今日は若い人にも起きる顔面麻痺の例をご紹介します。
患者さんは20代の男性で、北京出身の留学生です。 以前健身院にぎっくり腰で通ったことがある大使館の職員からの紹介で来院されました。 来日してまだ半年とのことで、初めての異国暮らしで生活環境が変わり、 その上コロナウイルスの影響で、想像以上のストレスがあったのだと思います。 風邪を引いたあとに、突然、顔面神経麻痺になったそうです。 さっそく診察すると麻痺は顔の右側に現れていて、右目は閉じることができません。 耳の後ろにも痛みがあり、口をきちんと閉じることができないので、 水を飲もうとしても唇の端からこぼれてしまう状態でした。 脈は浮き、舌質は赤い、舌苔は黄色、耳後ろに痛みあるなどのことから風熱邪気に よる顔面神経麻痺です。麻痺した神経を早く回復させるために施術方針をたてました。 3回目の治療まで顕著な変化は見られませんでしたが、4回目からは少しずつ目を 閉じられるようになり、食べ物を上手く飲み込めずに口の右側にたまって しまう症状にも、改善が見られました。 その後は日を追ってよくなってきて、10回目の治療でほぼ完治の状態になりました。 後遺症を残さないためもう10回通っていただき、治療終了となりました。 根気強く治療に通われた甲斐があって、 以前の健康な若々しさを取り戻していらっしゃいます。 ※施術効果には個人差があります。
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3月 2023
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