三叉神経痛は鍼を打つ場所と手技が重要

三叉神経痛の鍼灸治療

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顔に電気が走る激痛…
それは三叉神経痛かもしれません

三叉神経痛は、顔に電気が走るような激しい痛みを繰り返す神経疾患で、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。中国の古代医書、『備急千金要方』『針灸資生経』などにも治療の記載があるなど、古来、鍼治療で鎮痛を目的に用いられてきました。特に40代以降に見られやすく、男性より女性にやや多い傾向があります。

健身院では、中国医師による中医学の考え方に基づく高度な手技により、三叉神経の走行や顔面の筋肉・血流の状態を考慮しながら鍼灸治療を行っています。

三叉神経痛に対する鍼灸治療のイメージ|中国鍼灸・健身院

次のような症状がある場合、三叉神経痛の可能性があります。

  • 洗顔や歯磨きで顔に激痛が走る
  • 食事のたびに顔が痛む
  • 風が当たるだけで痛い
  • 会話するだけで電気が走る
  • 顔の片側に突然強い痛みが出る
  • 歯科で異常がないと言われたのに痛みが続く

三叉神経痛は、時間の経過とともに痛みの頻度が増したり、持続時間が長くなったりすることがあります。洗顔・歯磨き・食事・会話など、日常の何気ない刺激で強い痛みが誘発されることもあるため、早めの対応が重要です。顔の痛みや違和感が続く方は、お早めにご相談ください。

※ 顔のしびれ、感覚低下、麻痺、見え方の異常、痛み方がいつもと違う場合には、まず医療機関での診察をおすすめします。

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三叉神経痛とは

三叉神経とは、脳幹と顔の各部をつなぐ神経で、三つに枝分かれしていることからこの名があります。顔の痛み、冷たさ、熱さ、触れた感覚などを脳に伝える大切な役割を担っています。この三叉神経に生じる神経痛が三叉神経痛で、顔に焼けるような痛みや、電気が走るような激痛が起こるのが特徴です。

三叉神経痛には、原因がはっきりしない特発性のもの(原因不明で40〜70歳代の女性に多く発症)と、脳腫瘍・脳動脈瘤・帯状疱疹・神経炎などの疾患に伴って起こる続発性のものがあります。特に中高年に多く見られ、日常生活に強い影響を及ぼすことがあります。

三叉神経痛の主な特徴

① 痛みが出る場所

三叉神経痛の多くは顔の片側に起こります。特に第2枝(頬のあたり)や第3枝(下あご)に出やすく、歯の痛みのように感じられることもあります。顔の右側に比較的多く見られるのも特徴です。

② 痛みの性質

発作的に起こる激痛、電気で刺激されたようなピリピリした痛み、引き裂かれるような鋭い痛みが特徴です。数秒から数十秒続くことが多いですが、時間の経過とともに発作の間隔が短くなり、痛みが強くなることもあります。

③ 痛みの誘因

洗顔、歯磨き、食事、会話、風に当たることなどの軽い刺激でも痛みが誘発されることがあります。鼻や口の周囲、眉のあたりを触れただけで痛みが出る場合もあり、日常の行動そのものが負担になってしまうことがあります。

④ 日常生活への影響

痛みを避けるために洗顔や食事をためらうようになったり、会話を控えるようになったりする方も少なくありません。痛みが続くことで精神的な負担も大きくなり、表情がこわばったり、疲れ切って見えることもあります。

三叉神経痛の一般的な治療

病院では通常、三叉神経痛に対して、抗てんかん薬(カルバマゼピンなど)、神経ブロック、手術(神経血管減圧術)などが検討されます。

しかし実際には、

  • 薬の副作用で眠気やふらつきがつらい
  • 痛みが完全には消えない
  • できれば手術は避けたい

といったお悩みでご相談に来られる方も少なくありません。

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三叉神経痛に対する当院の鍼灸治療

中国医学では三叉神経痛を「面風痛」と捉え、外からの邪気やストレス、体内バランスの乱れなどが関係すると考えます。当院では、中国医師による中医学の理論に基づき、局所の痛みだけでなく、体全体の状態も確認しながら施術を行っています。

当院では、独自に採用している平衡鍼灸学の考え方をもとに、痛みの状態に応じて鎮痛を目的としたツボや、透刺法などの鍼技術を組み合わせて施術します。顔面だけに限定せず、神経の興奮や筋緊張、血流の状態も考慮しながら、痛みの軽減と日常生活の改善を目指します。

また、病院での検査や治療を妨げることなく、併用しながら鍼灸治療を受けていただくことも可能です。顔の強い痛みが続く方、薬だけでは不安がある方もご相談ください。

なぜ当院の中国鍼灸は三叉神経痛に対して選ばれているのか

① 三叉神経の走行に沿った中国鍼

三叉神経は、眼神経・上顎神経・下顎神経の3つの枝に分かれて顔に広がっています。当院では神経の走行に沿って、迎香、四白、下関、顴髎、地倉などの経穴を使用し、神経周囲の血流を改善しながら痛みの軽減を目指します。

② 首・後頭部から神経を調整

三叉神経痛の患者さんには、首の強い緊張や後頭部の血流の滞りが見られることがあります。そのため当院では顔だけではなく、頸部・後頭部・肩にも鍼を行い、神経の圧迫や緊張の緩和を図ります。

③ 中国医師による豊富な臨床経験

当院では上海で研鑽を積んだ中国医師が施術を行います。院長は鍼灸歴40年、副院長は鍼灸歴34年・医学博士で、神経症状に対する施術経験を積み重ねてきました。

④ 全身のバランスを整える中国医学

三叉神経痛は、痛みが長く続くことで自律神経の乱れ、睡眠の質の低下、ストレスの悪循環につながることがあります。そのため当院では手足のツボも使用し、体全体のバランスを整える治療を行います。

これまで三叉神経痛で来院された方の中には、痛みの軽減や日常生活の改善を実感される方が多くいらっしゃいます。症状の程度や経過には個人差があるため、実際の施術方針はお身体の状態を確認したうえでご提案しています。

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三叉神経痛の症例

以下は来院例の一部です。症状の程度や経過には個人差があり、同様の結果を保証するものではありません。

治療実例─1

患者60代・女性

主訴歯も異常ないのに顔が激痛

経過右の頬から上顎にかけて電気が走るような激痛が突然出るようになり、歯磨きや食事のたびに痛みが走る状態でした。歯科では異常がなく、その後脳神経外科で三叉神経痛と診断。薬を服用していましたが眠気やふらつきが強く来院。施術を重ねる中で、触れるだけで出ていた痛みが軽減し、食事や会話がしやすくなったと実感されています。

治療実例─2

患者50代・女性

主訴風が当たるだけで激痛

経過左頬に突き刺すような痛みが突然出るようになり、風が当たるだけでも激痛が出るため外出が怖くなったとのこと。脳神経外科で三叉神経痛と診断され、薬でも痛みが残るため来院。施術後、痛みの強さが徐々に軽減し、現在は再発予防を目的に通院されています。

治療実例─3

患者70代・男性

主訴食事のたびに電撃痛

経過右下顎に強い電撃痛があり、食事のたびに痛みが出るため食事が困難になり体重も減少。病院では薬を服用していましたが改善せず、「できれば手術は避けたい」とのことで来院。施術を続ける中で食事中の痛みが大きく軽減しました。

治療実例─4

患者40代・女性

主訴洗顔で顔に電撃痛

経過洗顔時に右鼻横から頬にかけて電気が走るような痛みが出るようになり、歯科では異常なし。その後神経内科で三叉神経痛と診断。薬の眠気が強く来院されました。施術を継続する中で痛みの頻度が減少し、仕事にも支障が少なくなったとのことです。

治療実例─5

患者60代・男性

主訴話すだけで激痛

経過左頬からこめかみにかけて激痛があり、会話するだけで痛みが走るため人と話すことが怖くなっていました。薬を服用していましたが痛みが残るため来院。施術後、日常生活の痛みが大きく軽減し生活しやすくなったと話されています。

※症状の程度や経過には個人差があります。

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三叉神経痛の鍼灸治療でよくあるご質問

三叉神経痛は鍼灸で改善が期待できますか?
三叉神経痛は個人差がありますが、顔面の筋緊張や血流、神経の興奮状態を整えることで、痛みの頻度や強さが軽減するケースがあります。当院では、中国医師による中医学の視点から全身状態も含めて施術方針を組み立てます。
病院に通いながら鍼灸治療を受けても大丈夫ですか?
はい。病院での検査や治療を妨げることなく、併用しながら鍼灸治療を受けていただくことも可能です。強い痛みや原因精査が必要な場合には、まず医療機関での診察をおすすめすることもあります。
どのようなときに痛みが出やすいですか?
洗顔、歯磨き、食事、会話、風に当たることなど、顔への軽い刺激で痛みが誘発されることがあります。日常生活に支障が出る前にご相談いただくことが大切です。
鍼は痛いですか?
使用する鍼は非常に細く、刺激の感じ方には個人差がありますが、強い痛みを感じることは多くありません。気になる場合は施術中に刺激量を調整できます。
何回くらいで変化が見られますか?
症状の程度や発症からの期間によって異なりますが、比較的早い時期から変化を感じる方もいれば、回数を重ねながら徐々に軽減していく方もいます。初回に状態を確認したうえで目安をご案内します。
手術をすすめられているのですが、鍼灸治療は可能ですか?
医療機関での診断や治療方針を踏まえながら、併用の一つとして鍼灸を検討される方もいらっしゃいます。現在の症状や治療状況を確認したうえで対応を検討します。
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三叉神経痛セルフチェック

以下は受診の目安としてのチェック項目です。診断ではありませんが、当てはまる項目が多い場合は三叉神経痛の可能性があります。

  • 顔の片側に突然、電気が走るような痛みがある
  • 数秒〜数分の強い痛みが繰り返し起こる
  • 歯磨き・洗顔・食事で痛みが出る
  • 会話しただけで顔に激痛が走る
  • 風が当たるだけで痛みが出る
  • 歯科で異常がないと言われた
  • 痛み止めや薬で十分に楽にならない

3つ以上当てはまる場合は、早めのご相談をおすすめします。

治療回数の目安と通院ペース

三叉神経痛の治療回数は、発症からの期間や症状の強さによって異なります。

発症初期(1〜2か月)

目安:5〜8回
痛みの頻度が少ない場合は、比較的早く改善することがあります。

中等度(3〜6か月)

目安:8〜12回
痛みの発作が繰り返し起こる状態で、数回の施術で痛みの軽減を実感される方もおり、徐々に発作の頻度が減ることが期待されます。

慢性化(半年以上)

目安:12〜20回
神経が過敏になっていることが多く、少し時間をかけて改善していくことが多いです。

初期は週1〜2回、症状が落ち着いてきたら2週間〜1か月に1回のメンテナンス治療をおすすめしています。

治療コース・料金の目安

三叉神経痛の治療では、50分〜70分コースをお勧めしています。

  • 初診料:2,200円(税込)
  • 中医鍼灸コース(50分):
    7,200円(税込) /
    61,200円(10回券・15%OFF)
  • 中医鍼灸コース(70分):
    8,800円(税込) /
    74,800円(10回券・15%OFF)

詳しくは治療コース・料金表をご覧ください。

関連する神経症状

当院は「中国鍼灸・健身院」として、渋谷で開業26年、上海で研鑽を積んだ中国医師が直接施術を行っています。

院長は40年、副院長は34年の臨床経験を持ち、難治性神経疾患の鍼灸治療を数多く行ってきました。

当院では以下の神経症状にも鍼灸治療を行っております。

この記事の監修・執筆者

院長 朱錫龍

院長 朱錫龍(シュ・シロン)
鍼灸歴40年 /
上海中医薬大学卒 元主治医

はり師:第137701号 /
きゅう師:第137515号

副院長 姚依文

副院長 姚依文(ヤオ・イーウェン)
鍼灸歴34年 /
南京中医薬大学大学院修了 医学博士

はり師:第115967号 /
きゅう師:第115884号