花粉症の季節が近づいています。
敏感な方は もう症状が出始めているかもしれませんね。 鍼は花粉症にも有効ですので、早めの対策をお奨めします。 花粉症はアレルギー疾患の一種です。 アレルギーとは、 人体に入ってきた異物(抗原といいます)を排除するために、 免疫機能が過剰に働いて人体に有害な反応を引き起こしてしまうことをいいます。 花粉にはもともと毒性はありませんが、 目や鼻の粘膜に付着すると抗原となり、 くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの 不愉快な症状を引き起こすのです。 日本でスギ花粉症が問題になってきたのは ここ40年ぐらいの話で、 杉の大量植樹や 大気汚染などとの関係が議論されています。 しかし、アレルギーの歴史はずいぶん古く、 紀元前27世紀にエジプトの王様が蜂に刺されて亡くなったのが最初の記録だそうです。 現代医学でいうとアナフィラキシーで、 象形文字で残っていたというから驚きます。 アレルギーには四つのタイプがあって、 花粉症はアナフィラキシーと同じ 「Ⅰ型アレルギー」に分類されます。 抗原が体内に入るとすぐに反応が始まるのが特徴です。 最近は薬剤による花粉症治療が 飛躍的に進んできました。 しかし、薬の服用には、眠気や喉の渇きなど様々な副作用がつきものです。 アレルギーを起こしやすい体質を改善して、 できれば薬依存から脱却したい、 あるいは症状を軽くしたいとお望みの方には 免疫バランスを整える鍼治療がお奨めです。 鍼治療によって活性化した 白血球の免疫細胞・マクロファージが、 抗原(この場合は花粉ですね)を食べて消化すると同時に、 抗原に関する情報を 別の免疫細胞(ヘルパーT細胞)に伝え、 このヘルパーT細胞がアレルギー反応が過剰にならないように調整します。 治療の時期としては、 発症してからだと遅くなりますので、 そろそろ症状が現れ始める今頃が一番適していると思います。 どうぞお気軽にご相談ください。
0 コメント
返信を残す |
カテゴリ
すべて
アーカイブ
3月 2023
|