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慢性前立腺炎は鍼が一番効果的に治してくれというのは間違いないと思います。自分はなんとなく前立腺付近がくすぐったかったり、もやもやしたりするという症状がありましたが、鍼のおかげでそれらはほとんどなくなりました。鍼がピンポイントで刺激してくれる感覚で、薬にはないものがあると思います。最初は正直痛いと感じることもありましたが、10回を超えてくると慣れてきます。定期的に通おうと思ってます。
当院では2000年の開院以来、慢性前立腺炎の治療に力を入れ、実際に大変多くの患者様に来院していただき治療を行なってきました。これだけ多くの患者様に来ていただいているのは、慢性前立腺炎の大半を占める非細菌性炎症は難治性疾患のひとつで、原因がはっきりしないため西洋医学での治療に限界があるからです。
この病気は多くが急性前立腺炎から始まり、完治せずに長引いたのが原因で起こります。大勢の患者様が泌尿器科でもらった薬を長いあいだ飲み続けたにもかかわらず、下腹部や会陰部、尿道がヒリヒリ痛む感覚、前立腺部の圧痛や頻尿などの症状に苦しんでいらっしゃいます。 鍼灸(東洋医学)の方が西洋医学より優れていると主張するつもりはありませんが、例えばいわゆる「不定愁訴」のように、 西洋医学では原因を確定できず、従ってこれといった治療手段も見当たらない疾患もあります。非細菌性の慢性前立腺炎もそうした西洋医学が苦手とする病気のひとつで、鍼によって高い治療効果が期待できます。要は鍼灸など東洋医学と西洋医学は相互補完の関係にあると考えるのがいいでしょう。 一般に鍼治療は、どの経絡(気の通り道)に属するどのツボを使うか、ツボとツボとをどう組み合わせるかが非常に重要です。 肝・心・脾・肺・腎の「五臓」、胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦の「六腑」それぞれに相応するツボがありますが、慢性前立腺炎の場合は腰の両側にある膀胱兪と下腹部にある中極を組み合わせると効果的であることが長年の臨床研究によって判明しています。また、前立腺や生殖系の疾患には、経絡のなかでも「足の少陰肝経」「足の少陽胆経」が深く関係しています。そうすると、五臓六腑の病気に応じて反応が現れるツボ(原穴といいます)は太衝、疾病に際して反応が強く現れるツボ(絡穴と呼びます)は光明穴ですので、この二つツボを一緒に使うことでより効果的な治療を行なうことができます。 こう書くと、そんな企業秘密を書いて大丈夫かと心配してくださる方がいらっしゃるかもしれません。いえいえ、御心配には及びません。鍼灸術はこの病気ならこのツボに鍼を打てば治るというほど単純なものではないのです。患者様一人一人の症状に応じてツボの選定を変えなければなりませんし、鍼を入れる角度や深さ、与える刺激の強弱等の微調整を行う必要があります。 口幅ったいようですが、そうした場合にものをいうのが施術者の技量と経験です。 健身院においでになる慢性前立腺炎の患者様のうちおよそ半分は、前に他の鍼灸院で治療を受け、期待したほどの効果が上がらなかった人たちです。そのため罹患してから長い時間が経った方が多いのですが、それでも、平均すれば30回ほどの治療で完治しています。 慢性前立腺炎で初めて診察を受ける患者様にいつも申し上げるのは、鍼治療は5回前後で治療効果が実感でき、10回の治療で、人によって違いますが当初の症状が3割から7割がた改善、その後はどんどんよくなっていくのがわかるはずだということです。そして実際に治療を始めると、ほとんどの場合、みなさん驚いたような顔で「先生、本当によくなったんです」と話してくださいます。鍼灸医療に携わる者として一番嬉しく思えるときですね。慢性前立腺炎に苦しんでいらっしゃる方で、病院で処方された薬を飲んでも一向に症状が改善しない方、他の鍼灸院で治療を受けても効果を実感することができない方は、ぜひ当院にご相談ください。 30代男性 会社員
顔面神経麻痺は西洋医学でなかなか治りにくいため、鍼灸に希望を託して来院される方が少なくありません。 今日ご紹介するのは、お仕事でよく東京にいらっしゃる男性会社員です。まだ三十代の若さですが、顔の左側の神経が 麻痺して苦しんでいらっしゃいました。発症は突然のことで、お酒を飲み過ぎた翌朝の朝食のときでした。食べ物が口の端からこぼれ落ちるのに気がついて、慌てて病院にいったそうです。「顔面神経麻痺」という診断でした。治療薬をもらって飲みましたが快癒せず、発症から一週間後に当院に来院されました。 来院されたときには、左の目を閉じることができない状態でした。また、口の左端が垂れ下がっており、口輪筋が麻痺しているため、口から食べたものがこぼれ落ちていたのです。さらに舌の前側2/3は味覚を感じられなくなっていました。「味覚」と一口で言いますが、舌の前の方では甘さや辛さを感じ、奥は主として苦みを感じるようにできています。舌の前の方が麻痺して いたので、食べ物がとても苦く感じられたとのお話でした。そのほか舌の先が赤く、脈はやや早い、東洋医学でいう「風熱」の状態にありました。 こうした症状の治療としては、まず、滞っていた「気」の通り道の開通を図ります続いて血行をよくし、体に溜まった「風熱」を追い出します。そのために鍼を打つツボは、「風池」(耳の後から中心へ指三本のところ)や「翳風」(耳の後)など、やはり顔面のツボが中心になりますが、局所の血行をよくするために「承漿」(下唇の下)なども使います。こうした治療を10回行い、およそ1ヶ月でほとんど平常に戻りました。病院の先生からは半年かかりますと言われたそうですが思ったよりも早く治り、ご本人は喜んでいました。 中医学ではそれぞれの人の体質を弁証する必要があります。弁証とは望、聞、問、切という四診を基礎にして、診断を行います。四診によって得られた情報を総合的に分析し、その人にあった治療法を選びます。今日は女性に多い陽虚タイプをご紹介したいと思います。
「陽虚」とは「陽」の気が不足すると、身体を温める機能が低下し、常に体と手足が冷たい状態をいいます。陽虚タイプの特徴として主に筋力低下、小太りとして現れます。常に、冷え性で、手足の冷え、温かい食べ物が好きで、表情が鈍く、唇が青白く、脱毛しやすく、発汗しやすい。陽虚体質の原因として主に先天性の不足又は後天性の栄養失調によって引き起こされます。 陽虚を補うポイントとして、運動や食事、もちろん鍼治療でも体質を改善することができます。ここでは陽虚を補う食材をご紹介したいと思います。【脾臓と腎臓の陽を温める】陽虚体質の人は、主に脾臓と腎臓を温める食材を食事に取り入れることで改善することができます。 主な食材は、マトン、豚バラ肉、鶏肉、タコ、鹿肉、ウナギ、エビ、コンカナバ、クルミ、栗、ネギ、にら、フェンネルなどです。これらの食材は五臓を補い、冷えを改善します。又、滋養強壮、体の冷えを防ぎこともできます。陽虚体質の人は冷たい食べ物や濃い食べ物、真夏でも、冷たい食べ物をあまり食べないようにしてくださいね。夏の三伏のときは、附子粥または羊スープを食べることによって体の陽気不足を改善できます。 おすすめできる食材: 米類:ジャポニカ米、インディカ米、キビ米、オーツ麦。肉類:鮭、ガチョウ、子羊、ソウギョ、卵。野菜と果物類:ニンニク、コショウ、チャイブ、菊、コリアンダー、タマネギ、ニンニク、カラシナ。 おすすめできない食材: ザクロ、バナナ、緑豆、小豆、鴨肉、トゥーン、アイスクリーム、冷たい飲み物など ぜひ、お試ししてみてはいかがでしょうか? 冬は顔面神経麻痺を引き起こしやすいので、充分に注意を払う必要があります。
例えば、ある日寝る前は普通の顔だったのですが、翌朝起きて鏡を見ると、なぜか口が歪んでいて、歯を磨くと水が漏れたり、目の大きさが左右で違ったりと気が付くことはありませんか?実際、これらは特発性顔面神経麻痺である可能性が高いです。 顔面神経麻痺は中枢性顔面神経麻痺と末梢性顔面神経麻痺に分かれています。中枢性顔面神経麻痺は脳梗塞や脳卒中などによる後遺症です。末梢性顔面神経麻痺はウイルスが原因のものと、外科手術や外傷などによるものがあります。ウイルスによるものはベル麻痺やハント症候群と呼ばれています。 顔面神経麻痺になったら、後遺症が残らないように、直ぐに鍼治療を受けることをお勧めいたします。施術者選びが何よりも大事です。それにより顔の治りが違ってきます。顔面神経麻痺を専門としている渋谷駅近の当院にお任せください。 |
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1 月 2021
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