過敏性鼻炎は臨床では一番多い病気です、代表的なのは花粉症です。
日本では五人に一人が花粉症になっています。薬物療法では、症状を抑えることができても、完治することはなかなかできません。毎年薬を飲み続けなければなりません。 健身院では花粉症など過敏性鼻炎を三十年に渡って鍼灸治療の臨床研究してきました。いい効果を得ることできました。一昨年と去年で30回の鍼灸治療コースを終えた30人のデータを分析したところ、完治は11人、顕効は13人、有効は6人でした。有効率^99%でした。 鍼灸治療の効果をあげるポイントはツボの刺激(響く痛みあるいは響く重だるさ)を鼻や鼻腔内に響かせることでございます。よく使われるツボは迎香、印堂などがあります。 ぜひ、花粉症の季節に副作用のない鍼治療を試してみてはいかがでしょうか。
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明けましておめでとうございます。
みなさま、お正月は如何お過ごしになりましたでしょうか? 今年はコロナ禍の関係で、私もどこへも行けなく、東京でのんびりと家から一歩も出ずに過ごしました。典型的な寝正月だったわけですが、その間何をしていたかというと古い映画ばかり見ていたのです。 家には古い映画のDVDやビデオのコレクションがあります。特に1940から50年代、つまり、私が生まれる遙か以前に作られたアメリカ映画、それもモノクロで撮影された「フィルム・ノワール」と呼ばれる犯罪映画が揃っています。マザコンのギャングを主人公にした「白熱」などで、私はミステリーが大好きなので、毎晩2本立てで見ていました。 なかで印象的だったのが、1952年に作られた「突然の恐怖」です。主人公は親から莫大な遺産を相続した女性劇作家。彼女は売れない俳優と恋に落ち結婚しますが、夫は実は...というありがちなストーリーではあるのですが、白黒の陰影深い映像もあってなかなか強烈なサスペンスです。最初は怯えるだけだったヒロインがやがて先回りして夫の殺害を企てるという展開が面白く、殺人計画を実行に移そうとするまでの心の葛藤に惹きつけられ、ドキドキしながら見ていました。 ヒロインの劇作家を演じたのはジョーン・クロフォード。戦前の大スターだそうですが、このときは既に50歳近く、でもまだまだ華があってお綺麗でした。夫に扮したジャック・パランスは有名な悪役俳優で、夜の夢に出てきてうなされそうな怖い顔が目に焼き付きました。二人はこの映画での大熱演によって、受賞こそ逃しましたがアカデミー賞にノミネートされたそうです。 さて、お正月もあっという間に終わり、 健身院では今日から通常通りの診療を行なっています。おかげさまでゆっくり休ませていただき、リフレッシュできました。 今年もみなさまの健康増進のため、治療に頑張っていく所存です。 どうか今年もよろしくお願い致します。 年末年始休業のお知らせ
いつもご来院ありがとうございます。 年内営業は 12月28日(月)まで 年始は 1月6日(水)からとなります。 どうぞよいお年をお迎え下さい。 また、来年もよろしくお願いいたします。 院長より 女性、41歳、会社員。
主訴:ここ二週間に右の耳が塞がった感じ 現病歴:二週間前から右の耳が塞がった感じをして、聴こえも少し悪い。 発症から直ぐ病院で検査し、鼓膜や聴力に異常が見つからなかったという。 でも、耳の閉塞感がますます強くなり、鍼が効くと友人の紹介で来院した。 健身院での鍼灸治療の経過: 患者様はちょっと体が太め、頭が重く、全身が怠く感じる、足には少し浮腫み、舌の苔が白くて厚い、舌質紅、脈は弦滑。 治療法:除湿去痰開竅(痰と湿気を取り除く)1日1回、最初の三日間は連続、そのあと1日置きで鍼灸治療する。 3回目で耳の閉塞感が軽減し、10回終わる頃、閉塞感がなくなり、足の浮腫みも消え、体がかなり軽く元気が戻ったという。 鍼治療は一人ひとりの症状にあわせて、一番ふさわしい施術法を選ぶ必要がある。表里、虚実、寒熱、陰陽を弁証する上で選穴し、刺灸法を決める。 ここでツボを選んだわけを簡単に説明する。手足少陽経は耳の前後をめぐっている。そのため手少陽経の翳風、足少陽経の聴会などを遠近配穴として取り、少陽の経絡の通りを良くする。 突発性難聴の原因は現代医学では不明なものが多いですが、東洋医学では主に
二つに分類することができます。 一番多い原因は、情緒が激しく変動する場合です。例えば激怒したり、驚いたり、 恐れたりすると肝胆火旺となり、少陽の経気が閉塞すると耳が聞こえが悪くなります。 一般的な症状は、重度または軽度の難聴で、怒りなどで症状が強くでます。他の症状 としては頭痛や耳痛などがあります。 二番目に多い原因は、体の中に痰阻鬱結(痰湿が留まり,気の巡りを悪くする)により耳竅(耳の穴)が塞がって、難聴を発症することです。 ストレスや悩みなどで気持ちが落ち込んだり、肥満の方に突発性難聴は起こります。 鍼灸治療はそれぞれのタイプに応じて経絡ツボを選んで治療すると、より効果がえられます。 また、予防するには心や情緒のコントロールをすることが非常に大切です。 今日は突発性難聴の症例をご紹介したいと思います。
女性、40歳。 主訴:突発性難聴なって2ヶ月。 現病歴:2ヶ月前に突然左の耳が聴こえなくなり、 しかも、高音性の耳鳴を伴う、病院で突発性難聴といわれ、 ステロイド剤点滴や高圧酸素療法、 星神経節ブロックなど治療を受けました。 症状はすこし軽くなったようです。 来院時、左耳は大きい音が聞こえますが、言葉が聞き取れない、 音割れと音響きを感じ、 耳鳴りもします。 健身院での治療経過: 患者様は精神的イライラしていて、体がちょっと太りぎみで、 足には少しむくみがあり、舌の苔が厚くて粘っこい。 中医学の理論に基づき、実証と判断しました。 鍼灸治療が開始してから5回目で音割れや音響きが改善され、 耳鳴りも小さくなり、難聴も改善されました。 10回目の鍼治療が終わったごろには音割れ音響きが完全に消え、 声もよく聞き取れるようになりました。残りは耳鳴りのみです。 現在も続いて健身院に通院中です。 突発性難聴といっても、いろんなタイプがございます。 タイプを見極める事が大事ですね。 |
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1 月 2021
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