1.動眼神経麻痺とは 動眼神経とは12ある脳神経のひとつで、第3脳神経とも呼ばれています。 中脳から発して眼球の周囲に分布し、 上まぶたを引き上げる役割を果たす筋肉や、眼球を動かす筋肉の動きを支配します。 この動眼神経の経路が何らかの理由で障害を受けると、 眼瞼下垂といってまぶたが垂れ下がったり、 眼球の動きが悪くなったりします。 また片側の動眼神経だけが麻痺すると両目の視線が一致しなくなり、 ものが二つに見える「複視」と呼ばれる症状が起きることもあります。 原因は糖尿病や高血圧による血流障害、外傷や脳腫瘍による神経の圧迫があげられます。 2.動眼神経麻痺の鍼治療 中国医学では動眼神経麻痺などの眼筋麻痺を「通睛」「神球将反症」と呼びます。 1800年前に著された古典医書「鍼灸甲乙経」「鍼灸大成」にも鍼治療の記載があり、 昔からこうした眼病を鍼で治していたことがうかがわれます。 特に原因がはっきりしない動眼神経麻痺や、 脳手術に伴う麻痺の場合は鍼治療が有効だと言われています。 複視は自然に治ることもありますが、 一般に動眼神経麻痺には早期治療が重要だとされています。 中国では、病院での(西洋医学的な)治療と鍼治療の併用も一般的に行われています。 3.高度な専門性を持つ健身院 当院では、患者様一人一人の症状に合わせて異なった治療法を採用しています。 麻痺を起こしているのが上直筋か下直筋か、あるいは内直筋なのかで、 それぞれ使うツボが違うからです。 こうした見極めには高い専門性と経験が必要となります。 また、目の周辺に鍼を打つことになるので、 熟練した技能がなければかえって危険であることはいうまでもありません。 中国の病院での治療実績を持つ鍼灸師が揃う当院が、 日本で動眼神経麻痺の治療ができる数少ない鍼灸院だと自負するゆえんです。 当院では、特殊な刺鍼法を使い、さらに電気パルスも組み合わせることで、 鍼の治療効果を最大限に引き出しています。 4.健身院での動眼神経麻痺治療例 【治療実例・1】 患者:54歳女性 原因不明の動眼神経麻痺のケースです。 来院された当初はまぶたが垂れ下がった状態が続いており、 片目が外側を向く斜視が原因で、ものが二重に見える複視の症状が出ていました。 病院でMRIなどの検査を行いましたが、原因がわからなかったとのことでした。 病院からはビタミン剤を処方されましたが、10日を過ぎても一向に症状が改善せず、 お知り合いから当院をご紹介されたとのことで来院されました。 およそ二ヶ月半の鍼治療で斜視が消え、複視もなくなって完治しています。 ※施術効果には個人差があります。 【治療実例・2】 患者:48歳男性(トラック運転手) 交通事故による頭部外傷が原因で、 左目のまぶたを開けることができなくなり、眼球も動かなくなった患者様です。 複視も発生していました。 病院ではしばらく様子をみようということになったそうですが、 1ヶ月過ぎても症状が改善しないため、当院の治療を受けることになりました。 当院で6回の鍼治療を行なった後にまぶたが少しずつ開くようになり、 眼球の動きもよくなってきました。 およそ1ヶ月の治療でまぶたが完全に開き、眼球の動きも正常になって、 複視もほとんどなくなりました。 目覚ましい治療効果が見られたケースで、 患者様ご本人も大変感動なさっていました。 ※施術効果には個人差があります。 |
※詳細は下の画像をクリックしてください
診療時間
平日AM11:00 ~PM9:00 土曜日AM10:45〜PM5:00 予約制 平日最終受付PM7:30時まで 土曜日最終受付PM3:00時まで 休診日 日・祭日 住所 渋谷区渋谷1丁目24-5 ドクターズビル8F JR渋谷駅東口より徒歩3分 地下鉄で出口B2より徒歩1分 明治通りに面した最上階です TEL : 03-3498-6788 |