逆流性食道炎の鍼灸治療

治療実例─1(ゲップ・胸焼け・酸っぱい水が上がる)

患者40歳男性(営業マン

病名逆流性食道炎

症状半年前から、口中に酸っぱい液体がこみあげてくる感じが続いている。この患者様は、病院で逆流性食道炎と診断され、制酸剤などを処方されました。それで症状は多少落ち着きましたが、三ヶ月ほど服薬を休止したところ、再び悪化してしまいました。呑酸(口中に酸っぱい液体がこみあげて喉にとどまり吐き出せない状態)やげっぷ、食後に胸焼けなどの症状が出てきており、試しに鍼灸による治療を受けたいというお話でした。

治療経過:来院当初は、呑酸、げっぷ、胸焼けのほか、イライラや口の中の渇き、便秘などの症状もありました。診察すると、舌の先の色が赤く、薄黄色の苔がついています。「肝火内鬱」による呑酸だと診断し、「清肝泄火」治療を行なうことにしました。主に中脘、天枢、内関、足三里、肝兪、胆兪などのツボを使います。

5回目の治療で、口内の渇きや胸焼けが改善され、便秘も解消しました。10回目で胸焼けがなくなり、以前に比べてイライラが少なくなり、呑酸もよくなりました。全部で20回の治療で、患者様を苦しめていた諸症状はほとんどなくなりました。

この記事の監修・執筆者

院長 朱錫龍

院長 朱錫龍(シュ・シロン)
鍼灸歴40年 /
上海中医薬大学卒 元主治医

はり師:第137701号 /
きゅう師:第137515号

副院長 姚依文

副院長 姚依文(ヤオ・イーウェン)
鍼灸歴34年 /
南京中医薬大学大学院修了 医学博士

はり師:第115967号 /
きゅう師:第115884号