![]() 「口臭」と言っても原因はいろいろです。 原因が病的ではなく、 常に周囲の人たちを不快にしているわけではなくても、 口臭で迷惑をかけているのではないかと悩んでいらっしゃる方も結構いると思います。 でも、ちょっと信じられないと思われるかもしれませんが、 ツボを使い口臭を緩和することができます。 今日はそのツボをご紹介したい思います。 手首にある「大陵穴(だいりょうけつ)」というツボです。 口臭と手首のツボがどういう関係なのか、 不思議に思われるかも知れませんね。 この大陵穴は、人体の「気」の通り道である「経絡」の一つ心包経上にあるツボです。 この経絡で、手首と口臭(の原因になる、例えば胃)がつながっているのです。 中国古代の針灸口承『勝玉歌』のなかには「心熱口臭大陵穴」と書かれています。 心熱口臭、つまり胸あたりが熱っぽかったり、ざわついて感じられたり、 あるいは口臭のあるときは大陵穴を使うとよい、という意味です。 大陵穴は口臭緩和の他にも、 胸痛、胃痛、逆流性食道炎などの症状改善にも役立ちます。 大陵穴の位置を私の下手な絵ですが、示しておきますね。 大陵穴は手首の内側(手のひら側) ある横紋の真ん中にあります。 まず、ご自分の手の親指を使って、 反対側の大陵穴を押してみましょう。 もし口臭がある場合は、左側の大陵穴を押したときの感覚が 右に比べてはっきりしているはずです。 これは胃が体の中心から左寄りに位置しているからです。 両手の大陵穴をそれぞれ3秒ずつ押して、離すのを、 20回繰り返してください。 これを朝晩2回セットずつ続けると口臭防止に有効です。 この大陵穴は心臓病の患者様にも有効で、 ここに鍼を打つことで心筋の収縮が強まり、 心臓機能を改善できることが最近の研究で確認されています。 心臓に持病をお持ちの方はご相談ください。
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3月 2023
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