脳に活力を届ける中国鍼灸

非薬物療法の一つとして注目されています

アルツハイマーの鍼灸治療

なぜ「中国鍼」が認知機能に作用するのか?

中医学では、アルツハイマー病を単なる「脳の病気」ではなく、加齢による「腎精(じんせい)」の不足、脳への栄養不足、気血循環の低下、そして老廃物である「痰湿(たんしつ)」の蓄積、強いストレスや不眠などが複雑に関係していると考えます。

健身院の中国鍼は、頭部の特定のツボへ精緻な刺激を与えることで、自律神経を調整し、脳の血流改善を促します。これにより、睡眠の質の向上や情緒の安定を引き出し、全身の気血循環を改善、脳が本来持つ働きをバックアップする環境を整えます。

脳血流・海馬へのアプローチ

頭部への刺鍼により脳循環を促進。最新研究でも支持される海馬周囲の活性化を目指します。

自律神経と睡眠の改善

深いリラックス効果により睡眠の質を高め、脳の老廃物排泄と修復をサポートします。

情緒の安定(BPSD対策)

不安感、抑うつ、イライラを緩和。穏やかな日常生活とご家族の負担軽減に寄与します。

当院では、一人ひとりの気血の状態を見極め、全身の循環を整えることで脳機能を総合的に支えます。

このような症状にお悩みではありませんか?

アルツハイマー病は早期のアプローチが重要です。以下のようなサインが見られたら、中国鍼灸が力になれるかもしれません。

記憶と判断の低下

物忘れ・繰り返しの質問

同じことを何度も聞く、しまい忘れが増えた、集中力が落ちたと感じる。

情緒・性格の変化

怒りっぽさ・不安感

以前より怒りっぽくなった、不安や抑うつが強い、表情が乏しくなった。

睡眠・生活リズム

不眠・昼夜逆転

夜眠れない、夜間に歩き回るなど、生活リズムが乱れ始めている。

コミュニケーション

会話の減少

言葉がすぐに出てこない、会話が減り、周囲との交流が難しくなってきた。

健身院は、脳・神経系疾患(ALS、重症筋無力症、顔面麻痺等)の豊富な実績を背景に、難病に立ち向かう患者様を支えます。

症例①

患者70代女性

主訴会話が減り、無気力になった

治療2年前より物忘れが増え、同じ話を繰り返すようになった。最近ではテレビを見ても反応が乏しく、一日中ぼんやり座っていることが増加。病院でアルツハイマー型認知症と診断され、内服治療中。初診時は表情も乏しく、家族への返答も短い状態だった。中医学的には「腎精不足・気血両虚」と判断。百会・四神聡・神庭など頭部穴に加え、足三里・三陰交・太渓を用いて全身調整を行った。週2回の治療を継続。

結果3か月後には、自ら会話に加わる場面が増え、家族から「最近は昔の話を自分からするようになった」との報告があった。半年後には散歩への意欲も戻り、表情の改善がみられた。

症例②

患者80代男性

主訴夜間せん妄と不眠が強かった

治療夕方以降に落ち着きがなくなり、「家に帰る」と言って外へ出ようとする症状が出現。夜間不眠も強く、家族が疲弊していた。病院ではアルツハイマー型認知症と診断。睡眠薬を使用していたが、昼間のふらつきが問題となっていた。中医学では「痰濁阻竅・心神不寧」と判断。頭部の醒脳開竅法に加え、内関・神門・安眠穴などを使用し、自律神経調整を重視した。治療開始後2週間で夜間覚醒が減少。

結果1か月後には「夜に歩き回る回数が減った」と家族が実感。3か月後には昼夜逆転も軽減し、介護負担の軽減につながった。

症例③

患者70代女性

主訴食欲低下と抑うつを伴った

治療認知症進行後より食欲が低下し、「何もしたくない」が口癖となっていた。体重減少も認め、外出も拒否。中医学的には「脾胃虚弱・気血不足」と判断。百会・印堂・四神聡に加え、中脘・足三里・脾兪など消化機能改善を目的とした治療を行った。治療開始1か月頃より食欲が徐々に改善。

結果2か月後には家族と近所へ買い物に出るようになり、笑顔も増加。家族からは「以前より反応が穏やかになった」との声があった。

症例④

患者70代男性

主訴怒りっぽさと興奮症状が目立った

治療認知症発症後より感情コントロールが難しくなり、些細なことで怒鳴ることが増加。家族との関係も悪化していた。病院では進行性アルツハイマー型認知症と診断。中医学では「肝陽上亢・痰火擾心」と判断。頭部穴に加え、太衝・合谷・神門を使用し、精神興奮を抑える治療を行った。1か月後には怒声頻度が減少。

結果3か月後には家族との会話が穏やかになり、デイサービスへの拒否も軽減した。家族からは「家の空気が変わった感じがする」との感想があった。

症例⑤

患者60代女性

主訴初期アルツハイマー型認知症と診断された

治療仕事中のミスや約束忘れが増え来院。病院で軽度アルツハイマー型認知症と診断された。「まだ普通に生活したい」という強い希望があり、薬物治療と併用して中国鍼灸を開始。中医学では「腎虚・脳髄不足」と判断。百会・四神聡・風池・太渓などを中心に施術。また、睡眠改善とストレス軽減も重視した。2か月後には睡眠状態が改善。集中力低下や疲労感も軽減した。

結果本人から「頭が少しすっきりする日がある」との言葉が聞かれた。現在も進行予防を目的に定期通院を継続中。

治療コース・料金のご案内

アルツハイマー病のような慢性・神経系疾患では、頭部治療と全身調整をしっかり行う必要があるため、70分〜90分コースを推奨しております。

  • 初診料:2,200円(税込)
  • 二箇所(70分):8,800円(税込)
  • 三箇所以上(90分):10,800円(税込)

関連する神経系疾患

中国鍼灸・健身院は、渋谷で開業26年。上海で研鑽を積んだ院長(臨床40年)、副院長(臨床34年)が、難治性疾患への挑戦を続けています。

参考文献・参考情報

当院の治療は、中医学の古典的知見と、最新の臨床研究データに基づき、科学的根拠(エビデンス)を意識した施術を心がけています。

この記事の監修・執筆者

院長 朱錫龍

院長 朱錫龍(シュ・シロン)
鍼灸歴40年 /
上海中医薬大学卒 元主治医

はり師:第137701号 /
きゅう師:第137515号

副院長 姚依文

副院長 姚依文(ヤオ・イーウェン)
鍼灸歴34年 /
南京中医薬大学大学院修了 医学博士

はり師:第115967号 /
きゅう師:第115884号