メニエール病でお悩みの方へ
「目がまわるようなめまいを繰り返す」「耳鳴りが続く」「耳が詰まった感じがする」「低い音が聞こえにくい」――このようなお悩みはありませんか。
メニエール病は、回転性のめまい、難聴、耳鳴り、耳閉感が繰り返し現れる内耳の疾患です。症状はいったん落ち着いても、数日から数ヶ月の間隔で再発することがあります。
メニエール病の治療では、耳鼻咽喉科での診断、薬物療法、生活習慣の見直しが大切です。当院では、病院での治療と併用しながら、中医学に基づく鍼灸で、めまい、耳鳴り、耳閉感、自律神経の乱れ、首肩の緊張を整えることを目指します。
中国鍼灸・健身院では、メニエール病やメニエール症候群を中医学の「眩暈」の一つとして捉え、体質、発作の頻度、耳の症状、睡眠、ストレス、胃腸の状態などを確認しながら、患者様一人ひとりに合わせた鍼灸治療を行っています。

このようなお悩みはありませんか?
- 目がまわるようなめまいを繰り返す
- めまいと一緒に吐き気や冷汗が出る
- 耳鳴りが続いている
- 耳が詰まったような感じがある
- 低い音が聞こえにくい
- ストレスや疲労で発作が起こりやすい
- 薬を飲んでいるが不調を繰り返している
- 再発予防のために体質から整えたい
メニエール病とは
メニエール病は、内耳に起こる病気で、回転性のめまい、難聴、耳鳴り、耳閉感を繰り返すことが特徴です。
19世紀のフランスの医師プロスペル・メニエールが、めまいの中には内耳に起因するものがあることを報告したことから、メニエール病と呼ばれるようになりました。
メニエール病の背景には、内耳のリンパ液が過剰にたまる「内リンパ水腫」が関係すると考えられています。症状は一度落ち着いても再発し、数日から数ヶ月の間隔で繰り返すことがあります。
主な症状
- 回転性のめまい
- 難聴、特に低音が聞こえにくい
- 耳鳴り
- 耳閉感
- 吐き気、嘔吐
- 冷汗
- 動悸
- 顔面蒼白
- 温感異常
- 発作への不安
メニエール病とメニエール症候群
メニエール病では、内耳に内リンパ水腫がみられることが特徴とされています。一方、内リンパ水腫が明確でないものの、メニエール病に似ためまい、耳鳴り、耳閉感などが現れる場合に、メニエール症候群と呼ばれることがあります。
メニエール症候群の背景には、自律神経の乱れ、血行不全、水分代謝の乱れ、アレルギーなどが関係すると考えられることがありますが、状態によって原因は異なります。
まず病院で確認すべきこと
メニエール病が疑われる場合は、まず耳鼻咽喉科で検査を受けることが大切です。めまいの原因には、良性発作性頭位めまい症、前庭神経炎、突発性難聴、脳血管障害など、ほかの疾患が隠れていることもあります。
特に、難聴を伴うめまい、強い吐き気を伴うめまい、症状を繰り返すめまいは、自己判断で放置せず医療機関で確認してください。
医療機関で確認したいこと
- 聴力検査の結果
- めまいの種類と発作時間
- 耳鳴り、耳閉感、難聴の程度
- 内リンパ水腫の有無
- 良性発作性頭位めまい症との違い
- 突発性難聴との違い
- 服用中の薬の内容
- 入院や点滴治療が必要かどうか
- 再発予防のための生活指導
すぐに医療機関へ相談すべき症状
- 急に聞こえが悪くなった
- ろれつが回らない
- 手足のしびれや麻痺がある
- 激しい頭痛を伴う
- 意識がぼんやりする
- 歩けないほどふらつく
- 強い嘔吐で水分が取れない
- めまいが急に悪化した
当院の鍼灸治療は、耳鼻咽喉科での診断、薬物療法、点滴治療などに代わるものではありません。病院での治療を継続しながら、補完的なケアとしてご相談ください。
検査・評価法
メニエール病では、めまいの出方だけでなく、聴力の変化、耳鳴り、耳閉感、発作の頻度、生活への影響を確認することが重要です。
医療機関で行われる主な検査
- 問診
- 聴力検査
- 平衡機能検査
- 眼振検査
- 耳鼻咽喉科での診察
- 必要に応じた画像検査
- ほかのめまい疾患との鑑別
当院で確認するポイント
- めまいの頻度、時間、強さ
- 耳鳴り、耳閉感、難聴の変化
- 吐き気、冷汗、動悸の有無
- 首肩こり、後頭部の緊張
- 睡眠、疲労、ストレス状態
- 胃腸の状態、食べ過ぎ、脂っこい食事の影響
- 水分代謝、むくみ、冷え
- 耳鼻咽喉科での診断内容と服薬状況
- 舌診・脈診による中医学的な体質確認
検査結果や服薬内容が分かるものがあれば、初回時にお持ちください。施術方針を立てるうえで参考になります。
当院の中国鍼灸治療
中国医学では、メニエール病やメニエール症候群は「眩暈」の範疇に属すると考えます。めまい、耳鳴り、耳閉感だけでなく、体質、疲労、睡眠、胃腸、水分代謝、ストレスの状態も確認します。
メニエール病に対しては、薬物療法を中心とした耳鼻咽喉科での治療が大切です。当院では、病院治療と併用しながら、中医鍼灸で内耳周囲のめぐり、自律神経、首肩の緊張、全身のバランスを整えることを目指します。
中国で行われた臨床報告では、薬物療法と鍼灸治療を併用した症例が報告されています。当院でも、耳鼻咽喉科での薬物療法を継続しながら、鍼灸治療を補完的に併用することをおすすめしています。
中国医学では、メニエール病に関係する状態として、主に次の三つを考えます。
肝陽上亢・腎陰不足
腎の陰が不足し、肝の陽が上にのぼることで、めまい、耳鳴り、のぼせ、イライラ、眠りの浅さなどが出やすくなると考えます。
気血不足
体の気血が不足し、頭部や耳への栄養が不足することで、ふらつき、疲労感、顔色の悪さ、息切れ、動悸などが出やすくなると考えます。
湿痰内停
水分代謝が乱れ、体内に湿気や痰がたまることで、めまい、頭重感、吐き気、耳閉感、胃もたれなどが出やすくなると考えます。
治療で重視する目的
- めまい発作が起こりにくい状態を目指す
- 耳鳴り、耳閉感、難聴に伴う不快感を軽減する
- 内耳周囲のめぐりを整える
- 首肩や後頭部の緊張をゆるめる
- 自律神経のバランスを整える
- 睡眠、疲労、ストレス状態を確認する
- 水分代謝や胃腸の状態を整える
- 薬物療法と併用しながらQOL維持を支える
鍼灸治療の変化には個人差があります。発作が強い時期は耳鼻咽喉科での対応を優先し、状態が落ち着いている時期に、再発予防や体調管理を目的として継続することをおすすめします。
通調清竅と主なツボ
当院では、メニエール病に対する中医学的な治療原則として「通調清竅」を重視します。
「清竅」とは、耳・目・鼻・口など頭部にある感覚器の通り道を指します。「通」は流通、「調」は調整を意味します。耳から頭部へ通じる流れを整え、めまい、耳鳴り、耳閉感が起こりにくい状態を目指します。
施術では、手足を流れる少陽経のツボを中心に、症状に合わせて背兪、厥陰経、太陽経のツボを組み合わせます。
メニエール病の鍼治療で用いる主なツボ
症状や体質によって使用するツボは異なります。ここでは代表的なツボの一例をご紹介します。
1 翳風(えいふう)
耳たぶの後ろ、あごの骨の後方にあるツボ
【役割】
- 耳鳴り、耳閉感への対応
- 耳周囲のめぐりを整える
- 内耳症状への補助
耳鳴り、耳閉感、難聴を伴うめまいで重視される代表的なツボです。
2 聴宮(ちょうきゅう)・聴会(ちょうえ)
耳の前にあるツボ
【役割】
- 耳鳴りへの対応
- 耳閉感への対応
- 耳周囲の血流調整
耳の詰まり感、耳鳴り、聞こえにくさを伴う場合に用いることがあります。
3 風池(ふうち)
後頭部、首の付け根にあるツボ
【役割】
- めまいへの対応
- 首肩の緊張緩和
- 頭部の巡りを整える
めまい、頭重感、首肩こりを伴う場合に重視します。
4 外関(がいかん)・中渚(ちゅうしょ)
手首から手の甲にかけてある少陽経のツボ
【役割】
- 少陽経の流れを整える
- 耳や側頭部の症状への対応
- めまい、耳鳴りへの補助
耳から側頭部にかけての症状に対し、手のツボとして用いることがあります。
5 太衝(たいしょう)
足の甲にあるツボ
【役割】
- 肝の緊張を整える
- ストレスやイライラへの補助
- めまい、のぼせへの対応
ストレス、のぼせ、イライラ、眠りの浅さを伴う場合に用いることがあります。
6 豊隆(ほうりゅう)・足三里(あしさんり)
すねの外側にあるツボ
【役割】
- 湿痰をさばく補助
- 胃腸の働きを支える
- 頭重感、吐き気への対応
胃もたれ、吐き気、頭重感、湿痰の傾向がある場合に重視します。
実際には、めまいの出方、耳鳴り、耳閉感、難聴、睡眠、疲労、胃腸の状態、舌診・脈診を確認しながら、使用するツボや刺激量を調整します。
治療の流れ
メニエール病では、耳鼻咽喉科での診断・治療内容を確認し、発作の状態、耳の症状、全身状態を合わせて施術方針を立てます。
- Step 1
症状と検査結果の確認
めまい、耳鳴り、耳閉感、難聴、発作の頻度、耳鼻咽喉科での診断内容、服薬状況を確認します。
- Step 2
全身状態の確認
睡眠、疲労、ストレス、首肩の緊張、胃腸、水分代謝、冷え、むくみなどを確認します。
- Step 3
中医学的な評価
肝陽上亢、気血不足、湿痰内停などの考え方をもとに、体質と症状に合わせて方針を立てます。
- Step 4
鍼灸施術
翳風、聴宮、聴会、風池、外関、中渚、太衝、豊隆、足三里などを状態に合わせて選穴します。
- Step 5
治療後の確認
めまい感、耳の詰まり感、首肩の緊張、頭重感、吐き気、身体の軽さなどの変化を確認します。
- Step 6
生活上の注意点を説明
睡眠、休息、食事、ストレス管理、再発サイン、耳鼻咽喉科への相談目安をお伝えします。
生活上の注意点
メニエール病では、発作が落ち着いている時期にも、睡眠、疲労、ストレス、水分代謝、食生活を整えることが大切です。
日常生活で気をつけたいこと
- 十分な休息をとる
- 睡眠不足を避ける
- 過労をためこまない
- 強いストレスを一人で抱え込まない
- 食べ過ぎに注意する
- 脂っこい食事を控えめにする
- 塩分やアルコールのとりすぎに注意する
- めまい発作中は無理に動かない
- 耳鳴りや難聴が強くなったら耳鼻咽喉科に相談する
- 薬を自己判断で中止しない
ろれつが回らない、手足の麻痺、強い頭痛、意識障害、急な難聴などを伴う場合は、鍼灸院ではなく、すぐに医療機関へご相談ください。
治療方針例
メニエール病では、同じ診断名でも、めまいが強い方、耳鳴りや耳閉感がつらい方、疲労やストレスで再発しやすい方など、状態は一人ひとり異なります。
ここでは、実際の施術で考える治療方針の一例をご紹介します。治療内容は、耳鼻咽喉科での診断内容、服薬状況、症状の安定度、生活状況に合わせて調整します。
- 方針例① めまい・吐き気が強いタイプ
主な症状回転性めまい、吐き気、冷汗、頭重感、胃もたれ
施術方針風池、翳風、豊隆、足三里などを状態に応じて用い、内耳周囲のめぐり、自律神経、胃腸の状態を整えることを目指します。
- 方針例② 耳鳴り・耳閉感が強いタイプ
主な症状耳鳴り、耳の詰まり感、低音が聞こえにくい、首肩こり
施術方針翳風、聴宮、聴会、外関、中渚などを状態に応じて用い、耳周囲と側頭部のめぐり、首肩の緊張を整えることを目指します。
- 方針例③ 疲労・ストレスで再発しやすいタイプ
主な症状疲労感、睡眠不足、ストレス、イライラ、めまいの再発不安
施術方針太衝、内関、足三里、背兪穴などを状態に応じて用い、気血、自律神経、睡眠、胃腸の状態を整えることを目指します。
当院が選ばれる理由
| 患者様が不安に感じやすい点 | 中国鍼灸・健身院の対応 |
|---|---|
| めまい発作を繰り返して不安 | 耳鼻咽喉科での治療を尊重しながら、再発しにくい体調づくりをサポートします |
| 耳鳴りや耳閉感がつらい | 耳周囲、側頭部、首肩、自律神経の状態を総合的に確認します |
| 薬だけでは不調を繰り返す | 薬物療法と併用しながら、睡眠、疲労、ストレス、胃腸の状態も整えます |
| 体質から見直したい | 中医学の眩暈、通調清竅、少陽経などの考え方をもとに施術します |
- 薬物療法と併用しながら受けられる中医鍼灸
- めまい、耳鳴り、耳閉感、難聴を総合的に確認
- 耳周囲、首肩、自律神経、胃腸、水分代謝を重視
- 通調清竅の考え方に基づく施術
- 少陽経、背兪、厥陰経、太陽経のツボを症状に応じて選穴
- 再発予防と生活の質(QOL)維持を意識したサポート
通院回数・治療ペース
メニエール病は、症状が落ち着いている時期にも再発を繰り返すことがあるため、短期間だけでなく、体調管理として継続することが大切です。
| 状態 | 通院ペースの目安 |
|---|---|
| 発作後・症状が不安定な時期 | 週1〜2回程度を目安に、めまい、耳鳴り、耳閉感、首肩の緊張を確認しながら施術します。 |
| 症状が少し落ち着いてきた時期 | 週1回程度を目安に、内耳周囲のめぐり、自律神経、睡眠、疲労状態を整えます。 |
| 再発予防・体調管理 | 2週間に1回〜月1回程度を目安に、再発しにくい体調づくりを目的として継続することがあります。 |
| 慢性化・反復しやすい場合 | 3ヶ月程度を一つの目安として、発作頻度、耳の症状、生活状況を確認しながら調整します。 |
※上記は目安です。実際の通院回数は、診断内容、症状の程度、発作頻度、服薬状況、体力、生活環境を確認したうえでご提案します。
治療コース・料金
メニエール病の治療では、耳周囲だけでなく、頭部、首肩、背中、手足、胃腸、自律神経の状態まで確認するため、中医鍼灸の50分または70分コースをおすすめしています。
- 初診料:2,200円(税込)
- 中医鍼灸コース(50分):
7,200円(税込) / 61,200円(10回券・15%OFF) - 中医鍼灸コース(70分):
8,800円(税込) / 74,800円(10回券・15%OFF)
90分・120分コースもございます。詳しくは治療コース・料金表をご覧ください。
よくあるご質問
メニエール病は鍼灸だけで治りますか?
薬を飲みながら鍼灸を受けても大丈夫ですか?
めまい発作中でも施術できますか?
どのくらい通えばよいですか?
耳鳴りや耳閉感にも対応できますか?
食事で気をつけることはありますか?
参考文献・参考情報
- 日本めまい平衡医学会:ガイドライン等一覧
- MSDマニュアル家庭版:メニエール病
- MSDマニュアル プロフェッショナル版:メニエール病
- WHO Benchmarks for the practice of acupuncture
- 中国国家中医薬管理局『中医耳鼻咽喉科学』
- 中国国家中医薬管理局『中医内科学』
※参考情報は、疾患理解と医療機関での診断・治療を確認するためのものです。鍼灸治療は耳鼻咽喉科での診断・治療に代わるものではありません。
メニエール病は、めまい、耳鳴り、耳閉感、難聴を繰り返すことがある内耳の疾患です。
中国鍼灸・健身院では、耳鼻咽喉科での診断・薬物療法を尊重しながら、中医学に基づく鍼灸で、内耳周囲のめぐり、自律神経、首肩の緊張、睡眠、胃腸の状態を整え、再発しにくい状態を目指します。
病院での治療を続けながら、めまい、耳鳴り、耳閉感の体調管理を行いたい方は一度ご相談ください。
この記事の監修・執筆者

院長 朱錫龍(シュ・シロン)
鍼灸歴40年 /
上海中医薬大学卒 元主治医
はり師:第137701号 /
きゅう師:第137515号

副院長 姚依文(ヤオ・イーウェン)
鍼灸歴34年 /
南京中医薬大学大学院修了 医学博士
はり師:第115967号 /
きゅう師:第115884号
