近年「マウス症候群」が広がっています。これは、デスクワークに欠かせないパソコンのマウス操作が引き起こす肩・肘・腕の痛み、痺れなどの諸症状です。「マウス症候群」は通称で、マウス肩、マウス肘、マウス腕とも呼ばれ、正式は「頚肩腕症候群」とよばれています、世界中に数億人のデスクワーカーが老若男女問わずこの症状に悩まされ、社会的な健康問題となっています。
「マウス症候群」とは:マウスを操作するため、右手(稀に左手)を常に前に出し、同時に右肩(左手の場合は左肩)も前に傾ける状態になる不自然な姿勢が長時間続くことで、肩から指に連ねる複数の筋肉(大胸筋、三角筋、烏口腕筋、肘筋、浅指屈筋など)に負担がかかり血管が圧迫されて、血行不良や末梢神経の障害が起こる現象です。軽症では手首・肘・肩に違和感・痺れ・痛みを感じ、ストレスや精神的緊張などを伴い、重症では、めまい、悪心、眼精疲労、思考効率作業効率低下、不眠、頸部硬直、強いては行動困難、鬱諸症状になりかねません。肩部特有の激痛をよく「肩に殻付きの海胆が埋め込まれているような痛み」で表現されています。「マウス症候群」が男性よりも女性に多く起こり、その理由は、女性になで肩や首が細く長く、首や肩周辺の頭を支える筋肉が弱いからと考えられます。 従来、「マウス症候群」の治療法は主に鎮痛剤、マッサージですが、これらは単に一時的な神経麻酔による痛み止めで根本的な治療方法ではありません。 私どもは「マウス症候群」という人類が初めて直面する難題の解決に着眼し、長年に渡り研鑽を重ね、西洋医学の解剖学と漢方医学の経絡学を融合させた独自の「鍼灸術によるマウス症候群治療法」を確立しました。患者さんの症状程度及び痛み部位を診察確認の上、特定のツボに針或いは温灸を施術し、直接筋肉群の緊張を緩和させ、血流の促進により、短期間で症状の改善を可能となりました。 「マウス症候群」でお悩みの皆様、我慢しないで、重症になる前に、一度ご相談ください!
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3月 2023
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