女性、60代。症状は右のお尻から下半身にかけての痛みと痺れが1年間続いています。
約1年前から、立ちっぱなしやしばらく歩くと、右下腿の外側に痛みが現れるようになりました。症状は段々と強くなり、半年前に整形外科で脊柱管狭窄症(腰椎4番と5番のすべり)と診断され、飲み薬や骨盤牽引などの治療を約半年間受けましたが、あまり改善されず、症状はますます悪化しました。歩いて2分もしないうちにすぐに痛くなり、休憩しないと歩けない状況に至りました。その他には肩こり、背中のこわばり、少し早めに目が覚めるという症状もあります。
治療経過: 治療は鍼、吸玉、手技を組み合わせ、毎回の来院時に症状に合わせて最適なツボを選んで治療しました。治療の間隔は週に2回です。最初の施術の翌日には体がだるく感じられましたが、その後の治療後には体が温かくなり、しかし、時間が経つと症状が再び現れると報告されました。10回目からは整体術の斜板手法を導入し、治療効果が2日から3日間継続するようになりました。20回目からは患者さんに毎日柔軟体操を行うよう勧めました。ほぼ25回目からは普通に痛みなく歩けるようになりました。