胸焼け・呑酸に中医鍼灸

病院治療と併用し、胃腸と全身状態を整える

逆流性食道炎(GERD)の鍼灸治療

中医学でみる逆流症状

中国医学では、胃酸などが口や喉まで上がってくる症状を「呑酸」「吐酸」などとして捉えてきました。

呑酸(どんさん)

酸っぱいものが喉や口まで上がってきて不快に感じる状態です。

吐酸(とさん)

酸っぱい胃内容物が口まで上がり、吐き出すような状態を指します。

中医学では、胃の内容物を下へ送る働きが乱れ、「胃気上逆」が生じることでこのような症状が現れると考えます。

主な中医学的タイプ

1 肝胃鬱熱

ストレスやイライラが強く、胃の症状も悪化しやすいタイプ

【みられやすい状態】

  • 呑酸・げっぷ
  • 胸部や脇の張り
  • イライラ
  • 口の渇き

2 飲食不節

食べ過ぎ、脂っこい食事、飲酒など食生活の乱れが関係するタイプ

【みられやすい状態】

  • 胸焼け
  • 胃の灼熱感
  • 胃もたれ
  • 便通の乱れ

3 脾胃虚弱

胃腸が弱く、疲労や食欲低下を伴いやすいタイプ

【みられやすい状態】

  • 胃もたれ
  • 食欲不振
  • 疲れやすい
  • 軟便など便通の乱れ

4 痰湿・気滞を伴うタイプ

喉のつかえや胸部の不快感などを伴うタイプ

【みられやすい状態】

  • 喉の異物感
  • 胸のつかえ
  • 吐き気
  • ストレスで症状が変化する

※これらは中医学における病態の捉え方であり、西洋医学上の診断名や病態分類とは異なります。

逆流性食道炎は、胸焼けだけでなく、呑酸、げっぷ、喉の違和感、睡眠への影響など生活の質を大きく低下させることがあります。

中国鍼灸・健身院では、消化器内科での診断・PPIやP-CABなどの治療を尊重しながら、中医学の弁証に基づき、胃腸症状と全身状態を確認して鍼灸を行います。

病院治療を続けながら中医鍼灸を補完的に取り入れたい方はご相談ください。

この記事の監修・執筆者

院長 朱錫龍

院長 朱錫龍(シュ・シロン)
鍼灸歴40年 /
上海中医薬大学卒 元主治医

はり師:第137701号 /
きゅう師:第137515号

副院長 姚依文

副院長 姚依文(ヤオ・イーウェン)
鍼灸歴34年 /
南京中医薬大学大学院修了 医学博士

はり師:第115967号 /
きゅう師:第115884号