男性37歳、9月に来院された患者さまのケースです。
9月26日から舌が痺れ始め、左顔面に徐々に麻痺が出て翌27日にNTT関東病院に入院しました。 入院期間は10日間で、症状はまだ残っていたものの、 あとは経過を見守るしかないというので退院したそうです。 来院時の症状 味覚障害があり、まばたきができませんでした。 さらに、パピプペポが言いにくい、額にしわを寄せることができない、 頬を膨らますのが難しいなど、顔面鍼灸麻痺(ベル麻痺)に特徴的な症状が見られました。 左の肩と首はかなり凝っています。 健身院での鍼灸治療 中国語で「疏通経絡」、つまり気の通り道である「経絡」の流れを良くすることを重視しました。 口の横にある「地倉」、目の下にある「四白」や頬のやや下にある「頬車」、 眉頭にある「攅竹」などのツボに鍼治療を施しました。 さらに「活血祛瘀」といって血の巡りを回復させることを心がけました。 患者さんには大変ですが、最初は毎日通っていただきました。 その結果、4回目で味覚が正常に戻り、 6回目あたりから徐々にまばたきができるようになりました。 8回目の治療で水を飲んでもこぼさなくなり、パピプペポが言えるところまで回復し、 頬を膨らませることもできました。 11回目でほぼ顔全体の機能が回復しました。
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1 月 2021
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