重症筋無力症の中国鍼治療

01

重症筋無力症(MG)とは?

重症筋無力症(Myasthenia Gravis, MG)は、自己免疫の異常により神経と筋肉の接合部(シナプス)での信号伝達が阻害され、筋肉の動きが弱くなる疾患です。
症状はまぶたの下垂(眼瞼下垂)、顔の筋力低下、飲み込みづらさ、手足の筋力低下、全身の倦怠感などがあり、特に夕方になると症状が悪化しやすいのが特徴です。
 西洋医学では、ステロイドや免疫抑制剤、血漿交換療法などが主に用いられます。
 中国鍼は、神経伝達を促進し、筋肉の機能回復をサポートする補助療法として効果が期待できます。
02

健身院の中国鍼による治療法

中国鍼は、日本の鍼よりも深部への刺激が可能で、神経や筋肉の働きを直接調整することができます。
 神経伝達を促進する鍼治療
 顔や首のツボ(攅竹、陽白、風池、天柱)に施術
 神経の伝達を改善し、筋力低下を防ぐ
 筋肉の回復をサポート
 手足のツボ(曲池、合谷、足三里)を刺激し、全身の筋力を調整
 鍼の刺激により、アセチルコリンの分泌を促進
 免疫のバランスを整える
 免疫系を調整するツボ(関元、足三里、太衝)を活用
 自律神経を整え、免疫過剰反応を抑える
 血流改善による疲労回復
 体内の「気・血」の巡りを改善し、全身の倦怠感を軽減
 神経や筋肉に十分な栄養を届ける
鍼治療実例─1

患者50代男性(眼瞼下垂と全身の倦怠感)

症状両眼のまぶたが下がり視界が狭くなり、夕方になると全身のだるさが強くなった。体力の低下を感じ、仕事に支障をきたしていた。

治療目元(攅竹、陽白)、首(風池、天柱)などに鍼治療を施し、神経伝達の改善を目的に顔面や頭部に重点的に鍼を行った。週2回、1ヶ月間の治療。

結果まぶたの開きが改善し、視界が広がるとともに倦怠感が軽減。仕事のパフォーマンスが向上した。

鍼治療実例─2

患者30代女性(食べ物の飲み込みづらさと発声困難)

症状食事中に飲み込みがしづらく、咳き込むことがあった。話していると声がかすれて、会話がしづらく、長時間話すのが困難になっていた。

治療首や咽喉周辺(天突、廉泉)に鍼を施し、全身の疲れを取るため手足や背中(曲池、足三里、肩井)にも施術。週1回、2ヶ月間の治療。

結果飲み込みづらさが解消され、発声がスムーズになった。日常生活での疲労感も軽減し、快適に会話できるようになった。

鍼治療実例─3

患者40代男性(筋力低下と手足のしびれ)

症状手足の力が抜けた感じが続き、筋肉が萎縮してきた。歩行時に足にしびれを感じることが多く、疲れやすかった。

治療手足のツボ(合谷、足三里、曲池)を中心に鍼を施し、筋力回復を促進。神経伝達を改善するために背中や腰部にも鍼を打った。週1回、3ヶ月間の治療。

結果しびれが軽減し、筋力が回復。歩行が楽になり、疲れにくくなった。

鍼治療実例─4

患者60代女性(目の下垂とまぶたの筋力低下)

症状まぶたが下がり、目が開きづらくなった。目の筋力低下を感じ、目を開けるのが辛くなり、顔面の表情が固まり疲れやすかった。

治療目元(攅竹、陽白)を中心に鍼治療を行い、目の筋肉を強化。目の周囲の血流を改善するために顔面全体にも鍼を施した。週1回、2ヶ月間の治療。

結果まぶたが上がりやすくなり、目を開けるのが楽になった。顔の表情が柔らかくなり、疲れにくくなった。

鍼治療実例─5

患者40代男性(全身の倦怠感と体力低下)

症状毎日のように疲れが取れず、全身のだるさを感じていた。仕事後や運動後に強い倦怠感を感じ、活動意欲が低下していた。

治療免疫バランスを整えるために腹部や背中(関元、足三里、肩井)に鍼を施し、自律神経の調整を行った。週1回、2ヶ月間の治療。

結果倦怠感が軽減し、体力が回復。仕事後や運動後も疲れにくくなり、生活の質が向上した。

03

健身院での治療のポイント

  早期治療が重要!
発症後、できるだけ早く施術を受けることで、筋力低下を防ぎやすい。
  継続治療で回復をサポート!
12回の施術を3ヶ月ほど続けると、安定した改善が見られることが多い。
  西洋医学との併用も可能!
ステロイド治療と併用することで、より効果的に症状を緩和できる。
 料金・ご予約について
 料金(税込)
1箇所(50分):7,700
2箇所(70分):8,800
3箇所以上(90分):10,800
 アクセス
東京都渋谷区渋谷1-24-5 ドクターズビル8F
 電話 03-3498-6788
 診療時間 11:0020:30
04

まとめ

健身院の中国鍼は、重症筋無力症による筋力低下や神経伝達の不具合を改善する治療に特化しています。早期治療と継続的な施術が回復を促進し、症状の改善が見込めます。