1.アキレス腱炎とは…
アキレス腱の炎症や、腱が部分的な断裂を起こしている状態をアキレス腱炎、 場所によってアキレス腱周囲炎と呼びます。 主な原因はスポーツなどによるアキレス腱の酷使です。 腱の付け根から2〜6cmの場所が痛み、運動した後に痛みが増すのが特徴です。 特に爪先立ちや足首の関節を下に伸ばす底屈のときに痛みが激しくなります。 発症してすぐに適切な処置を受けると痛みは治まりますが、 まだ充分回復していないのにスポーツや仕事でアキレス腱に負担をかけ続けると 症状が慢性化してしまいます。 悪化すると日常生活にも支障をきたすことがありますので注意が必要です。 2.アキレス腱炎の診断と治療 アキレス腱炎(アキレス腱周囲炎)の診断にレントゲン検査はほとんど役に立ちません。 触診をして疼痛や腫れ、圧痛がどこで起きているのかを見極めて判断します。 アキレス腱滑液包炎を起こしている場合は、 アキレス腱の踵骨側の付着部や外側が腫れて親指の頭ぐらいの大きさの瘤ができます。 アキレス腱炎とアキレス腱断裂とをきちんと見分けることも重要で、 施術者のキャリアと技量が問われます。 病院での治療は、 まず患部のアイシングを行なったうえで安静を保つようにするのが一般的ですが、 三ヶ月以上治らない場合は手術が必要になることもあります。 一方、中国医学では、 アキレス腱炎を経絡(人体の気の通り道で、主要なもので12本あります)学説に基づき、 足の少陰経筋病、足の太陽経筋病に分類するのが一般的です。 原因となる経絡が違えば、治療に使う経穴(ツボ)も違ってきます。 3.健身院の治療の特徴 アキレス腱(周辺)が痛む場合、鍼灸治療は抜群の効果を上げます。 健身院では、アキレス腱炎、アキレス腱周囲炎、アキレス腱周囲滑液包炎に対して、 次の二つの治療方針で臨みます。 ○行気活血 体内の「気」のめぐりをよくすることで、 血流を活性化する。 ○通絡止痛 経絡が詰まると痛みを生じるので 経絡を開通させることで鎮痛を図る。 こうした目的で、主として局部的な鍼刺激を与えます。 特に痛みの強い場所や圧痛部位を中心に 周囲を囲むように鍼を打つ「囲刺」等の刺鍼テクニックを駆使します。 足少陰経筋病の場合は通谷、然谷、太溪などの経穴(ツボ)の使用が効果的です。 足の太陽経筋病の場合には束骨、京骨などの経穴が有効です。 必要に応じて鍼に断続波通電をするとさらに効果が上がります。 当院のカルテによれば、アキレス腱痛の患者様で急性の場合は、 ほとんどが毎日1回計5回ほどの鍼灸治療で痛みを取り去ることができます。 慢性化している場合は、10回以上かかることもありますので御承知おきください。 |
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診療時間
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