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中国鍼灸 健身院

メニエール病とメニエール症候群

メニエール病とメニエール症候群

メニエール病とメニエール症候群

メニエール病とは、
目が回るような激しい眩暈(めまい)と、
難聴、耳鳴り、耳閉感の四症状が繰り返し現れる内耳の疾患です。
フランスの医師、プロスペル・メニエールが、
1861年、眩暈のなかに内耳に起因するものがあることを報告、
以来、メニエール病と呼ばれるようになりました。
当院では、メニエール病に対する鍼治療を行なっています。

1.メニエール病とメニエール症候群

メニエール病を発症すると、
以下の四症状が同時に、しかも繰り返し起きます。

(1)眩暈 (立つこともできないほどの眩暈が数十分以上続く)
(2)難聴 (特に低音が聞こえにくい)
(3)耳鳴り
(4)耳閉感

これらの症状はいったん治まっても再発し、
数日から数ヶ月間隔で繰り返されるようになります。
発作に伴う付随的な症状として、
吐き気、冷汗、動悸、顔面蒼白、温感異常などが起きます。
メニエール病は40代で発症することが多く、
男性に比べて女性の患者がやや多い傾向にあります。

メニエール病の原因は内耳の内リンパ水腫です。
一方、内耳に内リンパ水腫がないものの
メニエール病とよく似た症状が起きることもあり、
これは「メニエール症候群」と呼ばれています。
メニエール症候群の原因には諸説あって、
内耳の自律神経の異常だとする説、
血行不全や迷路内リンパ圧の昂進が原因だとする説、
アレルギー説や水分代謝の異常説などですが、
いまはまだ充分に解明されていません。

2.西洋医学の治療法とその限界

メニエール病に対する西洋医学の対応は薬物療法が中心です。
対症療法として
利尿剤、ステロイド剤、精神安定剤、ビタミンB12等が投与され、
症状がひどい場合には、
入院したうえでこうした薬剤の点滴を行ないます。
メニエール病は進行してしまうと治す事が難しいため、
早期に発見し治療することが重要になります。
メニエール症候群に対しても
主として薬物による対症療法が行われています。

しかし、メニエール病やメニエール症候群は反復することが多く、
薬物による対症療法だけでは限界があります。
中国で行われた臨床実験では、
西洋医学による治療と同時に鍼灸治療を行なうと
より高い治療効果があがることが明らかになっています。

3.中国医学のメニエール病に対する考え方

中国医学では、

メニエール病やメニエール症候群は 「眩暈」の範疇に属すると考えられており、
原因は以下の三つだとされています。

(1)腎の陰が不足し、肝の陽が亢進すること
(2)体の気血が不足すること
(3)体に湿気が集まり、痰を生じること

肝の陽が上亢している人は顔が紅潮し、頭痛などが起きます。
気血が不足している人は疲れを感じ、気力が衰えます。
痰湿の人は体が怠く、頭が重い、腹が張るなどの症状があります。

4.健身院の鍼灸治療

当院では「通調清竅」をメニエール病治療の原則としています。
「清竅」とは、耳・目・鼻・口など頭部にある穴をいいます。
「通」は流通、「調」は調整ですから、
メニエール病の場合は、
耳から脳髄に通じている道が
スムーズに通じるように調整するのが「通調清竅」です。
選穴法(治療に使うツボの選び方)としては、
手、脚の「少陽経」にあるツボを中心にしています。
少陽経とは手なら甲がある表側の真ん中、
脚なら外側の真ん中を流れている経絡(気の通り道)のことです。
そのうえで症状に合わせて、
背骨の両側に並んでいる「背兪」のツボ、
脚の内側の真ん中を流れる「厥陰経」、
脚の外側後ろを流れる「太陽経」のツボを選びます。

健身院で治療に使うツボの主なものを挙げます。

率谷:
耳尖の直上1.5cmくらいの指で触ると陥凹になる所です。
浅側頭動静脈の頭頂枝があり、
耳介側頭神経と大後頭神経の吻合枝が分布しています。
偏頭痛、嘔吐、めまい、耳鳴りなどに効きます。

風池:
胸鎖乳突筋と僧帽筋の上端との間にあります。
後頭動静脈があり、小後頭神経の枝が分布しています。
頭痛、眩暈、項頚部の強ばりと疼痛、目の充血や疼痛、
鼻炎、肩背痛、発熱、耳鳴り、癲癇などに効きます。

聴宫:
耳珠前方にあり、口を開けた時にできる陥凹部です。
顔面神経と三叉神経の耳介側頭神経が分布しています。
耳鳴り、難聴、中耳炎、歯の痛みに効きます。

中渚:
手の甲の第4・5中手骨間にあり、
中手指節関節後方の陥凹部です。
頭痛、目の充血、耳鳴り、難聴、のどの腫れと痛み、
熱病、肘や腕の痛み、手指の屈伸困難に効きます。

太衝:
足の甲の第1・2趾接合部前方の陥凹部にあります。
頭痛、眩暈、顔面神経麻痺、不眠症などに効きます。

中国鍼灸治療は眩暈に対して優れた効果を発揮しますが、
患者さんは平素から充分に休息をとることを心がけてください。
また痰濁を原因とするメニエール病の場合は、
食事に気をつける必要があります。
食べ過ぎは禁物、脂の強い食べ物は避けるようにしましょう。

当院では西洋医学の治療と鍼治療との併用をお奨めしています。
中国での臨床実験でも明らかなように、
薬物治療と鍼治療を組み合わせることで早い治癒が期待できます。

 

健身院の得意分野

  • 顔面神経麻痺と鍼灸治療
  • 突発性難聴
  • 顔面痙攣と鍼灸治療
  • 脊柱管狭窄症と鍼灸治療
  • うつ病と鍼灸治療
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