9月9日「重陽の節句」——中国医学が伝える秋の養生

先日9月9日は、中国古来の五節句のひとつ「重陽の節句」でした。陰陽思想において最大の陽数である「9」が重なるこの日は、古くから菊酒を飲んで長寿を願い、高い場所に登って邪気を払う行事が行われてきました。日本では少し影の薄い節句ですが、中国では「登高節」とも呼ばれ、いまも大切にされています。
中国医学では、9月に入ると「秋の深まり」が始まり、冬に備えて体の「陽気(体を温め、動かす力)」を守ることが重要になると考えます。
秋口に感じやすい不調のサイン
朝晩の気温差が大きくなるこの時季、次のような症状が出やすくなります。
- 朝晩の冷えで体がだるい・重い
- 疲れが抜けにくい・気力が湧かない
- 風邪をひきやすくなった・免疫力の低下を感じる
- 胃腸の調子が悪い・食欲の波がある
- 手足の先が冷える
中国医学ではこれらを、「気虚(エネルギー不足)」や「陽虚(体を温める力の低下)」のサインと捉えます。夏の疲れや冷房による内側の冷えが積み重なり、秋口に一気に表れやすくなるのです。
鍼灸で「気」を補い、冬に向けた体づくりを
健身院では、秋の養生として「気を補い、陽を温める」アプローチを大切にしています。
- 足三里(あしさんり):消化・吸収機能を高め、全身の気を補う代表的なツボ
- 関元(かんげん):下腹部に位置し、体を温め、生命エネルギーの基盤を強化する
- 命門(めいもん):腰部にあり、腎の陽気を補い、冷えの根本に働きかける
鍼灸の刺激によって血流を促し、自律神経のバランスを整えることで、体が本来持つ免疫力・回復力を引き出します。灸(お灸)を組み合わせることで、芯からの温めをさらに深めることも可能です。
「毎年この時季になると体調が崩れる」「冬の冷えがつらい」という方は、秋のうちから体づくりを始めることをおすすめします。
中国医学と西洋医学を融合した「平衡鍼灸学」
健身院の鍼灸師はいずれも中国の病院で医師として勤務した経験を持ち、西洋医学と中国医学を融合させた「平衡鍼灸学」に基づく施術を行います。症状の原因を多角的に捉え、体全体のバランスを整えることで、根本からの改善を目指します。
秋の養生・冷え症・免疫力の低下など、季節に関わるお悩みもお気軽にご相談ください。
副院長より
中国鍼灸・健身院について
中国鍼灸・健身院は、渋谷駅東口から徒歩3分、地下鉄B2出口から徒歩1分のドクターズビル8階にあります。
臨床歴40年の朱錫龍院長と、臨床歴34年の姚依文副院長が、患者さまの状態を確認しながら直接施術を担当します。
- 【住所】〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-24-5 ドクターズビル8F
- 【アクセス】JR渋谷駅東口より徒歩3分、地下鉄B2出口より徒歩1分
- 【電話番号】03-3498-6788
- 【平日】11:00〜21:00(最終受付19:30)
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- 【休診日】日曜・祝日