男性、37歳、公務員。
主訴 :座ると下腹部辺りが痛い 現病歴:半年前から座ると下腹部や会陰部、大腿内側が痛くなります。発症当時泌尿科で前立腺炎と診断され、薬を1ヶ月位飲みました。痛みは当初より少し良くなりましたが全部は消えませんでした。以後、漢方薬も現在まで飲み続けましたが、あまり症状が変わりませんでした。 健身院での鍼灸治療経過: 患者様ががっちり体格で、平素お酒や肉などが好きで、主訴以外には、舌の苔は黄、脈が滑脈でありました。中医学的から見ますと、湿熱の体質と気血の流れが悪いと判断し、治療は湿熱を体から駆除し、気血の流れをよくします。 針治療は毎日一回、まず、10回一クールを行いました。最初の10回が終わったごろ、ようやく痛みが軽くなったといいます。二回目のワンクール治療に入ると、毎回良くなって行くのが日に日に実感でき、二十回の治療が終わった頃、痛みがほとんど消えました。 治療効果を固めるため、全部で三十回の鍼灸治療を行い完治することができました。
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現代社会生活のストレスのせいか、今男性に小腹部疼痛をうたえる方が増えています。
男性小腹部疼痛の危害も比較的大きく、男性の正常な生活や仕事にも深刻な影響をします。ですから、困惑と心配を感じている方がとても多いです。 男性小腹部疼痛はどんな病気ですか?一般的に、もし男性に小腹部疼痛の症状が現れた時、生殖泌尿器系の感染疾患を罹患する場合が一番多いです。例えば前立腺炎、前立腺肥大症、前立腺癌、膀胱炎、精嚢炎、副睾丸炎などあります。中でも前立腺炎が一番多いです。 前立腺の構造や生理機能がとても複雑で、もし小腹部疼痛など症状を罹患したら、直ちに診断と治療を受けなければなりません。 前立腺炎の治療原則は病原菌を殺し、快速に炎症を抑え、短期間に前立腺炎を治癒することです。 ただ現実では急性前立腺炎の場合、西洋医学では急性前立腺炎の急性症状を抗生物質などで抑えることが出来ても、慢性前立腺炎に移行することが多いです。慢性前立腺炎ではなかなか治り難い、大勢の患者さんは苦しんでいます。 私達が前立腺炎の臨床鍼灸治療の研究を30年もして来ました。健身院の平衡鍼灸治療法で抜群な効果が得ることが出来ました。 慢性前立腺炎の有効率は99%、治癒率は 90%です。急性前立腺炎には薬療法と鍼灸を併用しますと急性前立腺炎の治癒率をあげ、慢性前立腺炎に移行しなくて済むことができます。 男性、25歳、会社員。
主訴:二年間下腹部の鈍痛と陰茎痛あります。 現病歴:二年前、下腹部鈍痛と陰茎痛が出て、病院で慢性前立腺炎と言われ、 すぐに抗生物質など薬を飲みましたが、症状はあまり変わりませんでした。 以後漢方薬を一年余りのみ続けましたが、それでも良くなりませんでした。 先月鍼が効くと聞き、近くの鍼灸治療院に10回くらい行きましたが、 ちっとも良くならなかったといいます。 健身院での鍼灸治療経過: 患者様が健身院に来たとき、下腹部と陰茎痛がひどく、発症してから長い間病気に悩まされたため、 夜は睡眠薬をのまないと眠れませんでした。そのため、頭が重く、食欲もなく、手足の先が冷えていました。 舌苔白膩、舌尖色赤、脈は早いです。東洋医学の理論に基づき、利湿行気活血の治療法で 鍼灸治療を行います。 健身院での鍼治療を開始して一回目で、すぐに陰茎の痛み軽くなったと患者様が 言います。 不眠症に効くツボも前立腺炎の治療と同時に行い、五回の治療で安眠剤を飲まないで寝れました。 下腹部の鈍痛と違和感も半分くらいまで良くなり、今も通院中です。 男性、51才、元会社員。 主訴:ペニスなど下腹部の痛みと違和感。 現病歴:約5ヶ月前からペニス、下腹部などに痛みが出るようになりました。 泌尿器科で前立腺炎と診断され、薬(セルニルドンなど)や前立腺マッサージなどで 少しよくなったのですが、その後また悪くなって、ペニスと下腹部の痛みと違和感が 昼も夜も酷くて、苦痛と心配で夜も眠れなくなりました。 心療内科で睡眠薬と抗鬱剤も処方され、今は前立腺炎の薬と全6種類の薬を 飲んでいるそうです。それでも症状が改善されず、仕事まで休まれてしまいました。 その後ネットで色々調べて、鍼灸は前立腺炎に効くのを初めて知りました。 当院での鍼治療の経過: 患者様が来院した時、かなり元気がなくて、途方に暮れていました。 問診では、陰茎、会陰部、下腹部痛みが強く、昼も夜も、20分も座れない、 夜睡眠薬飲んでも夜中途中に起きてしまう、それからなかなか寝れません。 トイレも近い、時々頭が痛くなる。 腹診で下腹部に張り感がある。手足が冷たい感じでした。舌診で見ると舌尖は赤く、 脈は弦でした。この患者様は前立腺炎を罹患して以来、長く薬をのみましたが痛みなどが 治らくて更に酷くなり、自律神経失調にまで落ち入っていました。 鍼治療としては患者様の全身症状に対応して行く必要があります。 治療開始から最初の5回位は痛みがあまり変わりませんでした。また、患者様も 痛みに対して凄く敏感になり、はりの刺激まで怖くなったと言われました。 ここで改めて患者様を励まし、通院を続けてもらうことができました。 8回目に患者が来院された時、ようやく痛みが少しだが軽くなったとおっしゃり、 表情も少し明るくなりました。それ以降、治療のたびに諸症状が改善されて、 15回目ぐらいから夜は起きずに朝まで寝れるようになったそうです。 現在も3クール目の通院中です。 多くの前立腺炎の患者さまが、患ってからかなり時間が経って、はり治療にいらっしゃるので、 もっと早い段階で鍼治療を受けられれば、 少しでも患者様を楽にしてあげられるのではと常々思います。 当院にはたくさんの慢性前立腺炎で苦しんでいる患者様がいらっしゃいます。
今日はその中の一つの症例をご紹介したいと思います。 男性、49歳、会社員。 主訴:下腹部や会陰部の痛みが約一年間。 現病歴:一年前から頻尿、下腹部や会陰部の鈍痛になり、 病院で慢性前立腺炎と診断され、 抗生物質とセルニルトンなど薬を一か月間のんで、症状も落ち着きました。 以後早歩きや半身浴など気を付けてやってきましたが、ディスクワークの仕事で 長時間座ることが多かったせいか、 ここ3ヶ月で、頻尿と下腹部、会陰部の痛みがまた酷くなってきました。 排尿も昼間10回前後、夜3回前後ありました。排尿時陰茎に痛みもあり、 尿の勢いがなく、尿後尿漏れもあります。 鍼灸治療は初めてです。 健身院での治療経過: 患者様が慢性前立腺炎で大変苦しんでおります、詳しく症状を聞くと、寒がり、お腹や 足の冷えも酷く、陽萎、全身疲れやすく、寝た気がしない、舌苔薄白、舌は赤い。 慢性前立腺炎の治療は一般的に腎陰を補う方が多いですが、 この患者様は陽虚の症状が出ているので、 今回の中医治療法は補腎温経行気活血(腎を補い、経絡を温め、気血の巡りを よくします)を行います。 取穴:腎兪、命門、関元などのツボを利用した当院のオリジナル治療法を行います。 鍼灸治療は1日1回,最初10日間はきるだけ間隔をあけずに治療します。 この患者様は2回の治療を受けた後、下腹部と会陰部の痛みが消えたといいます。 その後長く座ると会陰部の軽い痛みと不快感が出るけど、 15回の治療が終わったところ、痛みはほとんどなくなりました。 その後1日置きのペースで治療を行うと同時にED(陽萎)の効くツボも加えまして、 約30回の治療で頻尿の方は昼間殆ど治り、夜も1回ぐらいか 或いは起きない日もありました。 寒がりや冷え性の改善も見え始め、特に朝勃ちが久しぶりにあったといいます。 いまは週に2回くらい治療を継続中です。 患者様:男性、43歳、会社員。
症 状:半年前から続く会陰部の痛み 現病歴:今回の患者様は半年前、陰茎部と会陰部に痛みが生じ始めたため、 すぐに病院に行き、泌尿器科で診察を受けられたとのことでした。 そこで慢性前立腺炎との診断を受け、セルニルトンなどの薬が処方され、 2か月間飲み続けたそうです。その後、陰茎部の痛みはほとんど消えましたが 会陰部の痛みは消えません。ちょうどそのころ、 中国鍼が慢性前立腺炎によく効く、と人づてに聞き、 本院を尋ねて来られたとのことでした。 健身院での鍼灸治療 来院された当初、患者様には会陰部の痛みがあるほか、 睡眠導入剤を服用しないと眠れないほどの不眠症があるとの訴えがありました。 その他にも、頭が重い、舌苔白、舌質紅の症状がありました。 治療方針:情熱利湿(体に溜まった熱と湿気をとる) 通絡安神(安眠のため、詰まった経路を開通させる) の2点を治療方針としました。 取 穴 :関元(お腹にあります)腎兪(背中にあります)などのツボに1日1回鍼を打ちます。 治療経過:最初の一週間の施術では、会陰部の痛みはあまり変わらなかったものの、 以前より睡眠の質が良くなった感じがするということでした。 そこで、引き続き毎日の施術を行うと、二週目に入ってから会陰部の痛みが少しずつ軽くなり、 15回目の施術が終わったころには、痛みが大きく軽減したと実感され、 20回目の治療が終了した時には、会陰部の痛みが完全に消えたとの嬉しいお言葉を頂戴しました。 患者様にとっては半信半疑の通院から始まりましたが、 中国鍼の施術によって、不快な症状が本当になくなったことに、 とても驚かれたようです。 |
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10 月 2020
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