脂漏性皮膚炎でお悩みの方へ
「頭皮のフケが増えた」「顔や鼻まわりが赤くかゆい」「皮膚が脂っぽく、かさぶたのようになる」「薬を使うと落ち着くが、また繰り返す」――このようなお悩みはありませんか。
脂漏性皮膚炎は、頭皮、顔、鼻のまわり、耳のまわり、胸など、皮脂の分泌が盛んな部位に湿疹、赤み、フケ、かゆみ、肌のかさつきなどが現れる病気です。
皮膚科では、抗真菌外用薬や外用ステロイドなどを用いて治療することが一般的です。ただし、脂漏性皮膚炎は慢性的に繰り返しやすいため、薬物療法とあわせて、体調、ストレス、生活習慣を整えることも大切です。
中国鍼灸・健身院では、皮膚科での治療を継続しながら、中医学に基づく鍼灸で、皮膚のめぐり、代謝、血流、自律神経、ストレス、胃腸の状態を整え、フケ、かゆみ、赤みなどの症状緩和を補完的にサポートします。

このようなお悩みはありませんか?
- 頭皮のフケが増えている
- 頭皮や顔にかゆみがある
- 鼻のまわり、眉間、耳のまわりが赤くなる
- 脂っぽい薄いかさぶたのようなものが出る
- 肌がかさつき、赤みが続いている
- 寒い時期やストレスで悪化しやすい
- 薬で落ち着いても再発を繰り返す
- 体質や生活習慣も含めて整えたい
脂漏性皮膚炎とは
脂漏性皮膚炎は、皮脂の分泌が盛んな部位に起こりやすい慢性の皮膚炎です。頭皮、顔、眉間、鼻のまわり、耳のまわり、胸などに、赤み、フケ、かゆみ、脂っぽい鱗屑が現れることがあります。
脂漏性湿疹とも呼ばれ、乳児と成人にみられます。乳児では自然に落ち着くこともありますが、成人では慢性的に繰り返しやすく、症状をコントロールしながら付き合っていく必要があります。
主な症状
- 頭皮のフケ
- 頭皮や顔のかゆみ
- 赤みがかった湿疹
- 鼻のまわりや眉間の赤み
- 耳のまわりの赤みやかさつき
- 脂っぽい薄いかさぶたのような鱗屑
- 肌のかさつき
- 症状が進んだ場合の脱毛
- 寒い時期の悪化
- ストレスや疲労による悪化
原因と悪化要因
脂漏性皮膚炎の原因は一つに限定できませんが、皮膚に常在する真菌であるマラセチア、皮脂の分泌、皮膚のバリア機能、体質、ストレス、睡眠不足、生活習慣などが関係すると考えられています。
マラセチアが皮脂を分解する過程で生じる物質が皮膚を刺激し、炎症やかゆみ、フケを起こすことがあります。寒い時期に悪化しやすい方や、精神的・肉体的ストレスで症状が強くなる方もいます。
まず病院で確認すべきこと
脂漏性皮膚炎が疑われる場合は、まず皮膚科で診断を受けることが大切です。頭皮や顔の赤み・フケ・かゆみは、乾癬、アトピー性皮膚炎、接触皮膚炎、酒さ、白癬など、別の皮膚疾患と似ていることがあります。
皮膚科では、症状の部位や状態を確認し、必要に応じて抗真菌外用薬、外用ステロイド、抗炎症薬、シャンプー剤などを用いて治療します。当院の鍼灸治療は、こうした皮膚科治療に代わるものではなく、補完的な体調管理として行います。
医療機関で確認したいこと
- 脂漏性皮膚炎かどうか
- 乾癬やアトピー性皮膚炎との違い
- 白癬など真菌感染症との違い
- 酒さや接触皮膚炎との違い
- 抗真菌薬やステロイド外用薬の使い方
- 頭皮用シャンプーの選び方
- 症状が悪化しやすい季節や生活習慣
- 再発時の対応方法
早めに受診した方がよい症状
- 赤みやかゆみが急に強くなった
- じゅくじゅくしている
- 膿や強い痛みがある
- 広範囲に皮疹が広がっている
- 脱毛が急に進んでいる
- 市販薬で悪化した
- 顔の赤みが長く続く
- 診断がはっきりしない
皮膚科での診断内容や処方薬が分かるものがあれば、初回時にお持ちください。鍼灸の施術方針を立てるうえで参考になります。
検査・評価法
脂漏性皮膚炎では、症状の部位、赤み、フケ、かゆみ、脂っぽさ、悪化しやすい季節、生活習慣、ストレス状態を確認することが大切です。
医療機関で行われる主な確認
- 問診
- 視診
- 皮疹の部位と広がりの確認
- フケや鱗屑の状態確認
- 必要に応じた真菌検査
- 乾癬、アトピー性皮膚炎、接触皮膚炎との鑑別
- 使用中の外用薬やシャンプーの確認
- 再発しやすい生活要因の確認
当院で確認するポイント
- フケ、かゆみ、赤みの程度
- 頭皮、顔、鼻まわり、耳まわりなど症状の部位
- 寒さ、乾燥、汗、皮脂による変化
- ストレス、睡眠不足、疲労の有無
- 胃腸の状態、食生活、飲酒、喫煙
- 辛いもの、脂っこいものの摂取状況
- 皮膚科での診断内容と服薬・外用薬の状況
- 舌診・脈診による中医学的な体質確認
脂漏性皮膚炎は皮膚の状態だけでなく、ストレス、睡眠、食生活、胃腸の状態と関係して悪化することがあります。当院では、皮膚症状と全身状態をあわせて確認します。
当院の中国鍼灸治療
脂漏性皮膚炎に対しては、皮膚科での抗真菌薬や外用ステロイドなどの治療が大切です。当院では、皮膚科治療を継続しながら、鍼灸を補完的に併用することをおすすめしています。
中国医学では、脂漏性皮膚炎は「白屑風」または「面游風」と呼ばれ、体にこもった熱、湿、毒、血の滞り、胃腸の状態、ストレスなどと関係するものとして捉えます。
漢方の分野では、黄連解毒湯、竜胆瀉肝湯などが知られていますが、当院では鍼灸を中心に、清熱解毒、活血化瘀の考え方に基づいて施術します。
「清熱解毒」とは、体にこもった余分な熱や不要なものをさばく考え方です。「活血化瘀」とは、血流を整え、滞った血の状態を改善しやすい方向へ導く考え方です。
鍼灸治療では、皮膚そのものだけでなく、自律神経、睡眠、ストレス、胃腸、食生活、冷えやのぼせなども確認し、皮膚のめぐりと代謝を整えることを目指します。
治療で重視する目的
- フケ、かゆみ、赤みの軽減を目指す
- 皮膚のめぐりと代謝を整える
- 頭皮や顔まわりの血流を整える
- ストレスや自律神経の乱れを確認する
- 睡眠や疲労状態を整える
- 胃腸や食生活の影響を確認する
- 皮膚科治療と併用しながら再発しにくい状態を目指す
- 慢性的に繰り返す皮膚症状の体調管理をサポートする
鍼灸治療の変化には個人差があります。症状が強い時期は皮膚科での治療を優先し、抗真菌薬やステロイド外用薬などを自己判断で中止しないようにしてください。
痤瘡穴と主なツボ
脂漏性皮膚炎は慢性的に繰り返しやすいため、根気よく治療を続けることが大切です。当院では、皮膚の新陳代謝、血流、自律神経、ストレス状態を確認しながら施術します。
治療にあたっては、平衡鍼灸学に特有のツボである「痤瘡穴」を用いることがあります。痤瘡穴は、顔や皮膚の症状に対して用いられる平衡鍼灸学の特殊穴です。
平衡鍼灸学とは、伝統的な中国鍼灸に現代の神経学的な視点を取り入れた鍼灸学です。刺激量の調節が重要になるため、皮膚症状、体質、体調に合わせて慎重に施術します。
脂漏性皮膚炎の鍼治療で用いる主なツボ
症状や体質によって使用するツボは異なります。ここでは代表的なツボの一例をご紹介します。
1 痤瘡穴(ざそうけつ)
平衡鍼灸学で皮膚・顔面部の症状に用いられる特殊穴
【役割】
- 顔や皮膚症状への対応
- 皮膚のめぐりを整える
- 炎症傾向への補助
顔の赤み、皮脂、かゆみ、皮膚の不調を伴う場合に用いることがあります。
2 曲池(きょくち)
肘を曲げたときにできるしわの外側にあるツボ
【役割】
- 皮膚のかゆみへの対応
- 熱をさばく補助
- 炎症傾向への補助
かゆみ、赤み、熱感を伴う皮膚症状でよく用いられる代表的なツボです。
3 合谷(ごうこく)
手の甲、親指と人差し指の間にあるツボ
【役割】
- 顔面部の症状への対応
- 気の巡りを整える
- ストレスや緊張への補助
顔の赤み、頭皮や顔まわりの症状、ストレスによる悪化がある場合に用いることがあります。
4 血海(けっかい)
太ももの内側、膝の上にあるツボ
【役割】
- 血の巡りを整える
- 皮膚の慢性症状への補助
- かゆみや赤みへの対応
慢性的に繰り返す皮膚症状や、血瘀の傾向がある場合に重視します。
5 足三里(あしさんり)
膝の下、すねの外側にあるツボ
【役割】
- 胃腸の働きを支える
- 疲労感への対応
- 体調管理の補助
胃腸が弱い、疲れやすい、食生活の乱れで悪化しやすい方に用いることがあります。
6 三陰交(さんいんこう)・太衝(たいしょう)
足首の内側と足の甲にあるツボ
【役割】
- ストレスや自律神経への対応
- 気血の巡りを整える
- 睡眠や体質の調整
ストレス、睡眠不足、冷えやのぼせ、体質の乱れが皮膚症状に関係する場合に用いることがあります。
実際には、皮膚症状の部位、赤み、かゆみ、フケ、ストレス、睡眠、食生活、舌診・脈診を確認しながら、使用するツボや刺激量を調整します。
治療の流れ
脂漏性皮膚炎では、皮膚科での診断・治療内容を確認し、皮膚症状と全身状態を合わせて施術方針を立てます。
- Step 1
症状と経過の確認
フケ、かゆみ、赤み、かさつき、症状の部位、悪化しやすい季節や生活習慣を確認します。
- Step 2
皮膚科治療の確認
皮膚科での診断内容、抗真菌薬、ステロイド外用薬、シャンプー剤などの使用状況を確認します。
- Step 3
全身状態の確認
睡眠、ストレス、胃腸、食生活、飲酒、喫煙、冷え、のぼせ、疲労感などを確認します。
- Step 4
鍼灸施術
痤瘡穴、曲池、合谷、血海、足三里、三陰交、太衝などを状態に合わせて選穴します。
- Step 5
治療後の確認
かゆみ、赤み、皮膚の熱感、身体の軽さ、睡眠、ストレス状態などの変化を確認します。
- Step 6
生活上の注意点を説明
食事、飲酒、喫煙、洗髪、スキンケア、皮膚科治療との併用、通院ペースについてお伝えします。
日常生活で注意すべき点
脂漏性皮膚炎は慢性的に繰り返しやすい疾患です。鍼灸治療だけでなく、食事や生活習慣、スキンケアを整えることも大切です。
日常生活で気をつけたいこと
- 禁煙を心がける
- 飲酒は控えめにする
- 辛く刺激の強い食べ物を控える
- ネギ、ニンニク、ワサビなどで悪化する場合は控える
- 脂っこいものの大量摂取を避ける
- 睡眠不足や過労を避ける
- ストレスをため込みすぎない
- 皮膚科で指導された外用薬を自己判断で中止しない
- 頭皮や顔を強くこすりすぎない
- 症状に合った洗髪・スキンケアを行う
食事で意識したいこと
- ビタミンAを含む食品を意識する
- ビタミンB2、B6を含む食品を意識する
- ビタミンEを含む食品を意識する
- レバー、人参、南瓜、ジャガイモなどを食事に取り入れる
- 食べ過ぎや偏食を避ける
- 胃腸に負担をかけすぎない
赤みやかゆみが強い、じゅくじゅくしている、脱毛が急に進む、診断がはっきりしない場合は、皮膚科での確認を優先してください。
治療方針例
脂漏性皮膚炎では、同じ診断名でも、頭皮のフケが強い方、顔の赤みが強い方、ストレスや食生活で悪化しやすい方など、状態は一人ひとり異なります。
ここでは、実際の施術で考える治療方針の一例をご紹介します。治療内容は、皮膚科での診断内容、症状の部位、体質、生活習慣に合わせて調整します。
- 方針例① 頭皮のフケ・かゆみが強いタイプ
主な症状頭皮のフケ、かゆみ、赤み、乾燥感、かさつき
施術方針痤瘡穴、曲池、血海、足三里などを状態に応じて用い、皮膚のめぐり、代謝、胃腸の状態を整えることを目指します。
- 方針例② 顔の赤み・脂っぽさが強いタイプ
主な症状鼻まわり、眉間、耳まわりの赤み、脂っぽい鱗屑、かゆみ
施術方針痤瘡穴、合谷、曲池、太衝などを状態に応じて用い、顔まわりのめぐりと熱のこもりを整えることを目指します。
- 方針例③ ストレス・食生活で悪化しやすいタイプ
主な症状ストレスで悪化、睡眠不足、胃腸の不調、飲酒や脂っこい食事で悪化
施術方針三陰交、太衝、足三里、血海などを状態に応じて用い、自律神経、胃腸、気血の巡りを整えます。
当院が選ばれる理由
| 患者様が不安に感じやすい点 | 中国鍼灸・健身院の対応 |
|---|---|
| 薬で落ち着いても再発する | 皮膚科治療を尊重しながら、体調・ストレス・生活習慣も確認します |
| 顔や頭皮の症状がつらい | 痤瘡穴など、顔や皮膚症状に用いられるツボを状態に応じて使います |
| ストレスで悪化しやすい | 自律神経、睡眠、疲労、胃腸の状態まで確認します |
| 慢性的に繰り返している | 短期的な症状緩和だけでなく、再発しにくい体調づくりをサポートします |
- 皮膚科治療と併用しながら受けられる中医鍼灸
- 白屑風・面游風、清熱解毒、活血化瘀に基づく中医学的な施術
- 平衡鍼灸学の痤瘡穴を用いた施術
- 皮膚症状だけでなくストレス、睡眠、胃腸、食生活も確認
- 慢性的に繰り返しやすい皮膚症状の体調管理をサポート
- 完全予約制で落ち着いた施術環境
通院回数・治療ペース
脂漏性皮膚炎は慢性的に繰り返しやすいため、症状が強い時期だけでなく、体調管理として継続することが大切です。
| 状態 | 通院ペースの目安 |
|---|---|
| 赤み・かゆみが強い時期 | 週1〜2回程度を目安に、皮膚症状、かゆみ、睡眠、ストレス状態を確認します。 |
| 症状が少し落ち着いてきた時期 | 週1回程度を目安に、皮膚のめぐり、胃腸、自律神経の状態を整えます。 |
| 慢性的に繰り返す場合 | 2週間に1回程度を目安に、再発しにくい体調づくりを目的として継続することがあります。 |
| 体調管理・メンテナンス | 月1回程度を目安に、ストレス、睡眠、食生活、皮膚の状態を確認します。 |
※上記は目安です。実際の通院回数は、症状の程度、皮膚科治療の内容、生活習慣、体質を確認したうえでご提案します。
治療コース・料金
脂漏性皮膚炎の治療では、皮膚症状だけでなく、頭部・顔面部、背中、手足、自律神経、胃腸、睡眠、ストレスの状態まで確認するため、中医鍼灸の50分または70分コースをおすすめしています。
- 初診料:2,200円(税込)
- 中医鍼灸コース(50分):
7,200円(税込) / 61,200円(10回券・15%OFF) - 中医鍼灸コース(70分):
8,800円(税込) / 74,800円(10回券・15%OFF)
90分・120分コースもございます。詳しくは治療コース・料金表をご覧ください。
よくあるご質問
脂漏性皮膚炎は鍼灸だけで治りますか?
皮膚科の薬と併用できますか?
頭皮のフケやかゆみにも対応できますか?
顔の赤みにも対応できますか?
どのくらい通えばよいですか?
食事で気をつけることはありますか?
参考文献・参考情報
- MSDマニュアル家庭版:脂漏性皮膚炎
- MSDマニュアル プロフェッショナル版:脂漏性皮膚炎
- DermNet:Seborrhoeic dermatitis
- American Academy of Dermatology:Seborrheic dermatitis diagnosis and treatment
- MedlinePlus:Seborrheic dermatitis
- WHO Benchmarks for the practice of acupuncture
- 中国国家中医薬管理局『中医外科学』
- 中国国家中医薬管理局『中医皮膚科学』
- 王文遠『平衡鍼灸学』
※参考情報は、疾患理解と医療機関での診断・治療を確認するためのものです。鍼灸治療は皮膚科での診断・治療に代わるものではありません。
脂漏性皮膚炎は、頭皮や顔など皮脂の多い部位に、フケ、かゆみ、赤み、脂っぽい鱗屑などが現れる慢性的な皮膚炎です。
中国鍼灸・健身院では、皮膚科での薬物療法を尊重しながら、中医学の清熱解毒・活血化瘀、平衡鍼灸学の痤瘡穴などを用い、皮膚のめぐり、代謝、ストレス、胃腸、自律神経の状態を整えます。
薬で落ち着いても再発を繰り返す方、ストレスや食生活で悪化しやすい方、体質から整えたい方は一度ご相談ください。
この記事の監修・執筆者

院長 朱錫龍(シュ・シロン)
鍼灸歴40年 /
上海中医薬大学卒 元主治医
はり師:第137701号 /
きゅう師:第137515号

副院長 姚依文(ヤオ・イーウェン)
鍼灸歴34年 /
南京中医薬大学大学院修了 医学博士
はり師:第115967号 /
きゅう師:第115884号
