クーラーの当たり方を間違えると顔面麻痺になりやすい。残暑が続き、クーラーが手放せなくなる今日この頃。ご存じですか?実は、クーラーの当たり方一つ間違えていると、顔面神経麻痺になってしまうというケースがたくさんあります。
患者のB様が朝目が覚めて、洗面所で歯を磨き始めると水が口からこぼれ落ちることに驚き、慌てて病院へ行くと顔面神経麻痺と診断されました。原因は前日暑かったせいで、家について冷房をガンガン入れた上に扇風機も入れました。汗をかいた上、急に冷気で冷やしたため、顔面神経の血管が急激な変化に耐え切れず痙攣し始めるのです。さらに顔面神経組織に浮腫が起こり、最終的に顔面神経麻痺が起こります。その場合は、まず病院へ行き、なるべく早く治療を始めた方が予後もよくなります。
もし、顔面神経麻痺になってしまった場合、以下のことに注意しましょう
・夏は冷房のついた部屋にいるときはマスクをつけましょう。
・顔洗うときは温かいお湯で洗いましょう。
・眼帯をつけて、角膜を保護しましょう。
・寝るときはクーラーの風が当たるのを避けましょう
・表情筋を鍛えましょう
・顔のマッサージをしましょう
顔面神経麻痺のマッサージについて、中医学独特なツボマッサージがあります。一つは地倉穴(口の横にあります)、もう一つは頬車穴(力を入れて歯をかみ合わせると筋肉の盛り上がるところに当る)。古典『玉龍歌』に“地倉頬車療口禍”と書いてあります。意味は口のゆがみは地倉と頬車で治す。この二つのツボをよく揉むことで口のゆがみを早く治すのを助けてくれます。
上の図を参考にして、ぜひ、試して見てはいかがでしょうか?
※施術効果には個人差があります。
夏のクーラーと顔面神経麻痺