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被災地でボランティア

2011年08月12日


今日は岩手県宮古市の田老地区を訪ねました。
3月11日の東日本大震災で、
大津波によって壊滅的な被害が出たところです。
いまも多くのお年寄りが
仮設住宅で暮らすなど不自由な思いをしていらっしゃいます。
そうしたなかで体調を崩したり、
重い疲労を溜め込んだりしているお年寄りも少なくありません。
少しでもそうした人たちのお役に立てればというので、
ボランティアで鍼治療を行いました。

田老を訪ねたのは、
市立田老診療所のたった一人の医師、黒田仁先生を
家族が仕事の関係で知っていたことがきっかけでした。
黒田先生は診察のとき、患者さんに頼まれると鍼を打つそうです。
友達が驚いて尋ねると、
鍼灸を正式に習ったことはないけれど、
鍼を打つとお年寄りが喜ぶので続けているというお話だったそうです。
そこで、私が鍼治療のボランティアで田老にうかがい、
先生に鍼灸についてのアドバイスをするという話になりました。
もっとも、
見よう見まねだと謙遜されてはいますが、
黒田先生の鍼はさすがにお医者さんらしくツボを押さえていて、
いまさら私がお教えすることなど何もありませんでしたが...。

田老に着いて最初に治療したのは七十代のご夫婦です。
ご主人は震災後に首を傷めて、ずっと治らないままきていました。
首から肩にかけて強張っていて、私が触るだけでも痛かったようです。
治療するにはかなり回数が必要だと思いましたが、
私が診てさしあげられるのは一度だけなので、精一杯がんばりました。
奥さんの方は膝と肩と腰を傷めて苦しんでおられましたが、
膝は治療終わったときには痛みが消え、
「膝が曲がるようになった」と大変喜んでいただきました。
当初は一人でも多くの患者さんを治療するため、
一人当たりの治療時間を15分としてスケジュールを立てましたが、
東京では珍しいほどの重症の方が多く、
少しでも楽になっていただきたいと思えば、
どうしても20分以上かかるので予定が遅れがちになってしまいました。
黒田先生のお話では、
田老では年をとっても畑仕事や浜仕事で忙しい人が多く、
都会の人とは体の動かし方が全然違うのだそうです。
でも、みなさん、とても明るい方が多かったのが印象的で、
津波に襲われた恐ろしい経験も
まるで他人事のように淡々と話されるのが凄いと思いました。
親しい方を亡くしているのに、
ここでは津波がくる前に逃げないほうが悪いとあっさりしたものです。
八十二歳のおじいさんは、私が長生きですねというと、
長生きのおかげで津波にあったと笑いながら話してくださいました。
本当に東北のお年寄りは逞しく、なんだか私もパワーをいただきました。

13人の患者さんの治療をして、
帰りには見違えるほど腰が伸びていたお爺さん、
くしゃくしゃになった千円札をどうしても受け取ってくれというお婆さん、
(もちろん固辞しましたが...)
お金を出すからまた来てほしいとおっしゃる方もいらっしゃいました。
何かと辛い思いをしている方々に大変喜んでいただいて、
私も来た甲斐がありました。
写真は黒田先生との鍼談義の様子です。
黒田先生、貴重な経験をさせていただき、有難うございました。


姚より

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