女性、41歳、会社員。
主訴:ここ二週間に右の耳が塞がった感じ 現病歴:二週間前から右の耳が塞がった感じをして、聴こえも少し悪い。 発症から直ぐ病院で検査し、鼓膜や聴力に異常が見つからなかったという。 でも、耳の閉塞感がますます強くなり、鍼が効くと友人の紹介で来院した。 健身院での鍼灸治療の経過: 患者様はちょっと体が太め、頭が重く、全身が怠く感じる、足には少し浮腫み、舌の苔が白くて厚い、舌質紅、脈は弦滑。 治療法:除湿去痰開竅(痰と湿気を取り除く)1日1回、最初の三日間は連続、そのあと1日置きで鍼灸治療する。 3回目で耳の閉塞感が軽減し、10回終わる頃、閉塞感がなくなり、足の浮腫みも消え、体がかなり軽く元気が戻ったという。 鍼治療は一人ひとりの症状にあわせて、一番ふさわしい施術法を選ぶ必要がある。表里、虚実、寒熱、陰陽を弁証する上で選穴し、刺灸法を決める。 ここでツボを選んだわけを簡単に説明する。手足少陽経は耳の前後をめぐっている。そのため手少陽経の翳風、足少陽経の聴会などを遠近配穴として取り、少陽の経絡の通りを良くする。
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3月 2023
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