突発性難聴の中国鍼治療

中国鍼灸の技で完治
※上海中医薬大学附属病院元主治医

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中医の力で突発性難聴を改善へ

鍼治療の効果が特に現れやすい疾患のひとつに「突発性難聴」があります。当院では、2000年の開院以来、突発性難聴の治療に力を注いできました。これまでに約3,000人の難聴患者様に施術を行い、そのうち92%にあたる2,714人に明確な改善が見られています。

突発性難聴は、人口100万人あたり年間275人が発症し、特に50〜60代に多く見られる病気です。難聴に加えて耳鳴りを伴うことが多く、約半数の患者様には強いめまいも現れます。早期治療が回復の鍵となります。気になる症状がある方は、ぜひお早めに当院の専門家へご相談ください。

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実際に改善された突発性難聴の症例

各症例では、患者様の状態や治療経過、そして最終的な改善状況を具体的に示しています。実際の回復事例を知ることで、当院の施術がどのように有効であるかをご確認いただけます。

鍼治療実例─1

患者45歳女性(学校講師)

主訴突然の左耳難聴、耳鳴り、軽いめまい。発症から7日経過し、病院で突発性難聴と診断されたが、処方されたステロイド剤では改善が見られなかった。

治療中医学による診察の結果、舌の色が赤く、厚い舌苔が確認されたため、「肝胆邪火(かんたんじゃか)」と診断。ストレスによる肝の過剰な働きが、耳の症状に影響していると判断し、以下の施術を実施しました。

1. 清肝瀉火:肝の火を鎮め、イライラや耳鳴りの症状を緩和。

2. 去痰通竅:気の流れを改善し、耳の閉塞感を解消。

主に耳周囲のツボ(翳風、聴宮)と、ストレス緩和に効果的な太衝や行間などを選穴。

結果1週目(計6回治療)は集中的に施術し、耳の詰まり感が軽減し、熟睡できるように改善。2週目は2日に1回のペースで施術を継続し、耳鳴りと難聴が大幅に軽減。3週目は症状の様子を見ながら調整し、難聴はほぼ解消、耳鳴りもわずかに残る程度に。治療開始から3週間で、左耳の難聴はほぼ解消。現在は週3回のメンテナンス治療により、元気にお仕事へ復帰されています。

鍼治療実例─2

患者48歳男性(耳鼻科医師)

主訴右耳の難聴と金属音のような耳鳴り。診察中に突然右耳が聞こえにくくなり、本人の診察でも突発性難聴と判断。ステロイド剤やビタミン剤による治療を受けたが、改善せず、専門的な治療を求めて当院を受診。

治療舌診の結果、舌が赤く薄い舌苔が認められたため、「腎精虚損(じんせいきょそん)」と診断。加齢や慢性的な疲労による腎エネルギーの不足が原因と判断し、以下の治療を実施。

1. 補益腎精:腎の機能を補強し、全体的な体力と聴覚の回復を促進。

2. 通竅醒神:耳周辺の通りを改善し、耳の働きを正常化。

耳周囲のツボ(翳風、聴宮)と、腎機能を補うための太渓、腎兪などを組み合わせ、計10回の施術を行いました。

結果5回目は耳鳴りが明らかに軽減し、夜間の睡眠状態が改善。10回目は聴力検査で約50%の回復が確認され、耳鳴りはほとんど消失。患者様ご自身も「自分が患者となり、鍼の効果を実感した」とおっしゃっており、今後も定期的なメンテナンスで健康状態を維持されています。

鍼治療実例─3

患者40歳女性

主訴2ヶ月前に突然左の耳が聴こえなくなり、しかも、高音性の耳鳴を伴う、病院で突発性難聴といわれ、 点滴や高圧酸素療法、星神経節ブロックなど治療を受けました。症状はすこし軽くなったようです。 来院時、左耳は大きい音が聞こえますが、言葉が聞き取れない、音割れと音響きを感じ耳、鳴りもします。

治療患者様は精神的イライラしていて、体がちょっと太りぎみで、足には少しむくみがあり、舌の苔が厚くて粘っこい。中医学の理論に基づき、実証と判断しました。

結果鍼灸治療が開始してから5回目で音割れや音響きが改善され、耳鳴りも小さくなり、難聴も改善されました。10回目の鍼治療が終わったごろには音割れ音響きが完全に消え、声もよく聞き取れるようになりました。残りは耳鳴りのみです。 現在も続いて健身院に通院中です。

鍼治療実例─4

患者41歳女性会社員

主訴ここ二週間前から右の耳が塞がった感じをして、聴こえも少し悪い。発症から直ぐ病院で検査し、鼓膜や聴力に異常が見つからなかったという。でも、耳の閉塞感がますます強くなり、鍼が効くと友人の紹介で来院した。

治療患者様はちょっと体が太め、頭が重く、全身が怠く感じる、足には少し浮腫み、舌の苔が白くて厚い、舌質紅、脈は弦滑。 治療法:除湿去痰開竅(痰と湿気を取り除く)1日1回、最初の三日間は連続、そのあと1日置きで鍼灸治療する。

結果3回目で耳の閉塞感が軽減し、10回終わる頃、閉塞感がなくなり、足の浮腫みも消え、体がかなり軽く元気が戻ったという。 補足:鍼治療は一人ひとりの症状にあわせて、一番ふさわしい施術法を選ぶ必要がある。表里、虚実、寒熱、陰陽を弁証する上で選穴し、刺灸法を決める。 ここでツボを選んだわけを簡単に説明する。手足少陽経は耳の前後をめぐっている。そのため手少陽経の翳風、足少陽経の聴会などを遠近配穴として取り、少陽の経絡の通りを良くする。 突発性難聴といっても、いろんなタイプがございます。 タイプを見極める事が大事ですね。

鍼治療実例─5

患者50代 男性 K様

主訴先月より、突然右耳が聞こえなくなり、耳鳴りも併発しました。耳鼻科で診断を受けたところ、突発性難聴とされ、ステロイド剤の点滴治療を行いました。原因は不明ですが、前立腺がんの薬を服用しているため、免疫力の低下が一因と考えられます。

治療突発性難聴は、中医学の理論に基づき、「虚症」と「実症」に分類されます。この症例は、ホルモン剤の長期投与による「腎精消耗」が原因で、精気が耳まで届かないことで突然の難聴が引き起こされた「虚症」に該当します。したがって、治療方針としては「補益腎精」を採用し、腎精を補うことで体質の改善を図り、全身の滋養を促進して免疫力を向上させることを目指しました。

結果初回と2回目の治療では大きな変化は見られませんでしたが、3回目の治療後から耳鳴りの症状が軽減し始め、5回目の時点ではほとんど耳鳴りを感じなくなりました。7回目には聴力が回復し、11回目の治療で完全に耳が聞こえるようになりました。適切な診断と治療が重要であることを改めて感じました。現在は免疫力を高めるため、前立腺の治療も併せて当院に通院されています。

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突発性難聴とは

突発性難聴は、突然片耳が聞こえにくくなる症状を呈する病気です。原因は完全には解明されていませんが、ストレス、血流障害、自己免疫異常、ウイルス感染などが関与していると考えられています。

こんな症状がある方は要注意

• 片方の耳が突然聞こえなくなった

• 耳が詰まったような違和感がある

• 「キーン」や「ジー」といった耳鳴りがする

• ふらつきやめまいがある

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健身院の鍼治療が選ばれる理由

• 38年以上の臨床経験

 長年の実績に裏付けられた確かな技術で、安心して治療をお受けいただけます。

• 約3,000名の実績と治癒率92%

 多くの患者様から信頼をいただき、確実な回復を実現してきました。

• 個別対応のオーダーメイド治療

 中医学の理論に基づき、各患者様の体質や症状に合わせた最適な施術を実施します。

• 柔軟な通院計画

 毎日1回、ワンクール10回の基本治療プランに加え、通院が難しい方にはスケジュールを調整しながら治療を継続できます。

 

突発性難聴でお悩みの方へ—今すぐご相談ください 「もう治らないかもしれない…」と諦める前に、専門的な鍼治療をお試しください。早期治療こそが回復の鍵です。

健身院では、あなたの大切な聴こえを取り戻すために、全力でサポートいたします。

まずはお気軽にご相談・ご予約ください。