


春は寒暖差が激しく、新しい環境に適応しようとすることで、心身に負担がかかりやすい季節です。「なんとなく体がだるい」「疲れが抜けない」「ストレスが溜まっている」と感じることはありませんか?
東洋医学では、春は「肝(かん)」の働きが活発になる時期とされ、「肝」は気血の巡りを管理し、自律神経とも深く関係しています。肝の働きが乱れると、ストレスや不安を感じやすくなり、疲れや胃腸の不調につながることも。
そんな春特有の不調を整えるのに役立つのが、「労宮(ろうきゅう)」「湧泉(ゆうせん)」「足三里(あしさんり)」 の3つのツボです。健身院の経験豊富な本場の先生たちが推奨するツボ刺激で、春を快適に過ごしましょう。
1. 労宮(ろうきゅう)— 春のストレスを和らげるツボ
春は気温の変化や環境の変化により、自律神経が乱れやすい時期。「労宮」は、精神的な疲れやストレスを和らげ、リラックスを促すツボです。
✅ 場所:手のひらの中央、中指と薬指の先が当たる部分
✅ 効果:ストレス緩和、自律神経の調整、手の疲れの解消
✅ 押し方:親指でゆっくり5秒押し、3~5回繰り返す
おすすめのタイミング:
・朝の深呼吸と一緒に押して、気持ちを整える
・イライラしたときや、不安を感じたとき
2. 湧泉(ゆうせん)— 春の気力を補うツボ
「湧泉」は、その名の通り生命エネルギーが湧き出る場所とされ、疲労回復や冷えの改善に役立つツボです。春は朝晩が冷え込むため、湧泉を刺激して巡りを良くしましょう。
✅ 場所:足裏の中央よりやや上、足指を曲げるとできるくぼみ
✅ 効果:全身の疲労回復、冷えやむくみの改善、気力アップ
✅ 押し方:親指で強めに3~5秒押し、ゆっくり離す
おすすめのタイミング:
・朝起きたときに軽く押して、1日の活力をチャージ
・お風呂上がりにマッサージして、血流を促進
3. 足三里(あしさんり)— 春の胃腸を整え、体力を高めるツボ
「足三里」は、胃腸の調子を整え、体力を養うツボとして昔から重宝されてきました。春は食生活の変化やストレスで胃腸の不調を感じやすい時期なので、ぜひ意識して刺激してみてください。
✅ 場所:ひざのお皿の下から指4本分下がった、すねの外側
✅ 効果:胃腸の調子を整える、体力回復、免疫力向上
✅ 押し方:親指で円を描くようにマッサージ
おすすめのタイミング:
・食後に軽く押して、消化を促進
・歩きながら、またはデスクワーク中に刺激して巡りを改善
春の不調は、早めのケアが大切
春は新しいスタートの季節ですが、気候や環境の変化による疲れを放っておくと、五月病や慢性的な不調につながることもあります。ツボ刺激は、手軽にできるセルフケアとしておすすめです。
健身院では、本場で経験を積んだ先生たちが、東洋医学の視点から一人ひとりに合った鍼治療を行い、体質改善をサポートしています。
日々の生活に取り入れ、春を元気に乗り切りましょう!