網膜色素変性症でお悩みの方へ
「暗いところで見えにくい」「視野が狭くなってきた」「人や物にぶつかりやすい」「視力低下が進まないか不安」――このようなお悩みはありませんか。
網膜色素変性症は、眼の奥にある網膜の視細胞に異常が起こり、夜盲、視野狭窄、視力低下などが少しずつ進行することがある遺伝性の疾患です。日本では指定難病に分類されています。
病気そのものを鍼灸だけで治すことはできませんが、当院では、眼科での診断・経過観察を大切にしながら、中医学に基づく鍼灸で、眼周囲の血流、自律神経、全身状態を整え、見え方と生活の質(QOL)の維持をサポートします。
中国鍼灸・健身院では、弁証論治に基づき、夜盲、視野狭窄、視力低下、眼精疲労、ドライアイ、めまい、耳鳴り、疲労感、冷えなどを総合的に確認し、患者様一人ひとりに合わせた鍼灸治療を行っています。

このようなお悩みはありませんか?
- 暗いところで見えにくい
- 夜道や階段が不安
- 視野が狭くなってきた
- 人や物にぶつかりやすい
- 視力低下が進まないか心配
- 眼科で網膜色素変性症と診断された
- 病院で経過観察中だが、できるケアを探している
- 視覚の不安から外出や日常生活に支障を感じている
網膜色素変性症とは
網膜色素変性症は、眼の中で光を感じる網膜に異常が起こる遺伝性の病気です。網膜には光を感知する視細胞が多数集まっており、この視細胞の働きが少しずつ低下することで、見え方に変化が現れます。
多くの場合、最初に現れる症状は、暗いところでものが見えにくくなる夜盲です。その後、視野が狭くなる視野狭窄や、視力低下が進むことがあります。
進行は比較的ゆっくりで、数年から数十年かけて変化することが多いとされています。ただし、進行の速さや症状の出方には個人差があります。
主な症状
- 夜盲
- 暗い場所での見えにくさ
- 視野狭窄
- 視力低下
- 人や物にぶつかりやすい
- 階段や段差が分かりにくい
- 色の見分けがしにくい
- まぶしさを感じやすい
- 眼精疲労
- 外出への不安
網膜色素変性症は指定難病であり、眼科での検査と経過観察が重要です。当院の鍼灸治療は、眼科での診断・治療に代わるものではなく、補完的な体調管理として行います。
まず病院で確認すべきこと
網膜色素変性症が疑われる場合、またはすでに診断されている場合は、眼科で定期的に検査を受け、視力、視野、網膜の状態を確認することが大切です。
網膜色素変性症は、白内障、緑内障、黄斑浮腫などを合併することもあります。見え方が変化した場合は、自己判断せず眼科で確認してください。
眼科で確認したいこと
- 網膜色素変性症の診断内容
- 視力検査の結果
- 視野検査の結果
- 眼底検査の結果
- 網膜電図検査の結果
- 黄斑浮腫や白内障の有無
- 進行の程度
- 指定難病の申請や医療費助成の対象
- 生活上の注意点
早めに眼科を受診した方がよい変化
- 急に視力が落ちた
- 視野が急に狭くなった
- まぶしさやかすみが強くなった
- 物がゆがんで見える
- 片目だけ見え方が大きく変わった
- 目の痛みや充血を伴う
- 転倒や事故につながるほど見えにくい
当院の鍼灸治療は、眼科での診断、検査、経過観察を妨げるものではありません。眼科での確認を続けながら、補完的なケアとしてご相談ください。
検査・評価法
網膜色素変性症では、見え方の変化を主観だけで判断せず、眼科での検査結果をもとに経過を確認することが大切です。
眼科で行われる主な検査
- 視力検査
- 視野検査
- 眼底検査
- 網膜電図検査
- OCT検査
- 眼圧検査
- 色覚検査
- 遺伝子検査が検討される場合もあります
当院で確認するポイント
- 夜盲の程度
- 視野狭窄による日常生活への影響
- 視力低下の経過
- 眼精疲労や目の乾き
- めまい、耳鳴り、睡眠状態
- 冷え、疲労感、胃腸の状態
- 眼科での診断内容や検査結果
- 舌診・脈診による中医学的な体質確認
検査結果をお持ちの場合は、初回時にご持参ください。施術方針を立てるうえで参考になります。
当院の中国鍼灸治療
網膜色素変性症は、根本的な治療が難しいとされる指定難病です。当院の鍼灸治療は、病気そのものを治すことを目的とするのではなく、眼科での経過観察と併用しながら、見え方、眼周囲の血流、自律神経、全身状態を整えることを目指します。
中国医学では、目の働きは「肝」「腎」「脾」「気血」と深く関係すると考えます。網膜色素変性症に伴う夜盲、視野狭窄、視力低下に対しては、目だけでなく、全身の状態を確認することが重要です。
当院では、弁証論治に基づき、同じ網膜色素変性症であっても、症状の出方や体質によって治療方針を分け、使用するツボを調整します。
治療で重視する目的
- 眼周囲の血流を整える
- 自律神経のバランスを整える
- 首肩や後頭部の緊張をゆるめる
- 睡眠や疲労感を整える
- 目の乾きや眼精疲労を軽減する
- 冷えや胃腸の弱りを確認する
- 見え方と生活の質(QOL)の維持を支える
鍼灸治療の変化には個人差があります。当院では、1〜2ヶ月程度を一つの目安として、夜間の見え方、視野感覚、目の疲れ、日常生活での変化を確認しながら施術を進めます。
弁証論治と主なツボ
中国医学では、症状や体質を分析して治療方針を立てることを「弁証論治」と呼びます。網膜色素変性症でも、夜盲、視野狭窄、視力低下に加えて、全身症状を確認しながらタイプを分けて施術します。
肝腎陰虚型
夜盲、ドライアイ、めまい、耳鳴り、夢が多く眠りが浅いなどが見られるタイプです。
- 承泣
- 睛明
- 肝兪
- 腎兪
脾腎陽虚型
夜盲に加えて、顔色が白っぽい、疲れやすい、食が進まない、冷えやすいなどが見られるタイプです。
- 承泣
- 睛明
- 命門
- 足三里
気虚血滞型
夜盲に加えて、話すのが億劫、息切れ、疲労感、血流の滞りが目立つタイプです。
- 睛明
- 心兪
- 膈兪
- 風池
網膜色素変性症の鍼治療で用いる主なツボ
症状や体質によって使用するツボは異なります。ここでは代表的なツボの一例をご紹介します。
1 睛明(せいめい)
目頭の内側にある代表的な眼のツボ
【役割】
- 眼周囲の巡りを整える
- 眼精疲労への対応
- 見えにくさへの補助
眼の症状に対する鍼灸で重視される代表的なツボです。
2 承泣(しょうきゅう)
目の下にあるツボ
【役割】
- 眼周囲の血流調整
- 目の疲れへの対応
- 眼の機能を支える補助
夜盲や視力低下を伴う眼疾患の鍼灸で用いられることがあります。
3 風池(ふうち)
後頭部、首の付け根にあるツボ
【役割】
- 首肩の緊張緩和
- 頭部・眼周囲の巡りを整える
- めまい、頭重感への対応
目の症状に加えて、首肩こり、めまい、頭重感を伴う場合に重視します。
4 肝兪(かんゆ)・腎兪(じんゆ)
背中から腰にあるツボ
【役割】
- 肝腎の働きを支える
- 慢性的な目の不調への対応
- 全身の疲労感を整える
中医学では、目の働きは肝腎と関係が深いと考えます。
5 足三里(あしさんり)
膝の下、すねの外側にあるツボ
【役割】
- 胃腸の働きを支える
- 疲労感への対応
- 気血を補う補助
食欲低下、疲れやすさ、体力低下を伴う場合に用いることがあります。
6 命門(めいもん)
腰部、背骨上にあるツボ
【役割】
- 冷えへの対応
- 体力低下への補助
- 腎陽を支える目的
冷え、疲労感、脾腎陽虚型の傾向がある場合に用いることがあります。
実際には、眼科での診断内容、現在の視力・視野の状態、夜盲の程度、全身症状、舌診・脈診を確認しながら、使用するツボや刺激量を調整します。
治療の流れ
網膜色素変性症では、眼科での診断・経過観察を確認したうえで、眼の状態と全身状態を合わせて施術方針を立てます。
- Step 1
症状と検査結果の確認
夜盲、視野狭窄、視力低下、見えにくさ、眼科での診断内容、検査結果、現在の治療状況を確認します。
- Step 2
全身状態の確認
睡眠、疲労感、冷え、胃腸の状態、めまい、耳鳴り、首肩の緊張などを伺います。
- Step 3
弁証論治
肝腎陰虚型、脾腎陽虚型、気虚血滞型などの考え方をもとに、体質と症状に合わせて方針を立てます。
- Step 4
鍼灸施術
睛明、承泣、風池、肝兪、腎兪、足三里、命門などを、状態に合わせて選穴します。
- Step 5
治療後の確認
目の疲れ、首肩の緊張、身体の軽さ、睡眠、日常生活での見え方の変化を確認します。
- Step 6
生活上の注意点を説明
眼科での経過観察、転倒予防、外出時の注意、疲労管理、睡眠、セルフケアについてお伝えします。
生活上の注意点
網膜色素変性症では、見え方の変化に合わせて生活環境を整え、安全に過ごせる工夫をすることが大切です。
日常生活で気をつけたいこと
- 眼科での定期検査を続ける
- 夜間や暗い場所での移動に注意する
- 階段や段差では手すりを使う
- 外出時は足元や周囲の安全を確認する
- 強い疲労や睡眠不足を避ける
- 目を酷使しすぎない
- 首肩の緊張をためこまない
- 不安が強い場合は家族や支援機関に相談する
- 視覚障害に関する福祉制度や補助具も必要に応じて確認する
急な視力低下、見え方の大きな変化、物のゆがみ、強いまぶしさ、目の痛みなどがある場合は、鍼灸院ではなく眼科を受診してください。
鍼灸治療実例
当院では2000年の開業以来、網膜色素変性症でお悩みの方からご相談をいただいてきました。
院内での経過確認では、夜間の見え方、視野の感じ方、色の見え方、眼精疲労、日常生活での不安感などに変化を感じる方がいます。一方で、変化が現れにくい方もおり、効果には個人差があります。
※以下は個別の症例であり、すべての方に同様の効果を保証するものではありません。症状の程度や経過には個人差があります。
- 鍼治療実例─1
患者26歳女性
病名網膜色素変性症
症状幼稚園のときに網膜色素変性症と診断され、当時は視力が右0.9、左0.8でした。その後、視力の低下が少しずつ進み、社会人になった時点での視力は0.4。視野狭窄も認められました。
経過当院に通い始めて2年になりますが、視力低下や視野狭窄は大きく進行していません。視力はわずかですが0.6まで回復しました。
- 鍼治療実例─2
患者51歳男性
病名網膜色素変性症
症状35歳のときから視力が落ち始め、視野も狭くなっていました。病院で検査を受けた結果、網膜色素変性症と診断されました。
経過43歳のときに来院。鎌倉にお住まいのため、週1回のペースで治療を続けられました。現在に至るまで、視力、視野の範囲ともに、当初のレベルを維持していらっしゃいます。
当院に網膜色素変性症で来院される患者様の年齢層は10代〜60代まで幅広く、平均年齢は35歳前後です。網膜色素変性症は進行性の疾患であるため、眼科での早期確認と継続的な経過観察が重要です。
当院が選ばれる理由
| 患者様が不安に感じやすい点 | 中国鍼灸・健身院の対応 |
|---|---|
| 進行性の病気なので不安 | 眼科での経過観察を尊重しながら、見え方とQOL維持を補完的にサポートします |
| 夜盲や視野狭窄で日常生活が不安 | 夜間の見え方、視野感覚、転倒不安、生活状況まで確認します |
| 目だけを診るのか不安 | 肝腎、気血、胃腸、睡眠、冷え、首肩の緊張など全身から確認します |
| 鍼が初めてで不安 | 体調や不安の程度に合わせて、無理のない刺激量で施術します |
- 眼科での診断・経過観察を尊重した鍼灸治療
- 弁証論治に基づく中医学的な体質確認
- 眼周囲、頭部、首肩、背中、手足のツボを組み合わせた施術
- 夜盲、視野狭窄、視力低下に伴う日常生活の不安を確認
- 睡眠、疲労感、冷え、めまい、耳鳴りなど全身状態も重視
- 長期的な視機能とQOL維持を意識したサポート
通院回数・治療ペース
網膜色素変性症は進行がゆっくりで、長期的な経過観察が必要な疾患です。鍼灸治療も、短期間で劇的な変化を求めるより、眼科での経過観察と併用しながら継続的に体調を整えることを重視します。
| 状態 | 通院ペースの目安 |
|---|---|
| 治療開始初期 | 週1〜2回程度を目安に、夜盲、視野感覚、眼精疲労、全身状態を確認します。 |
| 変化を確認する時期 | 1〜2ヶ月程度を一つの目安として、見え方や日常生活での変化を確認します。 |
| 状態が安定してきた時期 | 週1回〜2週間に1回程度を目安に、状態に合わせて調整します。 |
| 維持・体調管理 | 2週間〜月1回程度を目安に、長期的なQOL維持を目的として継続することがあります。 |
※上記は目安です。実際の通院回数は、眼科での診断内容、症状の程度、視力・視野の経過、体力、生活状況を確認したうえでご提案します。
治療コース・料金
網膜色素変性症の治療では、眼周囲だけでなく、頭部、首肩、背中、手足、全身状態を確認するため、中医鍼灸の70分または90分コースをおすすめしています。
- 初診料:2,200円(税込)
- 中医鍼灸コース(70分):
8,800円(税込) / 74,800円(10回券・15%OFF) - 中医鍼灸コース(90分):
10,800円(税込) / 91,800円(10回券・15%OFF)
50分・120分コースもございます。詳しくは治療コース・料金表をご覧ください。
よくあるご質問
網膜色素変性症は鍼灸だけで治りますか?
眼科に通いながら鍼灸を受けても大丈夫ですか?
どのくらいで変化を感じますか?
視力や視野は必ず改善しますか?
鍼は目の近くに刺しますか?
指定難病の申請について相談できますか?
参考文献・参考情報
- 日本眼科学会:網膜色素変性
- 難病情報センター:網膜色素変性症(指定難病90)
- MSDマニュアル家庭版:網膜色素変性
- WHO Benchmarks for the practice of acupuncture
- 中国国家中医薬管理局『中医眼科学』
- 中国国家中医薬管理局『中医内科学』
※参考情報は、疾患理解と医療機関での診断・経過観察を確認するためのものです。鍼灸治療は眼科での診断・治療に代わるものではありません。
網膜色素変性症は、長期的な経過観察が必要な進行性の疾患です。
中国鍼灸・健身院では、眼科での診断・経過観察を尊重しながら、中医学に基づく鍼灸で、夜盲、視野狭窄、視力低下に伴う見えにくさ、眼精疲労、全身状態を整え、見え方とQOL維持を支えることを目指します。
病院での治療や検査を続けながら、できるケアを探している方は一度ご相談ください。
この記事の監修・執筆者

院長 朱錫龍(シュ・シロン)
鍼灸歴40年 /
上海中医薬大学卒 元主治医
はり師:第137701号 /
きゅう師:第137515号

副院長 姚依文(ヤオ・イーウェン)
鍼灸歴34年 /
南京中医薬大学大学院修了 医学博士
はり師:第115967号 /
きゅう師:第115884号
