統合失調症でお悩みの方へ
「眠れない」「不安や緊張が強い」「頭痛や疲労感が続く」「薬を続けながら体調も整えたい」――このようなお悩みはありませんか。
統合失調症は、幻覚や妄想などの陽性症状、意欲低下や感情表現の減少などの陰性症状、集中力や記憶力の低下などの認知機能の問題が現れることがある精神疾患です。
治療では、精神科・心療内科での診断、抗精神病薬を中心とした薬物療法、心理社会的支援、生活リズムの安定が重要です。当院の鍼灸治療は、それらに代わるものではなく、補完的に心身の安定を支える施術です。
中国鍼灸・健身院では、中医学でいう「癲狂証」の考え方を踏まえ、開鬱化痰、定志安神を治療方針として、睡眠、不安、緊張、頭痛、疲労感、自律神経の乱れなどを総合的に確認します。
統合失調症では、症状が安定している時期にも、睡眠の乱れや不安感、疲れやすさなどが再燃のサインになることがあります。病院での治療を続けながら、体調管理の一つとして鍼灸を取り入れたい方はご相談ください。

このようなお悩みはありませんか?
- 不眠や早朝覚醒が続いている
- 不安感や緊張感が強い
- 頭痛、肩こり、身体のこわばりがある
- 疲れやすく、集中力が続かない
- 気分が不安定になりやすい
- 薬を服用しながら、体調面も整えたい
- 再発予防のために生活リズムを安定させたい
- ご家族が体調管理の方法を探している
統合失調症では、精神科治療を継続しながら、睡眠・不安・身体症状・生活リズムを整えることが大切です。
中国鍼灸で心身の緊張をゆるめ、安定した日常生活を支えたい方はご相談ください。
統合失調症とは
統合失調症は、脳の働きのバランスが崩れることで、考え、感情、行動、現実の受け止め方に影響が出る精神疾患です。
症状が出ていない時期には、周囲から見て健康な人と変わらないように見えることもあります。そのため、初期には気づかれにくく、発見や治療開始が遅れることがあります。
統合失調症の症状は、大きく「陽性症状」「陰性症状」「認知機能の問題」に分けられます。
主な症状
- 幻聴、幻視などの幻覚
- 被害妄想、関係妄想などの妄想
- 考えがまとまりにくい
- 会話が支離滅裂になる
- 感情表現が乏しくなる
- 意欲が低下する
- 人との交流が減る
- 集中力や記憶力が低下する
- 不眠、頭痛、疲れやすさ
- 不安、緊張、神経過敏
陽性症状
陽性症状とは、健康なときにはなかったものが現れる症状です。幻覚、妄想、思考の混乱、奇異な行動などが含まれます。
陰性症状
陰性症状とは、以前はあった意欲、感情表現、社会性などが低下する症状です。無気力、会話の減少、感情の平板化、対人交流の減少などが見られることがあります。
認知機能の問題
集中力、記憶力、段取りを立てる力、物事を整理する力が低下することがあります。仕事、勉強、日常生活に影響することもあります。
まず病院で確認すべきこと
統合失調症が疑われる場合、またはすでに診断されている場合は、精神科・心療内科での継続的な診療が大切です。
治療では、抗精神病薬を中心とした薬物療法、心理社会療法、リハビリテーション、家族支援、生活環境の調整などを組み合わせることが一般的です。
医療機関で確認したいこと
- 統合失調症の診断内容
- 現在の症状が陽性症状・陰性症状・認知機能のどれに当たるか
- 服用している薬の種類と量
- 副作用の有無
- 睡眠状態
- 再発の兆候
- 通院頻度
- デイケアや心理社会的支援の必要性
- 家族のサポート体制
すぐに医療機関へ相談すべき状態
- 幻聴や妄想が急に強くなった
- 眠れない日が続いている
- 強い興奮、混乱、衝動性がある
- 自分や他人を傷つける恐れがある
- 薬を自己判断で中止しようとしている
- 食事や水分が十分にとれない
- 家族や周囲が危険を感じている
- 急に生活が乱れ、通院が途切れている
当院の鍼灸治療は、精神科での診断、薬物療法、心理社会療法に代わるものではありません。薬の中止や変更は、必ず主治医にご相談ください。
検査・評価法
統合失調症では、症状の内容、経過、生活への影響、服薬状況、睡眠、家族から見た変化などを総合的に評価します。
医療機関で行われる主な評価
- 精神科医による問診
- 幻覚・妄想・思考の混乱の確認
- 陰性症状や認知機能の評価
- 睡眠、食事、生活リズムの確認
- 服薬状況と副作用の確認
- 自傷・他害リスクの確認
- 必要に応じた血液検査
- 薬の副作用に関する定期検査
当院で確認するポイント
- 睡眠の質、寝つき、途中覚醒
- 不安感、緊張感、焦燥感
- 頭痛、肩こり、背中のこわばり
- 疲労感、倦怠感
- 胃腸の不調、食欲、便通
- 冷え、のぼせ、発汗
- 服薬内容と副作用の有無
- 再発前に出やすいサイン
- 舌診・脈診による中医学的な体質確認
ご本人だけでなく、ご家族から見た生活リズム、睡眠、言動の変化を伺うことも、施術方針を考えるうえで参考になります。
当院の中国鍼灸治療
中医学では、統合失調症に近い状態を「癲狂証」として捉えてきました。
「癲証」は、抑うつ状態、無気力、ぼんやりする、突然泣いたり笑ったりするなどの状態を含みます。一方、「狂証」は、興奮、怒りっぽさ、落ち着きのなさ、激しい言動などを含みます。臨床では、これらが交互に現れたり、移り変わったりすることがあります。
当院では、治療原則として「開鬱化痰」と「定志安神」を重視します。
開鬱化痰
中医学では、気の巡りが滞り、水分代謝が乱れると、体にとって不要な「痰湿」が生じると考えます。開鬱化痰は、気の滞りを整え、痰湿をさばき、心身の重だるさや詰まり感を軽くすることを目指す考え方です。
定志安神
定志安神は、気持ちを落ち着かせ、睡眠や情緒の安定を支える考え方です。不眠、不安、緊張、落ち着かなさがある場合に重視します。
治療で重視する目的
- 睡眠の質を支える
- 不安や緊張の緩和を目指す
- 頭痛や首肩のこわばりをゆるめる
- 自律神経のバランスを整える
- 身体の重だるさや疲労感を軽減する
- 胃腸の働きや食欲を整える
- 心身が安定しやすい状態を整える
- 精神科治療と併用しながら、QOL維持を支える
統合失調症そのものを鍼灸だけで治すことはできません。当院では、精神科治療を継続しながら、不眠、不安、身体の緊張、頭痛、疲労感などを補完的に整えることを目的に施術します。
症状が不安定な時期や、強い幻覚・妄想、興奮、自傷・他害の恐れがある場合は、鍼灸院ではなく、まず医療機関での対応が優先です。
主なツボ
統合失調症に伴う不眠、不安、緊張、頭痛、疲労感に対しては、頭部、背中、手足のツボを組み合わせ、心身の安定を目指します。
当院では、一般的に用いられるツボに加えて、癲証には心兪、厥陰兪、脾兪、狂証には少商、隠白、労宮、太衝など、状態に応じてツボを組み合わせます。
また、当院では鍼に電気的なパルスを流す施術を併用することがあります。主に頭部や顔面にあるツボに用い、睡眠、不安、緊張、自律神経の乱れなどを確認しながら施術します。
電気パルスの活用では、どの程度の刺激を与えるのかを適切に判断することが重要です。体調、服薬状況、症状の安定度、不安の強さを確認しながら、刺激量を慎重に調整します。
統合失調症の鍼治療で用いる主なツボ
症状や体質によって使用するツボは異なります。ここでは代表的なツボの一例をご紹介します。
1 百会(ひゃくえ)
頭頂部の中央にある代表的なツボ
【役割】
- 頭部の緊張をゆるめる
- 不眠や不安への補助
- 自律神経のバランス調整
頭重感、不眠、緊張、考えがまとまりにくい状態を伴う場合に用いることがあります。
2 神門(しんもん)
手首の小指側にあるツボ
【役割】
- 心神の安定を支える
- 不安や緊張への補助
- 動悸や落ち着かなさへの対応
不安、焦り、眠りの浅さ、動悸を伴う場合に用いることがあります。
3 安眠(あんみん)
耳の後ろから首にかけての周辺にあるツボ
【役割】
- 睡眠の質を支える
- 首肩の緊張緩和
- リラックスを促す補助
寝つきが悪い、眠りが浅い、夜間に目が覚める場合に重視します。
4 心兪(しんゆ)・厥陰兪(けついんゆ)
背中の上部にあるツボ
【役割】
- 情緒の安定を支える
- 胸背部の緊張緩和
- 不安や動悸への補助
癲証に近い状態や、不安、胸のつかえ、動悸、背中のこわばりを伴う場合に用いることがあります。
5 脾兪(ひゆ)
背中の中部にある、脾胃に関わるツボ
【役割】
- 胃腸の働きを支える
- 疲労感や気力低下への補助
- 痰湿をさばく目的
食欲低下、胃腸の弱り、身体の重だるさ、気力低下を伴う場合に用いることがあります。
6 労宮(ろうきゅう)・太衝(たいしょう)
手のひら、足の甲にあるツボ
【役割】
- 緊張や興奮を落ち着ける補助
- 気の巡りを整える
- ストレスによるこわばりへの対応
怒りっぽさ、緊張、焦り、胸腹部の張りを伴う場合に、状態に応じて選穴します。
実際には、睡眠、不安、服薬状況、体調、ご家族から見た日常生活の変化、舌診・脈診の状態に合わせて、使用するツボや刺激量を調整します。
治療の流れ
統合失調症に対しては、精神科での診断・治療内容を確認し、症状が安定している状態で、心身の状態に合わせて施術を行います。
- Step 1
症状と生活状況の確認
不眠、不安、疲労感、頭痛、肩こり、生活リズム、日常生活で困っていることを伺います。
- Step 2
病院治療の確認
精神科での診断内容、服薬状況、通院状況、主治医からの指示、症状の安定度を確認します。
- Step 3
中国医学的な評価
脈診・舌診を行い、気の滞り、痰湿、心神の乱れ、脾胃の弱り、肝の緊張などを確認します。
- Step 4
中国鍼による施術
百会、神門、安眠、心兪、厥陰兪、脾兪、労宮、太衝などを、症状や体質に合わせて選びます。
- Step 5
治療後の確認
身体の軽さ、緊張の変化、眠気、リラックス感、頭痛や肩こり、不安感の変化を確認します。
- Step 6
生活上の注意点を説明
睡眠、服薬、通院、家族との連携、再発サインへの対応など、日常生活で気をつける点をお伝えします。
生活上の注意点
統合失調症では、症状が落ち着いている時期にも、通院、服薬、睡眠、生活リズムを保つことが大切です。
日常生活で意識したいこと
- 薬を自己判断で中止しない
- 精神科の通院を継続する
- 睡眠時間と起床時間をできる範囲で整える
- 過労や夜更かしを避ける
- カフェインやアルコールのとりすぎに注意する
- 強いストレスを一人で抱え込まない
- 再発前に出やすいサインを家族と共有する
- 幻聴や妄想が強まった場合は早めに主治医へ相談する
- 調子の良い日でも急に予定を詰め込みすぎない
- 家族や支援者と連絡を取りやすい状態を保つ
強い幻覚・妄想、興奮、混乱、自傷・他害の恐れがある場合は、鍼灸院ではなく、すぐに精神科・救急などの医療機関へご相談ください。
治療方針例
統合失調症では、同じ診断名でも、不眠が強い方、不安や緊張が強い方、疲労感や意欲低下が目立つ方など、状態は一人ひとり異なります。
ここでは、実際の施術で考える治療方針の一例をご紹介します。治療内容は、精神科での診断内容、服薬状況、症状の安定度、生活状況に合わせて調整します。
- 方針例① 不眠・緊張が強いタイプ
主な症状寝つきが悪い、眠りが浅い、緊張感、肩こり、頭痛
施術方針百会、安眠、神門、心兪などを中心に、自律神経の緊張をゆるめ、睡眠の質を支える施術を行います。
- 方針例② 疲労感・意欲低下が強いタイプ
主な症状身体が重い、疲れやすい、気力が出ない、食欲が落ちる
施術方針脾兪、足三里、三陰交、中脘などを状態に応じて用い、胃腸と気血を整え、体力を支えることを目指します。
- 方針例③ 不安・焦りが強いタイプ
主な症状不安感、焦り、胸のつかえ、動悸、落ち着かなさ
施術方針神門、内関、労宮、太衝、膻中などを状態に応じて用い、気の巡りと心身の緊張を整えることを目指します。
当院が選ばれる理由
| 患者様・ご家族が不安に感じやすい点 | 中国鍼灸・健身院の対応 |
|---|---|
| 薬を飲んでいるが不眠や緊張が残る | 精神科治療を継続しながら、睡眠・自律神経・身体症状を補完的にサポートします |
| 不調をどう説明してよいか分からない | 気分だけでなく、睡眠、頭痛、肩こり、胃腸、疲労感まで丁寧に確認します |
| 鍼が初めてで不安 | 体調や不安の程度に合わせて、無理のない刺激量で施術します |
| 再発が心配 | 睡眠の乱れや不安感など、体調の変化を確認しながら継続的にサポートします |
- 精神科治療と併用しながら受けられる鍼灸治療
- 中医学に基づく心身両面からの評価
- 睡眠、不安、身体の緊張、自律神経を総合的に確認
- 開鬱化痰・定志安神の考え方に基づく施術
- 薬の中止をすすめず、医療機関での治療を尊重
- 完全予約制で落ち着いた施術環境
- ご家族から見た日常生活の変化も参考にする
通院回数・治療ペース
統合失調症に伴う不眠、不安、身体症状は、短期間で無理に変化を求めるよりも、精神科治療と併用しながら、心身の安定を継続的に支えることが大切です。
| 状態 | 通院ペースの目安 |
|---|---|
| 不眠・不安・身体症状が強い時期 | 週1〜2回程度を目安に、睡眠や緊張の変化を確認しながら施術します。 |
| 少し落ち着いてきた時期 | 週1回程度を目安に、睡眠、疲労感、身体症状の安定を目指します。 |
| 維持期・体調管理 | 2週間に1回〜月1回程度を目安に、再発予防を意識した体調管理として継続することがあります。 |
| 長期的な安定を目指す場合 | 3ヶ月以上を一つの目安として、生活状況や病院治療と併せて経過を確認します。 |
※上記は目安です。実際の通院回数は、診断内容、症状の程度、服薬状況、睡眠、体力、生活環境を確認したうえでご提案します。
治療コース・料金
統合失調症に伴う不眠、不安、身体症状の治療では、睡眠、首肩の緊張、頭痛、胃腸の状態、全身の疲労感まで確認するため、中医鍼灸の50分または70分コースをおすすめしています。
- 初診料:2,200円(税込)
- 中医鍼灸コース(50分):
7,200円(税込) / 61,200円(10回券・15%OFF) - 中医鍼灸コース(70分):
8,800円(税込) / 74,800円(10回券・15%OFF)
90分・120分コースもございます。詳しくは治療コース・料金表をご覧ください。
よくあるご質問
統合失調症は鍼灸だけで治りますか?
抗精神病薬を服用していても受けられますか?
どのくらい通えばよいですか?
幻聴や妄想が強い時でも施術できますか?
家族が付き添っても大丈夫ですか?
再発予防に鍼灸は役立ちますか?
参考文献・参考情報
当院の鍼灸治療は、統合失調症の完治を目的とするものではありません。精神科での診断・治療を継続しながら補完的に行い、不眠、不安、身体症状、自律神経、生活の質(QOL)の維持を目指します。
- 厚生労働省:統合失調症|こころもメンテしよう
- こころの耳:統合失調症 用語解説
- MSDマニュアル家庭版:統合失調症
- WHO Benchmarks for the practice of acupuncture
- 『鍼灸甲乙経』
- 『神応経』
- 中国国家中医薬管理局『中医内科学』
※参考文献は、疾患理解、医療機関での診断・治療、鍼灸施術の安全性を確認するための情報です。鍼灸治療は医療機関での治療に代わるものではありません。
統合失調症は、精神科での継続的な治療と、生活リズムの安定が大切な疾患です。
中国鍼灸・健身院では、病院での治療を尊重しながら、中医学に基づく鍼灸で、睡眠、不安、身体の緊張、自律神経、疲労感を整え、心身が安定しやすい状態を目指します。
不眠、不安、頭痛、肩こり、疲労感などでお悩みの方は、一度ご相談ください。
この記事の監修・執筆者

院長 朱錫龍(シュ・シロン)
鍼灸歴40年 /
上海中医薬大学卒 元主治医
はり師:第137701号 /
きゅう師:第137515号

副院長 姚依文(ヤオ・イーウェン)
鍼灸歴34年 /
南京中医薬大学大学院修了 医学博士
はり師:第115967号 /
きゅう師:第115884号
