我が家では朝食に紅茶かコーヒーを飲む習慣がありますが、
最近、ハマっている紅茶があります。 「セーデルブレンド」というスウェーデンの紅茶で、 うっとりするほどいい香りがします。 詳しい方に教えていただいて初めて知ったのですが、 紅茶といえばやっぱりイギリス、 あるいは「マリアージュ」などのフランスというイメージが強かったので、 スウェーデンと聞いたときには驚きました。 スウェーデン王室御用達、ノーベル賞の授賞式でもふるまわれる紅茶なんだそうです。 セーデルブレンドは、 セイロン紅茶をベースに バラやマリーゴールド、ヤグルマギクの葉、 オレンジピールをブレンドしたものです。 独特の優雅で気品のある香りはそこからくるのですが、 このブレンドは健康面でも意味があります。 バラには体を温める作用があり、 中国医学的には 「理気解憂」(停滞した気の流れを改善)、 「活血散瘀」(血液の循環をよくする)、 「降火気」(のぼせ、いらだちを鎮める)の役割を果たします。 肝臓や胃腸を保護し、皮膚を守って美容にも役立ちます。 マリーゴールドは視力を保ち、心血管が硬くなるのを防ぐ役割があります。 「清熱解毒」(熱を下げ解毒する)、 「化痰止咳」(痰を溶かし、咳を止める)と言われます。 ヤグルマギクも目によく、消化を助けて胃炎を防ぎ、美容にも効果があります。 配合されているオレンジピールは中国名を「橘皮」といいます。 漢方薬の材料で、気の流れをよくする理気薬として使われています。 脾胃の膨満感、悪心、嘔吐を改善し、 「潤肺止咳」(肺を潤わせ、咳を止める)の役割を果たします。 とてもおいしくて体にもいい紅茶で、 ひとつひとつ丹念に手作りでブレンドされているそうです。 100g缶がおよそ4千円する大変高価な紅茶ですが、 一度飲んでしまうと忘れられなくなります。 健身院でも何人かのお客様に飲んでいただきましたが評判は極上で、 もう一杯いただけませんかとお替わりを希望なさる方が少なくありません。 このブログを読んでくださったお客様は、 そういってくだされば施術後にこのセーデルブレンド紅茶をサービスいたします。
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当院に通っておいでの顔面神経麻痺の患者様から中国風の揚げパンをいただきました。
上海育ちの私たちには、とても懐かしい気がするパンです。 子どもの頃に食べていた揚げパンはこんなに大きくありませんでしたが、 味は懐かしい故郷の味そのものでした。 中国人が多く生活しているので有名な西川口で買ってきてくださったそうです。 お心遣いに感謝の気持ちでいっぱいです。 この顔面神経麻痺の患者様は、若くて可愛い中国人女性です。 一週間ほど前から、突然、顔の右半分が麻痺したというので、 1月15日に当院にお見えになりました。 来院された時には目を閉じられない状態で、涙目で、口も歪んでいました。 定休日の日曜を除いて毎日通っていただき、きょうが9回目の治療でした。 5回目の治療を終えた頃から少しずつ症状が改善し始め、 涙が止まり、ある程度目を閉じられるようになりました。 7回目には口も徐々に動くようになり、 「あ、い、う、え、お」と明瞭に発音できるようになりました。 この患者様は中国出身の方なので、 顔面神経麻痺は鍼灸で治すという発想が自然に身についています。 それもあって発症してから一週間という早い時期に来院してくださったのが功を奏し、 あと4〜5回の治療で完治できそうです。 ※施術効果には個人差があります。 年末年始のお休みは北海道で過ごしました。
北海道のお土産といえば「白い恋人」が有名ですね。 数年前、上海から親戚が遊びにきたときも、スーツケース一杯「白い恋人」を詰め込んで帰りました。 中国でも知らない人がいないぐらい有名で、いまや知名度は国際的です。 でも、私が好きなのは、帯広に本店がある「六花亭」のお菓子です。 北海道に来るといつも六花亭の「マルセイ・バターサンド」を買って帰ります。 これが本当においしい! 「六花亭」がある十勝地方は、もともと小豆など豆の名産地で、 それで豆菓子が発達したんだそうです。 帯広の本店はお菓子を一つから買えるので、 試食しながらお土産を選ぶのが楽しみです。 今回は「北加伊道」と「おかげさま」という二種類のお菓子を食べました。 「北加伊道」(120円)は北海道命名150年を記念して去年発売されたものです。 「加伊」というのはアイヌ民族のことで、 北海道の名付け親・松浦武四郎がアイヌの人たちに敬意を表してこう表記したそうです。 それが「北海道」に変わったんですね。 お菓子を食べて、勉強になりました。 「北加伊道」はパイ生地のお菓子で、バターのいい香りがします。 パイの中にはつぶ餡が詰まっています。 ちいさなお菓子ですが、 つぶ餡の粒々で歯ごたえもしっかりしていて食べごたえがありました。 「おかげさま」(125円)はネーミングが素敵ですね。 雪の結晶をかたどった最中のなかにヘーゼルナッツが挟んであります。 さくさくした歯ごたえがあって、これもおいしいお菓子です。 ちなみに「六花亭」の「六花」も雪の結晶のことなんですね。 「六花亭」のお菓子がいいのは地元の農産物を大切に使っているだけではなく、 食品添加物の使用などに対してきちんとしたこだわりを持っていることです。 「六花亭」のお菓子作りの基本姿勢を書いた文章があるので引用しておきますね。 1.安心して食べられること。 食品添加物について考えるとともに、 食品衛生の基本から安全を追求する 2.ごまかしのないこと。 偽和、不当表示にとどまらず、 一切のごまかしを排する 3.味の良いこと。 化学調味料や、表示上で「天然調味料」と呼ばれるものなどによる安易な味付けに依存せず、 原材料と技術の調和による美味を生み出す 4.品質に応じた妥当な価格。 どんなに良くても品質に比較して不当に高い価格は失格と考える 明けましておめでとうございます。
私が日本にきて今年で約30年になりますが、 日本のお正月で面白いと思ったのはお雑煮を食べる習慣です。 お餅のかたちから出汁のとり方、餅と一緒に入れる具の種類まで、 地方によって全く違うんですね。 中国ではお正月を旧暦で祝いますが、 生まれ育った上海では 元旦にもち米で作ったお団子を甘酒のスープに入れて食べるならわしで、 お雑煮は日本にきて初めて食べました。 つれあい(日本人)は島根県の出身で、 お雑煮は元日は甘い小豆、二日以降は醤油と海苔というとてもシンプルな味付けです。 やはり故郷の雑煮を食べたいと言いますが、 ちょっとシンプルすぎて物足りないし、栄養価も乏しそうなので、 東京風(?)をベースにして自分で工夫したお雑煮を毎年作っています。 私の作り方は昆布と鶏肉で出汁をとり、その鶏肉に人参、大根を加えて具にします。 薬味はミツバと彩りでユズの皮(今年は手に入らなかったのでユズ抜きになりました)。 ただし、餅だけはつれあいの強いこだわりがあるので、 島根県の「仁多餅」という丸餅を使います。 角餅だと食べた気がしないそうです(笑)。 妹もやはり日本人と結婚していて、 浜松出身の人ですが、角餅のようですね。 滋賀県とか岐阜県あたりが丸餅と角餅の境界線なのでしょうか? 私のつれあいは「三が日には包丁を使ってはいけない」と言います。 妹のつれあいは「元日に焼いたものを食べるのは縁起が悪い」と言うそうです。 地方によっていろいろ風習の違いがあって、面倒といえば面倒ですが面白いですね。 |
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3月 2023
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