痛風

痛風とは尿酸の結晶が血中や関節内に溜まり、痛みが発症する病気です。
尿酸は、食品に含まれるプリン体が分解されたときの副産物として生成され、
加えて体内で自分の細胞を分解するときにも生成されます。
このため、痛風は高尿酸血症が原因不明のきっかけで発症することが多いです。
ある日突然、足の親指の付け根が激痛に襲われ、たちまち赤く腫れてしまい、
ちょっと車が通り過ぎる音だけでも足に響き、新たな激痛を覚えます。
まさに字のごとく「風が当たっただけでも痛い」のが痛風です。
症状
初期症状は、足の親指の付け根に発症するケースが一番多く、
その他は足首の関節、膝関節、アキレス腱、くるぶし、手の関節などに起こることもあります。
発症時は痛みが激しく、数日から二週間程度で症状が消失し、関節機能も回復します。
しかし、痛みが消えたからといって、痛風が改善されたわけではありません。
体の中でゆっくりと密かに症状が進行しています。ですから、痛風にかかったら適切な治療が必要です。
痛風は男性に多く見られる病気です。
西洋医学の治療での限界
痛みを軽減し、炎症をコントロールします。
痛風の治療薬は、目的によって次の3種類に分類できます。
・尿酸排泄促進薬
・痛風関節炎の治療薬
・尿酸生成抑制薬
ただし、尿酸排泄促進薬は一時的に尿中の尿酸量が増えるので、 尿路結石を起こす可能性があります。
痛風の予防
1.生活習慣の改善
・プリン体の摂取を少なくする
・尿をアルカリ化する食品を取る
・水分を多く取る
・アルコールを控える
2.運動療法
軽めな有酸素運動(ウォーキングなど)、激しい運動で筋肉に発生する乳酸は、腎臓から尿酸を排出するのを防ぎます。
健身院での治療方法
中医学では痛風は「痺症」に属します。
痛風は「風」と関係しているので、主に「風」を取ることに力を入れます。
中医による痛風の弁症は二種類に分けられます。
1.急性期に相当します。関節は赤く腫れ上がって、激しい痛み、全身発熱を伴い、
尿は黄色く便は固く、舌は赤く苔は黄色いのが特徴です。
2. 関節の奇形を伴う慢性期に相当します。関節の疼痛が固定してて、
皮下結節があり、刺されるような痛みがあり、腰痛も伴います。
舌は暗い紫色、脈は細く(脈が糸のように細い)、弦(琴の弦を按じるような脈)。
治療法
まずは疎筋通絡(塞いだ経絡を開通する)。
急性関節炎期(風湿熱型)は主に体の溜まった熱と湿を除去します。
慢性期(痰瘀痹阻型)は祛瘀化痰(痰を除く)、益腎養心(腎臓をよくして、心を養う)。
痛風を治療するツボ
代表的なツボ
1,足の親指が痛い場合
阿是穴(痛い場所)、八風(足の指の付け根それぞれの指にこのツボがあります)、内庭(足にあり)、太冲(足の甲にあり)
2、足の踝関節が痛い場合
阿是穴(痛い場所)、崑崙(外踝とアキレス腱の間)、丘墟(足の甲)、解溪(足の関節)、太溪(内踝の下)
3.手の関節痛い場合
阿是穴(痛い場所)、八邪(8本の指の関節に有り)、三間(前腕に有り)
4.腕関節痛い場合
阿是穴(痛い場所)、阳池(手首の表にあり)、阳溪(手首の表にあり)、合谷(親指と一差し指の間)
5.膝関節痛い場合
内外膝眼(膝の下)、阳陵泉(膝の下外側)、梁丘(膝の上)、委中(膝の裏)、膝阳関(膝の外側)、足三里(膝下の外側)。













