日本の「曜日」の呼び方には中国の陰陽五行学説を含まれていることをご存知ですか?五行学説では宇宙間の全ての事物は木・火・土・金・水という五種類の基本物資により構成されていると考えています。これに「日」(陽)と「月」(陰)を加えて七曜の名前にしているわけです。
中国の古代思想は今もわれわれの生活の隅々まで浸透していますが、その中で最も重要なのは陰陽学説と五行学説でございます。陰陽五行説は、古代中国人が生活の中で自然現象の長期的観察を通じて導き出したものでございます。それは万物の根源は「気」であるという理論を基礎とし宇宙を認識し、宇宙間のすべての変化を説明をするという認識論です。 陰陽学説では、自然界のいろいろな事物の発生・発展・変化はその事物の内部に相互対立する陰陽が存在しているからであり、この二方面の相互作用は事物の運動・変化・発展の内在的な動力であると考えています。さらに五行の生克制化理論を用いて事物の運動・発展の過程における相互関係を説明しており、また各種の異なる事物の発展過程における動態的バランスを明らかにしています。 陰陽五行学説はもともと哲学から生まれたものですが、医学領域にも深く浸透し、中国医学の理論形成を促しました。 それは人体の生理機能や病理変化を分析・論証し、臨床の診断と治療を導き、 中国医学理論の指導的な思想および重要な組成部分となっています。
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1 月 2021
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