うつ病でお悩みの方へ
「気分の落ち込みが続いている」「やる気が出ない」「眠れない」「薬を飲んでいるが不調が残る」「不安や身体の重だるさもつらい」――このようなお悩みはありませんか。
うつ病は、気分の落ち込みだけでなく、睡眠、食欲、集中力、意欲、身体のだるさ、頭痛、肩こり、動悸、めまいなど、心身の両面に症状が現れることがあります。
中国では古くから、抑うつ、不眠、不安、情緒不安定などに対して鍼灸治療が行われてきました。古典医学書にも、感情の乱れや胸腹部の張り、精神的な不安定さに対して、肝兪、百会、水溝などのツボを用いる考え方が記されています。
中国鍼灸・健身院では、病院での診断・治療を尊重しながら、中医学に基づく鍼灸治療で、自律神経、睡眠、気血の巡り、首肩の緊張、胃腸の状態などを整え、うつ病・抑うつ症状の緩和と生活の質(QOL)の維持をサポートします。
うつ病の治療では、精神科・心療内科での診断や薬物療法、心理療法、休養が大切です。当院の鍼灸治療は、それらに代わるものではなく、補完的に心身の回復を支える施術です。

このようなお悩みはありませんか?
- 気分の落ち込みが長く続いている
- 以前楽しめていたことに興味が持てない
- 眠れない、夜中や早朝に目が覚める
- 疲れやすく、身体が重だるい
- 集中力や判断力が落ちている
- 不安感や焦りが強い
- 頭痛、肩こり、胸の圧迫感、動悸、めまいがある
- 薬を飲みながら、体調面も整えたい
- 再発予防や体調管理のために鍼灸を受けたい
うつ病・抑うつ症状では、心の状態だけでなく、睡眠、身体の緊張、胃腸、疲労感、自律神経の乱れまで総合的に整えることが大切です。
病院治療と併用しながら、中国鍼灸で心身のバランスを整えたい方はご相談ください。
うつ病とは
人は誰でも、悲しみや落ち込みを感じることがあります。健康な状態であれば数日で回復することもありますが、憂うつな状態が長く続き、やる気が出ず、生活や仕事に支障をきたす場合は、うつ病の可能性があります。
厚生労働省の資料では、うつ病は「気分がひどく落ち込んだり、何事にも興味を持てなくなったり、強い苦痛を感じ、日常生活に支障が現れる状態」と説明されています。
国際的には、抑うつ気分や興味・喜びの喪失などが、ほとんど一日中、2週間以上続き、日常生活に支障をきたしているかどうかが重要な判断材料になります。
うつ病で見られやすい症状
- 強いうつ気分
- 興味や喜びの喪失
- 食欲の低下または増加
- 不眠または過眠
- 焦り、落ち着かなさ、動作の鈍さ
- 疲れやすさ、気力の低下
- 強い罪責感や自分を責める気持ち
- 思考力や集中力の低下
- 死について考えてしまう
うつ病は、精神的な症状だけでなく、全身倦怠感、頭痛、肩こり、胸部の圧迫感、性欲減退、めまい、動悸、吐き気など、身体症状を伴うことも少なくありません。
そのため、当院では気分の落ち込みだけでなく、睡眠、身体の緊張、胃腸、呼吸、自律神経、疲労感まで含めて確認します。
まず病院で確認すべきこと
うつ病が疑われる場合は、精神科、心療内科、メンタルクリニックなどで診断を受けることが大切です。うつ病に似た症状でも、原因によって治療法が異なることがあります。
特に、双極性障害、適応障害、不安障害、甲状腺疾患、貧血、更年期障害、薬の影響、睡眠障害などは、うつ病と似た症状が出ることがあります。自己判断で対処せず、医療機関で評価を受けてください。
医療機関で確認したいこと
- うつ病か、他の疾患による抑うつ症状か
- 双極性障害の可能性
- 不安障害、パニック症、適応障害の有無
- 甲状腺機能、貧血、ホルモンバランスなど身体要因
- 睡眠障害や慢性疼痛との関係
- 薬物療法や心理療法の必要性
- 休職、勤務調整、生活環境の見直し
- 自傷・自殺リスクの有無
すぐに医療機関へ相談すべき状態
- 死にたい気持ちや自傷の考えがある
- 食事や水分が十分にとれない
- 眠れない状態が続き、日常生活が保てない
- 強い焦燥感、混乱、幻覚、妄想がある
- 急に活動的になり、眠らなくても平気になった
- 薬を自己判断で中止したいと考えている
- 家族や周囲が危険を感じている
当院の鍼灸治療は、病院での診断や薬物療法、心理療法に代わるものではありません。薬の中止や変更は、必ず主治医にご相談ください。
検査・評価法
うつ病の診断では、症状の内容、期間、生活への影響、既往歴、服薬状況、身体疾患の有無などを総合的に確認します。
医療機関で行われる主な評価
- 問診
- 抑うつ気分、興味・喜びの喪失の確認
- 睡眠、食欲、体重変化の確認
- 不安、焦燥感、集中力低下の評価
- 自傷・自殺リスクの確認
- PHQ-9、HAM-Dなどの心理検査・評価尺度
- 必要に応じた血液検査
- 甲状腺機能、貧血、ホルモン状態などの確認
当院で確認するポイント
- 気分の落ち込みの程度と時間帯
- 睡眠の質、寝つき、早朝覚醒
- 疲労感、身体の重だるさ
- 頭痛、肩こり、胸の圧迫感、動悸、めまい
- 胃腸の不調、食欲、便通
- 冷え、のぼせ、発汗
- ストレスや生活環境の変化
- 病院での診断内容と服薬状況
- 舌診・脈診による中医学的な体質確認
うつ病では、心の症状と身体症状が互いに影響し合います。当院では、気分だけでなく、身体の緊張や自律神経の乱れも含めて、施術方針を考えます。
当院の中国鍼灸治療
中医学では、うつ病や抑うつ状態を、気の巡り、肝の働き、心神の安定、脾胃の働き、腎の力などが乱れた状態として捉えます。
古典医学書『鍼灸甲乙経』には、肝の不調と肝兪の関係が記されており、また『神応経』には、情緒不安定に対して百会や水溝を用いる考え方が記されています。
当院では、長年の臨床経験に基づき、うつ症状に対して、背中の五臓兪と膈兪、頭部や手足のツボを組み合わせて施術します。
治療で重視する目的
- 自律神経のバランスを整える
- 睡眠の質を支える
- 気血の巡りを改善する
- 首肩や背中の緊張をゆるめる
- 不安感や焦燥感の緩和を目指す
- 胃腸の働きや食欲を整える
- 疲労感や身体の重だるさを軽減する
- 心身の回復しやすい状態を整える
当院で用いる主な組み合わせ
- 五臓兪+膈兪
- 神庭、百会、安眠、神門、三陰交
- 情緒不安定がある場合は、状態に応じて頭部や手足のツボを追加
- お腹の張りや違和感がある場合は、胃腸や気の巡りを整えるツボを追加
近年では、鍼灸と抗うつ薬を併用した研究や、うつ病に対する鍼灸のシステマティックレビューも報告されています。ただし、研究の質にはばらつきがあるため、当院では「鍼灸だけでうつ病を治す」とは考えず、医療機関での治療と併用しながら補完的に症状緩和を目指します。
うつ病の鍼灸治療では、施術そのものだけでなく、患者様の心理的な支えになることも大切です。当院では、無理に励ますのではなく、心身の状態を丁寧に確認しながら施術を行います。
主なツボ
うつ病・抑うつ症状では、頭部、背中、手足のツボを組み合わせ、自律神経、睡眠、情緒、気血の巡りを整えることを目指します。
うつ病の鍼治療で用いる主なツボ
症状や体質によって使用するツボは異なります。ここでは代表的なツボの一例をご紹介します。
1 百会(ひゃくえ)
頭頂部の中央にある代表的なツボ
【役割】
- 頭部の緊張をゆるめる
- 気分の落ち込みや不安への補助
- 自律神経のバランス調整
百会は、情緒不安定や頭重感、不眠を伴う場合に用いられることがあります。頭部の巡りを整える目的で重視します。
2 神庭(しんてい)
前頭部、髪の生え際付近にあるツボ
【役割】
- 不安感や考えすぎへの対応
- 睡眠の質を支える
- 前頭部の緊張緩和
考えが止まらない、寝つきが悪い、気持ちが落ち着かない場合に、百会などと組み合わせて用いることがあります。
3 安眠(あんみん)
耳の後ろから首にかけての周辺にあるツボ
【役割】
- 不眠へのアプローチ
- 首肩の緊張緩和
- リラックスを促す補助
寝つきが悪い、夜中に目が覚める、眠りが浅い場合に用いることがあります。首肩こりを伴う方にも重視します。
4 神門(しんもん)
手首の小指側にあるツボ
【役割】
- 不安や緊張への補助
- 動悸や落ち着かなさへの対応
- 心神を安定させる目的
中医学では、心神の乱れに関わるツボとして用いられます。不安、焦り、動悸、不眠を伴う場合に選穴します。
5 三陰交(さんいんこう)
内くるぶしの上にあるツボ
【役割】
- 気血の巡りを整える
- 冷えや疲労感への補助
- 睡眠やホルモンバランスへの対応
冷え、疲労感、胃腸の不調、睡眠の乱れを伴う場合に用いられることがあります。全身調整の目的で重視します。
6 肝兪(かんゆ)・膈兪(かくゆ)
背中にある、肝と血の巡りに関わるツボ
【役割】
- 気の滞りを整える
- 背中の緊張緩和
- ストレスによる胸腹部の張りへの対応
中医学では、鬱は肝の働きや気の巡りと深く関わると考えます。背中の緊張、胸腹部の張り、ストレスが強い場合に用いることがあります。
実際には、気分の落ち込み、不眠、不安、食欲、身体の緊張、服薬状況、舌診・脈診の状態に合わせて、使用するツボや刺激量を調整します。
治療の流れ
うつ病・抑うつ症状に対しては、病院での診断・治療内容を確認しながら、心身の状態に合わせて施術を行います。
- Step 1
症状と生活状況の確認
気分の落ち込み、不眠、不安、疲労感、身体症状、仕事や生活への影響を丁寧に伺います。
- Step 2
病院治療の確認
精神科・心療内科での診断内容、服薬状況、心理療法、休職や勤務調整の有無を確認します。
- Step 3
中国医学的な評価
脈診・舌診を行い、気の滞り、気血不足、肝の緊張、心神の乱れ、脾胃の弱りなどを確認します。
- Step 4
中国鍼による施術
百会、神庭、安眠、神門、三陰交、肝兪、膈兪などを、症状や体質に合わせて選びます。
- Step 5
治療後の確認
身体の軽さ、首肩の緊張、リラックス感、眠気、呼吸のしやすさ、不安感の変化などを確認します。
- Step 6
生活上の注意点を説明
睡眠、休養、食事、運動、仕事量、ストレス対策など、無理のない範囲で続けられる養生法をお伝えします。
生活上の注意点
うつ病では、「頑張ること」よりも、まず心身を休ませ、生活リズムを少しずつ整えることが大切です。無理な目標を立てず、できることを少しずつ増やしていきましょう。
日常生活で意識したいこと
- 薬を自己判断で中止しない
- 睡眠時間と起床時間をできる範囲で整える
- 朝に日光を浴びる
- 無理のない散歩や軽い運動を取り入れる
- 食事を抜かず、胃腸に負担をかけすぎない
- アルコールに頼りすぎない
- カフェインのとりすぎに注意する
- 仕事や家事の負担を一人で抱え込まない
- 調子の良い日でも急に予定を詰め込みすぎない
- 家族や主治医に状態を共有する
死にたい気持ちや自傷の考えがある場合、またはご家族が危険を感じる場合は、鍼灸院ではなく、すぐに精神科・救急などの医療機関へご相談ください。
治療方針例
うつ病・抑うつ症状では、同じ「気分の落ち込み」でも、不眠が強い方、身体の重だるさが強い方、不安や動悸が強い方など、状態は一人ひとり異なります。
ここでは、実際の施術で考える治療方針の一例をご紹介します。実際の治療内容は、病院での診断内容、服薬状況、体質、生活状況に合わせて調整します。
- 方針例① 不眠・早朝覚醒が強いタイプ
主な症状寝つきが悪い、夜中に目が覚める、早朝に目が覚める、不安感
施術方針百会、神庭、安眠、神門、三陰交などを中心に、自律神経の緊張をゆるめ、睡眠の質を支える施術を行います。
- 方針例② 疲労感・食欲低下が強いタイプ
主な症状身体が重い、疲れやすい、食欲がない、胃腸が弱い、気力が出ない
施術方針足三里、三陰交、中脘、脾兪などを状態に応じて用い、気血を補い、胃腸と体力を支えることを目指します。
- 方針例③ 不安・動悸・胸の圧迫感が強いタイプ
主な症状不安感、焦り、動悸、胸のつかえ、肩こり、呼吸が浅い
施術方針神門、内関、膻中、肝兪、膈兪などを状態に応じて用い、気の巡りと心身の緊張を整えることを目指します。
当院が選ばれる理由
| 患者様が不安に感じやすい点 | 中国鍼灸・健身院の対応 |
|---|---|
| 薬を飲んでいるが不調が残る | 病院治療を継続しながら、睡眠・自律神経・身体症状を補完的にサポートします |
| 気分だけでなく身体もつらい | 頭痛、肩こり、胸の圧迫感、胃腸の不調、疲労感まで総合的に確認します |
| 鍼が初めてで不安 | 体調や不安の程度に合わせて、無理のない刺激量で施術します |
| 長く不調が続いている | 継続的な体調管理として、通院ペースや生活習慣も含めてご提案します |
- 病院治療と併用しながら受けられる鍼灸治療
- 中医学に基づく心身両面からの評価
- 睡眠、不安、身体の緊張、自律神経を総合的に確認
- 五臓兪、膈兪、百会、神庭、安眠、神門、三陰交などを状態に応じて選穴
- 薬の中止をすすめず、医療機関での治療を尊重
- 完全予約制で落ち着いた施術環境
- 一人ひとりに合わせたオーダーメイド治療
通院回数・治療ペース
うつ病・抑うつ症状は、短期間で無理に改善を求めるよりも、病院治療と併用しながら、睡眠、身体の緊張、疲労感、自律神経を少しずつ整えることが大切です。
| 状態 | 通院ペースの目安 |
|---|---|
| 不眠・不安・身体症状が強い時期 | 週1〜2回程度を目安に、心身の緊張や睡眠の変化を確認しながら施術します。 |
| 少し落ち着いてきた時期 | 週1回程度を目安に、睡眠、疲労感、気分、身体症状の安定を目指します。 |
| 維持期・再発予防 | 2週間に1回〜月1回程度を目安に、体調管理として継続することがあります。 |
| 慢性的に続く抑うつ症状 | 3ヶ月程度を一つの目安として、生活状況や病院治療と併せて経過を確認します。 |
※上記は目安です。実際の通院回数は、診断内容、症状の程度、服薬状況、睡眠、体力、生活環境を確認したうえでご提案します。
治療コース・料金
うつ病・抑うつ症状の治療では、気分の落ち込みだけでなく、睡眠、首肩の緊張、頭痛、胃腸の状態、全身の疲労感まで確認するため、中医鍼灸の50分または70分コースをおすすめしています。
- 初診料:2,200円(税込)
- 中医鍼灸コース(50分):
7,200円(税込) / 61,200円(10回券・15%OFF) - 中医鍼灸コース(70分):
8,800円(税込) / 74,800円(10回券・15%OFF)
90分・120分コースもございます。詳しくは治療コース・料金表をご覧ください。
よくあるご質問
うつ病は鍼灸だけで治りますか?
薬と併用できますか?
どのくらい通えばよいですか?
鍼は痛くありませんか?
気分の落ち込みより身体症状がつらい場合も相談できますか?
死にたい気持ちがある場合も鍼灸で対応できますか?
参考文献・参考情報
当院の鍼灸治療は、うつ病の完治を目的とするものではありません。病院での診断・治療を継続しながら補完的に行い、睡眠、自律神経、身体症状、生活の質(QOL)の維持を目指します。
- 厚生労働省eJIM:うつ
- 厚生労働省:こころの耳
- National Institute of Mental Health:Depression
- Cochrane:Acupuncture for depression
- WHO Benchmarks for the practice of acupuncture
- Smith CA, Hay PPJ, MacPherson H. Acupuncture for depression. Cochrane Database of Systematic Reviews.
- 『鍼灸甲乙経』
- 『神応経』
- 中国国家中医薬管理局『中医内科学』
※参考文献は、疾患理解、医療機関での診断・治療、鍼灸施術の安全性を確認するための情報です。鍼灸治療は医療機関での治療に代わるものではありません。
うつ病・抑うつ症状は、心だけでなく身体にもさまざまな不調として現れます。
中国鍼灸・健身院では、病院での治療を尊重しながら、中医学に基づく鍼灸で、自律神経、睡眠、気血の巡り、身体の緊張を整え、心身の回復しやすい状態を目指します。
気分の落ち込み、不眠、不安、倦怠感、頭痛、肩こりなどでお悩みの方は、一度ご相談ください。
この記事の監修・執筆者

院長 朱錫龍(シュ・シロン)
鍼灸歴40年 /
上海中医薬大学卒 元主治医
はり師:第137701号 /
きゅう師:第137515号

副院長 姚依文(ヤオ・イーウェン)
鍼灸歴34年 /
南京中医薬大学大学院修了 医学博士
はり師:第115967号 /
きゅう師:第115884号
