いつも健身院をご利用いただきありがとうございます。 当院は下記の期間は年末年始休業を致します。 12月29日(木)~1月4日(水)まで 新年は1月5日(木)から通常営業致します。 休業期間中はご不便をおかけしますが、何卒ご了承いただきますようお願い申し上げます。 良いお年をお迎えください。 また、来年もよろしくお願いいたします。 院長より
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今年も残り僅かとなりました。あっという間に1年が過ぎ去っていきます。年末は何かと用事や忘年会などで忙しくなる時期になります。忘年会や飲み会・夜更かしなどで不規則な生活や栄養が偏った状態が続くと身体の免疫力が落ちてしまいます。また、今冬は、新型コロナとインフルエンザの同時流行が懸念されており、そんな時体調管理がより一層大事になります。今日は免疫力アップさせられる漢方をご紹介します。 「甘草生姜湯」この処方は甘草と乾燥生姜で構成されており、配合はシンプルですが、非常に役に立つものです。乾燥ショウガは体を温め寒さを吹き飛ばし、甘草は気を活性化させ、解毒し、咳を鎮め、喘息を和らげます。又、乾燥ショウガは、風邪による咳や痰などにもよく使用されます。甘草は調和作用があり、上部は脾臓と胃を調和させ、下部は熱を取り除き、下痢を和らげます。したがって、甘草生姜湯はヒトの免疫力を向上させ、病気の予防などに役立ちます。 免疫力を高めて、新型コロナとインフルエンザなどから身体を守り、これからのクリスマスやお正月のイベントも楽しく過ごしましょう。 最近、急激に冷え込んだせいでしょうか、顔面神経麻痺で来院される患者さんが増えてきました。きょうは顔の左右両側で二度、顔面経麻痺を発症した男性のケースを書いてみます。
先月2日からお通いの50代の男性です。この患者様が最初に顔面神経麻痺を発症したのは2年前で、顔の右側の麻痺で来院され、そのときは当院の鍼治療で完治しました。それが今度は左側が発症したのです。今回もベル麻痺ですが、病院で顔面神経機能評価システムによる重症度検査では右健側が100%に対して、左側はわずか20%で高度麻痺となります。 発症から2日目に当院にいらっしゃったのですぐに鍼治療を始めました。 治療初日は目が閉じられず、涙が止まらない状態で、口もかなりゆがんでいました。それが治療を始めて5回目で涙が止まり、食事も普通に食べられるようになりました。10回目で目を閉じられるようになり、口も少し動くようになりました。頬を膨らませることができて、耳の後ろの痛み、顔面神経麻痺に伴う肩こりも軽減されてきました。現在までに15回の治療を行ない、完治を目指しています。 顔面神経麻痺のなかでも「ベル麻痺」は、一度治ったあとに再発することがあります。再発率はおよそ8%と言われていますが、この患者様のように左右が逆になっての発症が多いのが特徴です。もともと顔面神経麻痺の発症は体内に潜んでいるウイルスが活性化し、環境からくるストレスや感情面でのストレスが引き金となって起きるものです。 中国医学でいうところの「冷気」に晒されて肝気鬱血を起こしたり、気血不和の状態になったりすることで症状が顕れてくるのです。この患者様の場合は糖尿病が持病で、糖尿病の方はそうでない方に比べて顔面神経麻痺を起こしやすい傾向があるようです。ベル麻痺の患者様でお心当たりのある方は、完治したといっても気を抜かず、日頃からできるだけストレスを遠ざけるよう心がけてください。 ※施術効果には個人差があります。 |
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3月 2023
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