前立腺炎
慨説
前立腺炎とは、前立腺が炎症を起こした状態で、
あらゆる年代の男性に起こります。
前立腺炎には急性前立腺炎と慢性前立腺炎の二つがあります。
急性前立腺炎は大腸菌が原因のことが多く、
慢性前立腺炎ではクラミジアや弱毒性細菌が原因のことが多いようです。
急性前立腺炎は、尿道から侵入した細菌が前立腺に感染しておこる病気です。
前立腺が炎症のために充血してはれあがります。
前立腺肥大症や糖尿病に合併して起こることも多い傾向があります。
慢性前立腺炎は前立腺の炎症が慢性的に続いている状態で、
男性にとって一生に一度は前立腺炎を経験すると言われています。
また慢性前立腺炎は慢性細菌性前立腺炎、非細菌性前立腺炎、
前立腺痛の3タイプに分類できます。
急性前立腺炎の症状は急に発症する発熱、頻尿、排尿痛などです。
慢性前立腺炎の症状は残尿感、頻尿、排尿痛、射精前後の痛み、
排尿時違和感、会陰部や下腹部の鈍痛や不快感があります。
尿検査では尿中に白血球が多数出現します。
直腸診では前立腺に触れると圧痛を訴えます。
前立腺マッサージをして出てくる前立腺分泌液に白血球を認めます。
時に細菌も陽性になります。
西洋医学の治療と限界
西洋医学では急性・慢性前立腺炎の治療の中心は抗生物質です(ニューキノロン剤など)。
その他、症状を和らげる働きのあるセルニルトンという薬などを投与します。
慢性前立腺炎では、4-12週間程度抗菌剤を長期内服します。
前立腺マッサージでたまっている膿性分泌物を排出させます。
急性前立腺炎はきちんと治しておかないと治りにくい慢性前立腺炎に移行します。
西洋医学では慢性前立腺炎はなかなか治りにくい病気とされます。
中医学の前立腺炎に認識と治療
前立腺炎は中医学の中では"淋証"に分類されます。
一般的に、虚弱体質気味にしている、腎気が不足していて、
お酒や脂っぽい物を好んで、体に湿熱がこもり、
気血が凝滞になっているとき、本病が発症します。
前立腺炎のハリ治療は1970年代から重視され、大きい発展を遂げました。
例えば電気バリ、レーザーツボ照射などの有効なツボ刺激法、
新しい前立腺炎に有効なツボの発見、また前立腺炎のハリ適応症の確立などがあります。
健身院の治療の特徴
我々は会陰部や下腹部の鈍痛や脹りや不快感、
頻尿や残尿感、性機能減退など症状のある者を適応症にします。
ハリ治療の有効率は90%程です。
急性期は清湿熱療法を、慢性期には補腎陰療法を主にします。
主な取穴は:前立腺穴、会陰、腎兪、気海、中極、秩辺など。













