鍼灸で病気を治すには、症状によって複数のツボを組み合わせて治療します。
ですから、ツボの選び方はとても大切です。 少数のツボは病気の性質に特別な作用を有しております。 例えば、素髎穴と人中穴の作用は醒脳開竅(せいのうかいきょう)といいって、ショックや虚脱などによる失神の時によく使われます。 大椎穴、曲池穴、合谷穴の場合は熱を下げる作用が優れています。これらのツボ以外にもほとんどは疾病の発生部位に対して効果があります。 また、合谷穴の治療で有効な部位は頭、顔面、口、喉です。頭痛や口ヘルペス、歯の痛みに加え、顔面痙攣や顔面神経麻痺でも合谷穴を使います。 選穴法には近選法(症状に使い場所)、遠選法(症状に遠い場所)、対症選穴法(症状その場所)、神経分布選穴法などがあります。また、配穴法(ツボの組み合わせ)もあります。 中国鍼灸学は奥深いので、常に勉強を怠らず向上心を持って臨床治療に臨むよう心がけております。
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1 月 2021
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