誕生日のお祝いに主人が北海道の十勝川温泉に連れていってくれました。 十勝川温泉といえば、先日の北海道胆振東部地震で1万泊ものキャンセルが出て、 「元気ないです十勝川温泉」「ヒマ過ぎちゃって、サービス向上」という自虐ポスターを作って話題になりましたね。 北海道復興割引が始まる前の予約でしたが、 それでも1人2千円の割引をしてもらえたので、ちょっと得をした気分になりました。 帯広駅からバスで30分ほどのところにありますが、 駅前のバスターミナルで宿泊先のホテル名を告げれば、無料のバスチケットをもらうことができます。 私が十勝川温泉を訪ねるのは二度目で、最初は今から10年ほど前の秋でした。 「美人湯」として知られる十勝川温泉の濃い茶色でヌルヌルしたお湯が強烈に印象に残っています。 当時、私が「お肌がすべすべになる!」「美人になりそう!」と喜んだのを主人が憶えていて、 今回また連れてきてくれたようです。 十勝川温泉の泉質は「モール温泉」と呼ばれるもので、北海道遺産にも指定されているそうです。 モールとは泥炭のことで、寒冷地のため枯れた植物が腐らずに残って長年のあいだ積み重なってできたものです。 スコッチ・ウィスキーを作るときに欠かせないピートも泥炭の仲間ですね。 モール温泉はこの泥炭の層を経由して湧出した温泉で、植物性の有機質を多く含んでいるのが特徴です。 pH(ペーハー)が8.6前後の弱アルカリ性のお湯で、お肌のクレンジング効果があって、美肌効果は抜群です。 私たちが泊まったのは「三余庵」というホテルですが、 全室に桧のお風呂がついています。 蛇口をひねると出てくるのが温度55℃の源泉です。 湯温が高いので大浴場では入りやすいように多少の加水がしてあるそうですが、 部屋の湯船に源泉を溜めて、少し冷ましてから入れば、純度100%の源泉を愉しむことができます。 もったいないので、朝まで何度も入浴して顔にお湯を当てていました。 本当に気持ちのいいお湯でした。 「三余庵」は食事も地元十勝の食材を活かしたもので、大変美味しくいただきました。 帰路は帯広の街で「六花亭」というお菓子屋さんの本店を訪ね、 2階のカフェでお菓子をいくつか試食したうえでお土産を買って帰りました。 このお菓子屋さん、北海道では有名ですが本当においしいんですよ! 今度は10年後と言わず、近いうちにまた行きたいなと思っています。
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3月 2023
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