明けましておめでとうございます。
私が日本にきて今年で約30年になりますが、 日本のお正月で面白いと思ったのはお雑煮を食べる習慣です。 お餅のかたちから出汁のとり方、餅と一緒に入れる具の種類まで、 地方によって全く違うんですね。 中国ではお正月を旧暦で祝いますが、 生まれ育った上海では 元旦にもち米で作ったお団子を甘酒のスープに入れて食べるならわしで、 お雑煮は日本にきて初めて食べました。 つれあい(日本人)は島根県の出身で、 お雑煮は元日は甘い小豆、二日以降は醤油と海苔というとてもシンプルな味付けです。 やはり故郷の雑煮を食べたいと言いますが、 ちょっとシンプルすぎて物足りないし、栄養価も乏しそうなので、 東京風(?)をベースにして自分で工夫したお雑煮を毎年作っています。 私の作り方は昆布と鶏肉で出汁をとり、その鶏肉に人参、大根を加えて具にします。 薬味はミツバと彩りでユズの皮(今年は手に入らなかったのでユズ抜きになりました)。 ただし、餅だけはつれあいの強いこだわりがあるので、 島根県の「仁多餅」という丸餅を使います。 角餅だと食べた気がしないそうです(笑)。 妹もやはり日本人と結婚していて、 浜松出身の人ですが、角餅のようですね。 滋賀県とか岐阜県あたりが丸餅と角餅の境界線なのでしょうか? 私のつれあいは「三が日には包丁を使ってはいけない」と言います。 妹のつれあいは「元日に焼いたものを食べるのは縁起が悪い」と言うそうです。 地方によっていろいろ風習の違いがあって、面倒といえば面倒ですが面白いですね。
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3月 2023
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