40年 /
上海中医薬大学卒 元主治医
はり師:第137701号 /
きゅう師:第137515号

副院長 姚依文(ヤオ・イーウェン)
鍼灸歴34年 /
南京中医薬大学大学院修了 医学博士
はり師:第115967号 /
きゅう師:第115884号


