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顔面神経麻痺の鍼治療例 20代女性の場合

今回ご紹介したいのは

ラムゼイハント型の顔面麻痺についてです。

当院には顔面麻痺の患者さんが多くいらっしゃいますが、

一口に顔面麻痺といっても

「ベル麻痺」「ラムゼイハント麻痺」の二種類があることは

あまり知られていません。


この二つの顔面麻痺がどう違うかといいますと...


★「ベル麻痺」は単純ヘルペスウイルスの活性化によるもので、

 発症してすぐに鍼治療を開始すれば、

 一ヶ月から、長くても数ヶ月のあいだには、

 95%以上の患者さんがほぼ完全に治癒します。

 予後も良好です。


★それに対して、「ラムゼイハント麻痺」は、

 帯状疱疹ウイルスが原因で起こる顔面麻痺で重症化することが多く、

 完治率は65%に留まり、後遺症が残りやすいのが特徴です。


患者さんの顔面麻痺が二つタイプのどちらなのか、

私たちは次のような方法で診断をしています。


最もわかりやすいのは、

ラムゼイハント麻痺では

耳たぶの周囲に帯状疱疹による皮疹(水疱)が見られ、

強い痛みを生じることです。

さらに耳鳴り、難聴、めまいが合併している場合は、

ラムゼイハント型とみてまず間違いありません。

麻痺の程度がベル麻痺に比べて強いのも見逃せない特徴です。


前に書いたように

ラムゼイハント麻痺の場合は

単純ヘルペスウイルスによるベル麻痺に比べて治りが悪く、

後遺症を残す確率が大きいことで知られています。

しかし、早期発見・早期治療を行えば、治癒の可能性が高まります。

20回ほどの治療でほぼ治った実例をご紹介しましょう。



患者さんは20代の若い女性でした。

去年の10月27日から酷い頭痛に悩まされ、

一週間後の11月3日に顔面麻痺を発症しました。

その翌日から8日間、治療のため病院に入院。

病院ではステロイド剤の点滴を受け、

抗ウイルス薬を併用していました。

退院の2日前から当院に通い始め、鍼治療を行なっています。


来院されたときの症状は、

口が乾きやすく、耳鳴りがあり、

口は右側に歪んで動かせず、左目は開いたままになっていました。

「舌苔薄黄」(舌の苔の色が薄黄色)で、「数脈」(脈が早い)。

中国医学ではこうした症状を「風熱の邪気に侵された」と考えます。

治療方針としては「風活絡」、

つまり、風の邪気を体から追い出し

経絡(気の通り道)の流れをよくすることを中心に、

さらに「清熱解毒」(体の熱を追い出す)を心がけました。

主なツボは次の通りです。


「風池」(耳の後ろと後頭部の間)、

「頬車」(頬を膨らませたとき一番膨らむ場所)、

「地倉」(口角のすぐそば)、

?竹」(眉頭)、

「合谷」(手の親指と人さし指の間)


最初8回目の治療まではあまり症状の変化はありませんでしたが、

9回目に耳の痛みが消え始め、目も少し動くようになり、

口も少し動かせるようになりました。

当院では顔面麻痺の患者さんに

「アイウエオ」を発音してもらうことで症状を判断するのですが、

まず「イ」が発音できるようになりました。

以降、少しずつ「ア」「ウ」「エ」「オ」も言えるようになり、

現在は上唇に少し固い感じが残っているものの、

ほぼ発症前の状態に近いところまでこぎつけました。

この患者さんの場合、

発症から6日という早い時点で鍼治療を始めたことが

症状の改善に大きな意味があったと考えています。

まだ通院中ですが、あとひと頑張りで全快しそうです。



姚より

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