1.捻挫(足関節内反捻挫)とは
関節が許容範囲を超えた動きをしたときに、 骨と骨とをつなぐ靱帯や関節を包む関節包が損傷を受けた状態を捻挫といいます。 「足をくじく」という言葉が使われるように 足を捻って起きる足関節捻挫、 それも足を着地させたときなどに内側に捻る足関節内反捻挫が大半を占めます。 2.捻挫の分類と鍼灸治療 捻挫は靱帯の損傷程度によって1度から3度まで3つのレベルに分けられます。 1度 靭帯が一時的に伸びる程度の損傷で、腫れも痛みも軽い捻挫です。 2度 靭帯の一部が切れた状態をいいます。普通の動きをしていても激しく痛みます。 機能障害がかなり大きく、外側のくるぶしの腫れが目立ちます。 3度 靭帯が完全に切れてしまった状態で、腫れも強く、関節が不安定な状態になります。 足関節をどの方向に動かしても、強い痛みが生じます。 以上3レベルのうち、1度と2度が鍼灸治療の適応となります。 3度の場合はまず整形外科に行っていただくのが最善だと思います。 そのうえで、治療後にまだ痛みが残っている場合は鍼灸で対応することができます。 中国医学では捻挫を、 損傷部位の血液の流れが滞ること(瘀血)により腫れ上がって痛みが生じ、 機能障害が起こっている状態だと考えます。 その原因は「筋絡不通」、 つまり「気」の通り道である経絡がスムーズに流れなくなり、 経絡に沿って分布する筋肉(経筋)が炎症を起こして血流を阻害することです。 経筋が正常に働かなければ関節の動きが悪くなってしまい、 人体は正常な姿勢を保つことができません。 そこで的確な鍼治療を行うことにより問題の解決を図ります。 3.健身院での鍼治療の特徴 当院の治療方針は、 鍼治療によって炎症を鎮め、痛みを緩和する「消炎止痛」を最優先に、 「疎筋活絡」、つまり経絡の流れをスムーズにして経筋のこわばりを取り去ります。 そうすることで血流が活発化し、症状の根治を図ることができます。 患者様それぞれの症状に応じて、 足の太陽経や少陰経などの経絡に属するツボから適切なものを選んで治療します。 症状によっては、 特に効果があるとされるツボ(特効穴)や、患部から離れたツボも使っています。 当院で鍼治療を受けた患者様の大半はすぐに痛みが軽くなったとおっしゃいます。 あくまで一般論ですが、 1〜2度の捻挫であれば5回から10回の治療で治すことができます。 |
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