大晦日のきょうはワンタンを作りました。
日本の方は中国人というと餃子というイメージが強いかと思いますが、 餃子は中国でも北の方の料理です。 私たちが生まれ育った上海では餃子を食べる習慣はなく、 ワンタン(馄饨)がなくてはならないソウル・フードです。 〝年越しワンタン〟と書きましたが、中国にそういう風習があるわけではありません。 ただ、いつも忙しくてなかなか料理の時間がとれないので、 年末年始のお休みを利用して大量にワンタンを作って食べ、 残りは冷凍しておこうというわけです。 上海のワンタンは具だくさんです。 エビ(ブラックタイガー)に豚のひき肉、 そして欠かせないのはナズナです。 ナズナは日本でも春の七草のひとつですね。 ミネラルやビタミン、食物繊維がバランスよく、しかも豊富に含まれています。 薬草としても知られ、 肝臓病や腹痛、下痢、便秘、さらに高血圧などに薬効があります。 そしてもうひとつ、キクラゲを入れます。 キクラゲはビタミンDの含有量では食品の中でもトップクラス。 カルシウムやリンの吸収を促し、骨や歯を丈夫にしてくれるので、 骨粗しょう症の予防に役立ちます。 また食物繊維も豊富で、なんとゴボウの3倍含まれているそうです。 ワンタンは茹でてから別に作ったスープに浮かべて食べます。 我が家ではスープは昆布と化学調味料無添加の鶏ガラスープの素を使って出汁をとり、 白だしで味を整えています。 スープにごま油をちょっと垂らして、ネギと香菜を薬味にします。 とてもおいしく、皮のつるんとした食感がたまりません。 真冬でも体がぽかぽかしてきますよ! 健身院は新年は7日の月曜日から診療を始めさせていただきます。 それでは皆さま、よいお年を。
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3月 2023
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