夏になり、裸足でサンダルを履きたい季節になりました。夏は、電車やオフィス、おうちの中でも常に冷房がある環境です。冷房は涼しくて快適ですが、足もとがすっかり冷えてしまいます…
中医学では「寒」は足からという言い方があります。「寒」とは風、寒、暑、湿、燥、火という大自然の六種の気候変化に属します。その六種の中の「寒」は陰邪気に属し、また、足の下にも陰に属します、昔から「涼頭温足」という養生訓があり、つまり足を暖かくします。 足は身体の末端に位置し、心臓から遠く離れていて、さらに足の皮膚は薄く、保温能力は低いことから足は冷えやすいのです。もし足に寒邪侵入したら、ヒザや腰の病気にもつながったり、心臓や、胃痛、月経不順、内臓の働きに影響を与えることもあります。また、足の健康は体や頭脳の発育のためにも重要です。「第二の心臓」とも言われています。足先の冷えは足や足指の運動をすることによって、冷えは予防することが出来ます。 足を冷えさせない方法はたくさんあります。いくつかご紹介したいと思います。 ※足指をしっかり動かして、縮む、伸ばす、揉むなど適度の刺激を加え、脚部の血流循環を促進させます。腰痛、肩肘痛などの原因の一つは足指の動きが少ないからです。 ※靴の選びもとても大事です。 小さすぎ、細すぎの靴は血流循環が悪くなります、さらに足の周りの空気層が少なく、保温効果も減ります。 ※年齢に適した靴、靴下。 例えば年齢によって靴の柔らかさ、 歩きやすさなどによって年齢に適した靴を選びます。靴下も脚汗かきの方は汗の吸湿性を重視し、脚乾燥する方は保湿性を重視し、快適に過ごせます。 ※寝る前に足湯をする。 寝る前足湯を15から20分くらい温める。そうすると血液の循環が促進され、早く眠れます。 ※寝る時、足にちゃんと布団をかけます。寒邪の侵入を防ぐため。 健康や予防のためにも、しっかり「温足」養生を試してみて下さいね。
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3月 2023
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